• よこはましゅたいなーがくえん
  • 横浜シュタイナー学園

  • Yokohama Steiner School
  • 種別その他(保育園、認定こども園、NPO法人立の学校等) 地区関東地区
  • 主な活動分野その他の関連分野

所在地 〒226-0016 神奈川県横浜市緑区霧が丘3-1-20
電話番号 045-922-3107
ホームページ https://yokohama-steiner.jp/
加盟年 2011

2021年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)







### ここからインデックスセクション:年次更新時に次年度報告書に移すこと ###

横浜シュタイナー学園ページ:インデックス

活動報告(一部活動計画書も含まれます)

  1. 2021年度活動概要(報告)
  2. 2020年度活動概要(報告)
  3. 2019年度活動概要(報告)
  4. 2018年度活動概要(報告)
  5. 2017年度活動概要/2018年度活動計画(PDF)
  6. 2016年度活動概要/2017年度活動計画(PDF)
  7. 2015年度活動概要/2016年度活動計画(PDF)
  8. 2014年度活動概要/2015年度活動計画(PDF)
  9. 2013年度活動概要/2014年度活動計画(PDF)

活動計画

  1. 2022年度活動計画
  2. 2021年度活動計画
  3. 2020年度活動計画
  4. 2019年度活動計画

横浜シュタイナー学園のユネスコスクール活動の紹介

  1. 横浜シュタイナー学園のユネスコスクール教育活動の紹介
  2. ユネスコスクールとしての連携

ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト助成採択実績

  1. SDGsアシストプロジェクト助成採択実績一覧

ユネスコスクール定期レビュー

  1. 2022年度ユネスコスクール定期レビュー

学園が起草に携わったユネスコスクール神奈川宣言

  1. 第4回ユネスコスクール神奈川県大会採択 ユネスコスクール神奈川宣言

横浜シュタイナー学園のユネスコスクール活動公開資料集

横浜シュタイナー学園のユネスコスクール活動公開資料集
  1. 冊子『変容につながる16のアプローチ』
  2. 冊子『横浜シュタイナー学園 サステイナブルスクール報告書』
  3. 冊子『キラリ発進!サステイナブルスクール ~ホールスクールアプローチで描く未来の学校~』
  4. 第2回ユネスコスクール神奈川県大会報告
  5. 冊子『2014年ユネスコスクール世界大会記念 ユネスコスクールESD優良実践事例集』
  6. 冊子『ユネスコスクールの今 ― ひろがり つながる ESD推進拠点』
  7. ESD推進のためのユネスコスクール岡山宣言(仮称)に託すメッセージ

Yokohama Steiner School – English Documents

  1. Yokohama Steiner School – English Documents

横浜シュタイナー学園 2021年度活動概要

ここ数年、教育現場へのITC機器の導入が一気に加速してきていますが、私たちは一貫して、言葉と感覚を通じて教員と子どもたちがダイナミックに関わり合う教育スタイルを堅持しています。
小中学生、とくに低学年の子どもたちの成長段階では、諸感覚の育成と統合、想像力(イメージ想起力)とそれに結びついて発展する豊かな情操、それらの活動から結果的に引き出されていく生きた倫理感覚等々を豊かに育てていくことが重要です。このような、人としての根幹をこの時代に健全に築くことが、いま世界が問いかけている持続可能性へのもっとも確実な答えだと私たちは考えています。
そこで私たちは、SDGsやESD for 2030への取り組みを〈世界の全体性を人間に取り戻す教育アプローチ〉と捉えなおし、学びを芸術的に編成することでそれを実現しています。
本活動報告では、ユネスコスクールの重点3分野*のなかの「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」に関連する活動に焦点を当てたいと思います。なお、本学園の教育活動と重点3分野との関連についての詳細は、本学園の『サステイナブルスクール報告書』をご参照ください。

* ユネスコスクールの重点3分野

  1. 地球市民および平和と非暴力の文化 (GCED)
  2. 持続可能な開発および持続可能なライフスタイル (ESD)
  3. 異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重
  1. 横浜北部最大の里山での環境保全活動


    里山の自然環境保全活動を終えて帰路につく

    新型コロナウイルス感染が広がって2年目を迎え、いろいろな制約はあるものの、日々の学びはほぼ平常を取り戻しました。その中で新しい展開を見せた活動に、7年生(中1)の園芸の授業があります。6年生から8年生にかけて取り組む園芸は、本学園のカリキュラムの特色のひとつです。
    これまで園芸の活動は、学園の園庭での作業のほかに、横浜市緑土木事務所の要請を受けて結成した十日市場西田公園愛護会の活動を通じて行ってきましたが、今年度から、本学園に隣接する横浜北部最大の里山である新治市民の森を保全する活動が加わりました。
    67.2ヘクタールの広さを誇る新治市民の森は、神奈川県内では、箱根、丹沢に次ぐ生物多様性に富む豊かな森として知られています。横浜市はその一部を里山公園に指定し、にいはる里山交流センターを設置しています。同センターの指定管理者である指定管理者のNPO法人新治里山〈わ〉を広げる会を始め、新治市民の森愛護会などの複数の団体がこの広大な森の保全に取り組んでいます。
    新治里山〈わ〉を広げる会のご協力をいただき、今年度より、本学園の7年生(中1)が里山の保全活動を体験しています。生徒たちが手始めとして取り組ませていただいたのは、里山の生態系に侵入してくる外来植物の駆除作業でした。保全に関わるボランティアの高齢化が進むなか、急勾配傾斜地に侵入したセイタカアワダチソウを引き抜く作業はお年寄りにはたいへんです。そんな事情もあり、身軽な7年生にこの仕事が託されました。最初は急斜面にひるんだ生徒たちも、里山型の生物多様性を守るという外来植物駆除の意義について説明を受け、がぜん張り切りました。斜面にとりついて抜いていくコツもすぐにつかみ、成果が目に見えて上がっていく楽しさもあって、仕事はどんどんはかどりました。後日、学校の休み時間に、学校の隣にある公園の斜面に群生したセイタカアワダチソウを抜いている生徒たちの姿がありました。
    学園はこれまでも、谷戸の湧水を使った稲作を行ったり(3年生)、竹林の竹を切り出して家を建てたり(同)、豊かな自然を活用した生きた学びを実践してきましたが、今年度から農学を修めた専門の教員が園芸の授業に入ったことで、園芸のカリキュラムを環境保全活動と結び付けてアレンジできるようになったことから、このプロジェクトは実現しました。横浜市から事業委託されている新治里山〈わ〉を広げる会にとっては、学園を教育支援することが教育支援事業の実績につながり、学園の生徒たちには生きた生態系の学びとなり、地域にとっては里山保全につながるという“三方ヨシ”の活動を、来年度以降も継続していく予定です。

    【参考】
  2. SDGsアシストプロジェクト「体験型『暮らしと仕事』学習プロジェクト」

    2020年申請の第11期SDGsアシストプロジェクト「循環型社会理解の基礎となる体験型『暮らしと仕事』学習プロジェクト」は、新型コロナウイルス感染拡大のために年度内に予算執行できず、2021年度へと年度を越して終了しました。
    このプロジェクトは、前項に記した豊かな里山の環境を生かし、自然と人の営みが循環する里山の学びを「暮らしと仕事」という年間カリキュラムに織り込んで実施しているものです。このカリキュラムを通じて子どもたちは、牧畜、農、住、職人の仕事と生活のつながりを年間にわたって体験しました。このプロジェクトは今後も継続していく予定です。

    【参考】

    第11期SDGsアシストプロジェクト
    横浜シュタイナー学園「循環型社会理解の基礎となる体験型『暮らしと仕事』学習プロジェクト」

  3. イスラム教、イスラム文化の学び

    7年生は世界史の時間に行った世界の宗教の学びのなかで、イスラム教について学びました。パキスタン出身のイスラム教徒である英語科のサラ先生に、イスラム教について話していただきました。そのお話を通して、イスラム教は行いを重んじる高いモラルに基づいた宗教であることを知り、生徒たちはイスラム教への関心を深めたようです。お話の後では、多くの質問が飛び交っていました。

  4. その他(保護者の活動など)

    文部科学省のサステイナブルスクール事業を通じたご縁から、日本学術会議のESDと人材育成の推進分科会・ESD/SDGsカリキュラム小委員会に、学園ユネスコスクールグループのメンバーで卒業生保護者の石原靖久が委員として参加しました。石原は、本職の海洋技術者の仕事の関係から、地球規模の気候変動に関する研究を独自に続けてきました。公開ワークショップ『Future Earth 持続可能な社会の創り手を育てる学び~海の学び、ESD/ SDGsの学びを豊かに~』にも登壇させていただきました。

以上をもって、昨年立てた活動計画の多くが達成されたことをご報告いたします。

以上、2021年度活動概要(年次報告)


来年度の活動計画



横浜シュタイナー学園 2022年度活動計画

次年度も引き続き、〈世界の全体性を人間に取り戻す教育アプローチ〉を意識したホリスティックでサステイナブルな学びを、より豊かに展開します。以下は、とくにESD分野で重点的に取り組もうと考えているプロジェクトになります。

  1. 横浜北部最大の里山での環境保全活動

    2021年度に続き、2022年度も重点的に取り組んでいきます。新たな活動としては、谷戸田の保全活動への参加があります。本学園は3年生でも稲作を体験しますが、より専門的な知識と体験を通じて日本の稲作文化を探求し、里山の環境との関わり、気候変動との関わりなども学びます。現時点では、以下を予定しています。

    • 5月:畔付(くろつけ)
    • 6月:田ノ草取り
    • 10月:稲刈り

    また、横浜動物園ズーラシアが保護活動を行っている、横浜ではここにしか生息が確認されていないツチガエルの調査を行うことも検討しています。カリキュラム上、この活動の位置づけが「園芸」であることとのバランスを取りながら計画していきます。

  2. 体験型『暮らしと仕事』学習プロジェクト

    毎年の継続プロジェクトとして、2022年度もしっかりと取り組みます。第13期SDGsアシストプロジェクトにも申請します。

  3. カリキュラム研究

    「サステイナブルスクール報告書」にまとめた、学年を越えて展開していく「化学・農業実習を通して地球環境を学ぶ」のような独自カリキュラムの研究を行い、継承すべきものがあればしっかり継承できるように学習資料や研修プログラムづくりを行います。ゆくゆくは、他校とのシェアリングも可能になればと考えています。

  4. その他

    2021年度の活動計画に準じます。
    2021年度活動計画

以上、2022年度活動計画


横浜シュタイナー学園のユネスコスクール教育活動の紹介

わたしたちの教育は、学校運営も含めた教育活動全体がESDと一致していると考えられるため、日常の活動を継続深化していくことが活動の軸となります。以下はその活動の一端の素描となります。

  1. 国際ヴァルドルフカリキュラムに基づく教育実践

    子どもの学年ごとの成長発達の質的な変化への洞察に基づいた国際ヴァルドルフカリキュラムを日本の文化にあわせて再編成し、教科間の連携を学期ごとに調整しながら、縦軸(異なる発達段階間の相関性)と横軸(教科間の相関性)の両面にわたる有機的な全体性を備えたESDを実現しています。その実現のために、教員同士が密度の高いコミュニケーションを保ち、保護者に対しても毎月のように説明の場を設けています。

  2. 教授法の特徴

    以下のような教授法を用いています。

    • 授業の始まりに身体を活性化する時間をとり、子どもたちが目覚めた意識で授業に入っていけるようにする。
    • 授業内容を物語に仕立てるなどして、具体的なイメージをもって子どもたちに伝える。
    • 詩の朗唱、歌や器楽演奏、身体表現、クレヨンや色鉛筆、水彩や粘土などを用いた芸術的な取り組みを通常の授業のなかに織り込むことで、授業内容を深く主体的に受け取れるようにする。
  3. 文化的多様性への受容力を育む二カ国語教育

    英語と中国語の二カ国語を1年生から学び、異なる言葉のなかに生きている固有の文化の質を感じ取り、多様な文化に開かれた感性を育む。

  4. 手から学び〈意志〉の領域を育む

    編み物や裁縫などを行う「手仕事」の授業に男女問わず多くの時間を費やす。手仕事は地味な科目だが、細かな作業の地道な積み上げによって、自らの手から実用的な作品が生み出される喜びが身体感覚と結びつき、それらの経験が深く根を下ろしていく。この経験の積み重ねによってどんなことにも粘り強く取り組む意志力が培われ、獲得された器用さと相まって、すべての学習を支える前向きな意欲を生み出す。何もないところから物をつくりだす体験の積み重ねは、「ないものはつくればよい」という創造的な生き方を育むことにつながっていく。

  5. 事象の背後に働いている様々な法則を体感する取り組み

    言葉や音楽の法則、幾何的な法則を、描いたり、体全体で動いたりすることで、それらの法則を体験として掴み取るアクティビティーに数多く取り組む。

  6. ロールプレイ活動による内面の涵養

    演劇活動をたくさん行う教育文化が育まれている。ロールプレイを通して異なるパーソナリティの内面を洞察する力が育っている。また、上級学年では、本格的な舞台づくりにも取り組み、異なる才能が役割を分担して大きな事業をかたちにする体験をもつ。


ユネスコスクールとしての連携

横浜シュタイナー学園は多くの団体や個人と連携しながら、ユネスコスクール活動を展開しています。ここでは、その主要なものをご紹介します。

  1. サステイナブルスクール(ESDの深化による地域のSDGs推進事業)


    気候変動国際プロジェクトへの参加(2016年11月)

    ESD推進のパイロット校を育成するために文部科学省は2016年にESD重点校形成事業の公募を行いました。横浜シュタイナー学園もエントリし全国24校の1校として採択されました。
    このESD重点校24校ははサステイナブルスクールと呼ばれ、ワークショップや授業案づくりのプロジェクトを通じて連携しています。その後、サステイナブルスクールはESDの深化による地域のSDGs推進事業としても位置づけられ、事業年の終了後も引き続きサステイナブルスクールの自負をもって活動しています。
    サステイナブルスクール解説


    学園のホールスクールアプローチ・デザインシート
    周辺の破線で囲んだ要素が学園の包括性を生み出している

    サステイナブルスクールの会合で重視されたのは、ホールスクールアプローチ(ホールインスティテュートアプローチ)でした。これは、学校と学校を取り巻くあらゆる活動のなかに持続可能性を見いだし、根付かせていくというコンセプトです。
    その作業の中で、横浜シュタイナー学園がとくに意識したことは、個々の取り組みや事象を積み上げていくことに加えて、そこに見いだされる持続可能性をまとめあげて大きな全体性のなかに包括していくために何が必要とされるのかを探ることでした。個々の事象が有機的に絡み合って全体の営みをかたちづくるものこそが生命の営みであり、そこに、人がともに生を共有するなかで持続可能な社会を生み出していくための大きなヒントがあるからです。
    「17の目標と169ものターゲットに細分化されたSDGsの達成に向かうなかで、それらを貫いて脈動する生命をそこに吹き込み、秩序ある全体性に導くにはどうしたらよいのだろうか」。これがサステイナブルスクールの取り組みのなかで常に意識していた問いでした。横浜シュタイナー学園のサステイナブルスクール活動の成果物によって、多くの方にその問いを共有していただければ幸いです。

    ●横浜シュタイナー学園サステイナブルスクール活動の成果物
    横浜シュタイナー学園 サステイナブルスクール報告書
    『キラリ発進!サステイナブルスクール ~ホールスクールアプローチで描く未来の学校~』
    横浜シュタイナー学園 ホールスクールアプローチ・デザインシート

  2. かながわユネスコスクールネットワーク(KAN : Kanagawa UNESCO ASP Network)

    かながわユネスコスクールネットワーク(旧称:神奈川県ユネスコスクール連絡協議会)は、神奈川県のユネスコスクールが連携して自主的に組織している連絡協議会です。
    神奈川地域のユネスコスクールやESDに取り組む学校や大学が、顔の見える関係からユネスコの理想実現への取り組みを築いていこうと、2年の準備期間を経て2015年12月に発足しました。2021年4月現在、10校のユネスコスクールと候補校、2校のASPUnivNet加盟大学(玉川大学教育学部/東海大学教養学部)がゆるやかにつながり、大会の開催や情報交換を中心とした活動を行っています。
    横浜シュタイナー学園は2016年に同協議会が開催するユネスコスクール神奈川県大会の会場校となり、企画運営を中心的に担い、実り豊かな大会を実現しました。以下にその報告書を公開しています。
    第2回ユネスコスクール神奈川県大会ご報告
    2018年には、12月15日(土)に開催した神奈川県大会(会場:玉川大学)に向けて、横浜シュタイナー学園よりユネスコスクール神奈川宣言の採択を提案し、当日、協議会で検討を重ねた宣言が採択されました。
    ユネスコスクール神奈川宣言

  3. にいはる里山交流センター

    横浜シュタイナー学園の南東に広がる横浜北部でもっとも大きな里山は、横浜市が地権者と協定を結び、市民の森として整備しています。
    その入り口に位置づけられた にいはる里山交流センターは、横浜市に委託された環境NPOによって運営され、里山を活用した様々な市民活動を仲介しています。横浜シュタイナー学園はこのNPOの協力を受け、谷戸の田んぼでの稲作体験を初めとする様々な教育活動に取り組んでいます。
    にいはる里山交流センター

  4. 新治市民の森愛護会

    人の営みと自然が共生してかたちづくられてきた里山型の自然は、人の手入れがなくなると荒れ果ててしまいます。衰退する里山の生活を補うかたちで、シニア世代の市民ボランティアが集まり里山の保全を行う新治市民の森愛護会が結成されています。
    横浜シュタイナー学園は同会の支援を受けて、里山の竹林から3年生の家づくりの材料となる竹を切り出させていただいたり、七夕かざりの笹竹を提供していただいたりしています。また、愛護会に参加して活動する生徒もいます。
    新治市民の森愛護会

  5. 横浜西田公園愛護会

    6年生から園芸の教育活動のカリキュラムを組んでいる学園は、8年生の園芸教育として公園の保全美化活動を行っています。2016年6月、自治会の高齢化が進み公園愛護会の担い手が減少するなかで、教育事業である学園が横浜市緑土木事務所より公園愛護会結成のお誘いをいただいたのです。
    学園が十日市場西田公園愛護会を結成しました

  6. 豊かで多様な学びを保障する社会づくり

    横浜シュタイナー学園は、子どもたちが子どもらしさを失うことなく安心して成長できる社会、豊かで多様な学びを保障する社会を築くために以下の協議会・団体に参加協働しています。


ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト助成実績

横浜シュタイナー学園はユネスコスクール加盟後の早い段階から、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟/株式会社三菱UFJ銀行によるユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト助成に応募し、多年にわたり助成対象に採択されてきました。以下にその実績をご紹介します。

  • 2021年度:第13期SDGsアシストプロジェクト

    テーマ:循環型社会理解の基礎となる体験型「暮らしと仕事」学習(継続プロジェクト)

    プロジェクト活動実施中

  • 2019年度:第11期SDGsアシストプロジェクト

    テーマ:循環型社会理解の基礎となる体験型「暮らしと仕事」学習(継続プロジェクト)
    横浜シュタイナー学園第11回助成活動報告書(PDF)

  • 2016年度:第8期ESDアシストプロジェクト

    テーマ:循環型社会理解の基礎となる体験型「暮らしと仕事」学習(継続プロジェクト)
    横浜シュタイナー学園第8回助成活動報告書(PDF)

  • 2014年度:第6期ESDアシストプロジェクト

    テーマ:主に6~9年生の4年間のつながり、および、教科間のつながりを意識した〈ESDカリキュラム〉構築の取り組み
    横浜シュタイナー学園第6回助成活動報告書(PDF)

  • 2012年度:第4期ESDアシストプロジェクト

    テーマ:児童生徒の集団における自他境界の身体的理解と言語的理解

  • 2011年度:第3期ESDアシストプロジェクト

    テーマ:物理学を通じた電気と社会の関わりの学び、英語を通じた異文化理解の取り組み

ユネスコスクール定期レビュー

2022年度より、文部科学省により、5年ごとのユネスコスクール定期レビューがはじまりました。加盟年の早い学校から選定されるとのことで、横浜シュタイナー学園は初年度のレビュー対象校に入りました。
レビューは、以下のような構成をとります(2022年度)。

  プログラム 実施状況 備考
1 活動チェックシートの提出 2022年7月提出済 11項目の評価内容について5段階の自己評価を行い、それぞれの項目に参考となる資料を添付して提出しました。
2 オンライン研修会への参加 2022年8月23日参加 7年生担任:横山義宏,英語科:渡辺未穂子,事務局:佐藤雅史の3名が参加
3 有識者書面レビュー 報告待ち 提出した活動チェックシートおよび年次報告書(本ページに公開中)に基づいた有識者の書面レビューが実施される

第4回ユネスコスクール神奈川県大会採択 ユネスコスクール神奈川宣言

かながわユネスコスクールネットワーク(旧称:神奈川県ユネスコスクール連絡協議会)は、2018年12月15日(土)に玉川大学で開催された第4回ユネスコスクール神奈川県大会において、ユネスコスクール神奈川宣言を採択しました。この宣言は、大会の開催に向けて横浜シュタイナー学園が提案・起草し、メンバー校が検討を重ねた上で、以下の最終案を採択したものです。

まず、教育は先生、子ども、保護者や地域に生きる人々の自由な精神生活から生まれる文化的な営みであることを確認し、地球市民的な意識はそこから発展していくことを文言にしました。これは2014年のユネスコスクール世界大会の宣言に寄せた一文にも通じる考えです。

そして、神奈川のネットワークには、横浜シュタイナー学園のようにNPOが運営する学校や、東海大学のユースセミナーでつながる様々な民族学校など、校種を越えた交流があります。このような交流で得た学びを、「個性豊かな文化と文化が出会い、相互に影響し合いながら」、「すべての子どもたちの心身の特性を含む個性、民族的・文化的・言語的な背景の多様性に応じて」という文言にまとめました。

また、教育がシステムである限り、子ども中心の教育を実現することは困難であり、そのような教育の持続には限界があります。子どもの前に立つ先生一人ひとりの真の自立と自主性が保障されてこそ、教育に生命が注がれるという思いを込め、最後の2文を練り上げました

ユネスコスクール神奈川宣言
  • ユネスコスクールの使命は、豊かな教育文化を通じて人々に地球市民としての意識を育て、持続可能な社会をつくることです。
  • ユネスコスクールのネットワークは、個性豊かな文化と文化が出会い、相互に影響しあいながら、より豊かな教育文化を築いていくためのプラットホームであることをここに確認します。
  • 豊かな教育文化は、子ども中心に築かれるのでなければなりません。
  • すべての子どもたちの心身の特性を含む個性、民族的・文化的・言語的な背景の多様性に応じて、その子どもたちにふさわしい教育文化を生み、育てられるよう、校種や機関を越えた連携を築いていくことが必要です。
  • 豊かな教育文化が生まれ育つためには、教職員とそのサポーターの教育活動が自主性、自立性に委ねられていることが重要です。
  • 教育活動の自主性の保障と、それに裏付けられた多様性への指向、そしてお互いの活動に敬意をもってつながっていく姿勢こそが、ユネスコスクール活動のもっとも重要な持続可能性の要件です。そのように足下から考え、実践していくことで、私たちはSDGsを目標達成に向けて力強く推進していきます。
2018年(平成30年)12月15日
神奈川県ユネスコスクール連絡協議会加盟校一同

PDF版はこちらです
第4回ユネスコスクール神奈川県大会報告(玉川大学)


横浜シュタイナー学園のユネスコスクール活動公開資料集

当学園の実践するユネスコスクール活動の詳細については以下の公開資料をご覧ください。

  1. 変容につながる16のアプローチ
    SDGsを生かした学校教員の取組

    文部科学省サステイナブルスクール事業を継続するかたちで、2019年度にユネスコ・アジア文化センターの取りまとめで行われたSDGs教材づくりのプロジェクトの成果物として『変容につながる16のアプローチ-SDGsを生かした学校教員の取組』が刊行されました。横浜シュタイナー学園はNPOの特性を活かし、気候変動研究を専門とする保護者がアドバイザーとして関わりました。本冊子では、コラムを担当しています。

  2. 横浜シュタイナー学園 サステイナブルスクール報告書
    こんなにいっぱい!! 日常に生かし 育てる ESD

    サステイナブルスクール(ESD重点校)に採択された横浜シュタイナー学園の3年間の事業報告として、本学園のESDのエッセンスをわかりやすくまとめた冊子です。

    英語版はこちらに / English version is here

    【サステイナブルスクール報告書 第1刷~第3刷 正誤表】

    文部科学省ユネスコスクール公式サイトのリニューアルにともない、報告書記事中で参照しているURLが変更になっています。該当の冊子をお持ちの方は、以下のPDFを印刷してご活用ください。

    サステイナブルスクール報告書URL更新一覧(PDF)

    【サステイナブルスクール報告書 第1刷 正誤表】

    『横浜シュタイナー学園・サステイナブルスクール報告書 2016年9月~2019年1月』第1刷に以下のような誤りがありました。お詫びして訂正します。第2刷以降の版では修正済です。

    • P.6 ESD解説
      (誤)「ESDの推進を2005年に国連が採択し、ユネスコが中心となって推進しています。」
      (正)「国連が第57回総会でESDの推進を採択し、2005年からユネスコが中心となって推進しています。」
    • P.18 リード文
      (誤)「見てましょう。」→(正)「見てみましょう。」
    • P.40 生徒の詩
      (誤)「バランスが現れた」→(正)「バランスが摂れた」
  3. 『キラリ発進!サステイナブルスクール』

    ESD重点校事業(サステイナブルスクール)を紹介する冊子『キラリ発進!サステイナブルスクール ~ホールスクールアプローチで描く未来の学校~』(ユネスコ・アジア文化センター刊)に、学園の活動報告と展望が掲載されました。

  4. 第2回ユネスコスクール神奈川県大会ご報告

    神奈川県ユネスコスクール連絡協議会主催の第2回ユネスコスクール神奈川県大会の会場校として、当学園十日市場校舎で開催されました。詳細な報告を「第2回ユネスコスクール神奈川県大会報告」として公開しています。

    第2回ユネスコスクール神奈川県大会報告


  5. 2014年ユネスコスクール世界大会記念 ユネスコスクールESD優良実践事例集

    「国連・持続可能な開発のための教育の10年」の最終年を記念して、2014年にユネスコスクール世界大会が日本で開催されました。その大会で配布されたESD優良実践事例集に横浜シュタイナー学園の実践「化学・農業実習を通して地球環境を学ぶ」が掲載されています(P.188)。
    英語版はこちらに / English version is here

  6. 『ユネスコスクールの今 ― ひろがり つながる ESD推進拠点』

    2014年ユネスコスクール世界大会を記念して刊行された冊子『ユネスコスクールの今 ― ひろがり つながる ESD推進拠点』(ACCU刊、日本語/英語)に、当学園が岡山宣言に託すメッセージとして応募した「詩」が紹介されました。
    永田佳之『「ESD推進のためのユネスコスクール宣言」から読み解く日本のESDの成果と課題』にて、『ESDの神髄について再び考える機会を与えてくれた「詩」に感謝しており、ユネスコスクールからこうしたメッセージが生まれたこと自体が救いでもあった。』と評されています。

  7. 2014年ユネスコスクール世界大会に寄せられた宣言に託すメッセージ集

    2014年ユネスコスクール世界大会に寄せられた『日本のユネスコスクールから発信! ESD推進のためのユネスコスクール岡山宣言(仮称)に託すメッセージ』に、当学園が応募したメッセージが掲載されています。このメッセージは『ユネスコスクールの今 ― ひろがり つながる ESD推進拠点』にも取り上げられて、紹介されました。

    ESD推進のためのユネスコスクール岡山宣言(仮称)に託すメッセージ
    学校名:特定非営利活動法人 横浜シュタイナー学園

    ESDは世界を変えるだろうか。
    そう問う前に、別の問いを立ててみよう。

    ESDというビジョンを手がかりに、わたしたちは、教育という営みそのものを変えることができるだろうかと。

    その問いへの探究を通して、教育という営み全体をESDと呼べるまでに高めることができたとき、ESDという言葉はその役割を終えるだろう。
    教育とはほんらい、社会と人類とを持続発展させていく源泉だから。

    友よ、その源泉をまず、みずからのうちに抱こう。
    世界を変える力の源は、ひとりの人間の自由な精神の発露にあるのだから。

  8. 横浜シュタイナー学園 ユネスコスクール年次報告書

    文部科学省に毎年報告している年次報告書がすべてご覧いただけます。


Yokohama Steiner School – English Documents

The details of UNESCO Associated Schools activities practiced by Yokohama Steiner School are published as materials below.

  1. Yokohama Steiner School Sustainable School Project Report
    Learning that Nurtures Human Existence

    A report from ‘Research on Curriculum, Learning, Teacher Education of Alternative Schools in Japan'(research chair, Atsuhiko YOSHIDA) by Grants-in Aid for Scientific (Japan Society for the Promotion of Science). Collaboration with Yokohama Steiner School.
    The Japanese version is here / 日本語版はこちらに.

  2. UNESCO Associated Schools ESD Good Practices in Japan

    The UNESCO World Conference on Education for Sustainable Development 2014 was held in Japan to commemorate the final year of the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD). The practice of Yokohama Steiner School, “Learning about the global environment through practical training in chemistry and agricultural,” is published in the ESD Best Practices Book distributed at the event (P.188).
    The Japanese version is here / 日本語版はこちらに.

  3. UNESCO Associated Schools in Japan as Bases for Promoting ESD – Current Status and Way Forward

    The message entrusted to the Okayama Declaration by our school was introduced in “UNESCO Associated Schools in Japan as Bases for Promoting ESD ― Current Status and Way Forward” (published by ACCU/Asia-Pacific Cultural Centre for UNESCO). This is a booklet published in commemoration of UNESCO ASPnet International ESD Events 2014.

    In this booklet, Mr. Yoshiyuki Nagata describes our message as follows.
    “I am grateful for the poem, which has provided an opportunity to reconsider the heart of ESD, and it has been a relief that such a message was delivered by a UNESCO Associated School”.

    Can ESD change the world?
    Let us ask anogher question before asking that:
    Can we change education with the help of the vision of ESD?

    When we, through the search for the answe,
    make the whole activity of education improve
    to the level that can be called ESD,
    the word ESD will have fulfilled tis role,
    Education is essantially a source to develop society
    and humankind in a sustainable manner.

    Dear friends, hold the source in your arm first.
    The source of the power to cahnge the world
    lies in the expression of the free spirit of an individual.

    * Translated by ACCU from the original Japanese text.
  4. The English web page of Yokohama Steiner School

    https://yokohama-steiner.jp/english/


過去の活動報告