| 所在地 | 〒836-0084 福岡県大牟田市馬場町17 |
|---|---|
| 電話番号 | 0944-53-6008 |
| ホームページ | http://www.e-net21.city.omuta.fukuoka.jp/hayamekita-es/ |
| 加盟年 | 2011 |
2025年度活動報告
生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉
本校は、「志を持ち自ら考え行動できる児童の育成」を学校教育目標に掲げ、ESDの実践を通して、「人格の発達や自立心、判断力などの人間性を育むとともに、他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、SDGs(持続可能な開発目標)をめざし、持続可能なまちづくりに向けて自分ができることを考え行動する児童を育成する。」という目標を設定した。
具体的には、「環境教育」、「健康・福祉」、「世界遺産や地域遺産等」を柱に、①「諏訪川や有明海の環境保全に関わる学習、②地域の高齢者の方とのふれあいに関わる学習、③世界文化遺産宮原坑を中心とした大牟田のまちの持続発展に関わる学習を行った。
① 諏訪川や有明海の環境保全に関わる学習(SDGs14)
3年生は、校区の河川の生き物調べを行った。そこに生息する生き物の多様性・希少性を知ることで川や海に親しみ大切にしていこうという意識が高まった。
4年生は、総合的な学習の時間において、校区にある2級河川「諏訪川」の水質調査を大牟田市環境保全課と連携し調査を行った。また、生活排水との関係を調べる学習を行うことで、諏訪川や有明海の水質保全について自分たちに何ができるのかを考え、校内外に向けて発信した。
② 地域の高齢者の方や福祉施設に関わる学習(SDGs3)
5年生は、総合的な学習の時間において、高齢者や認知症についての理解を深め、自分たちにできることを考えた。市の福祉課の方から地域の高齢化の実態や認知症の方についてのお話をうかがったり、介護施設を利用されている高齢者とオンラインで定期的に近況報告をし合ったりして交流した。さらに、校区の高齢者宅へ訪問して質問をしたり高齢者の方からの話を聞いたりする活動を通して、地域で生活する人々との関わりを大切にし、地域の一員としてつながりを支えていくことの重要性を学ぶことができた。
③ 世界文化遺産「宮原坑」を中心とした大牟田の町の持続発展に関わる学習(SDG11)
6年生は、昨年度の6年生から引き継ぎ、校区にある世界文化遺産「宮原坑」の歴史や価値をより多くの人に伝えたいという願いをもち、宮原坑を訪れる方々に子供ボランティアガイドを行った。また、明治日本の産業革命遺産で関連のある中間市と北九州市の小学校ともオンラインや対面で交流し、より多くの方々に学びを発信することができた。今年度は、明治日本の産業革命遺産登録10周年であったため、地域の方や大牟田市役所世界遺産・文化財室の職員など多くの方々をお招きし、全校を挙げてお祝いの集会を開いた。
来年度の活動計画
来年度の活動計画
来年度も「環境」「福祉」「世界遺産」を柱に、地域の「ひと」「もの」「こと」の良さや価値を体験的に学び、発信する活動の充実を図る。オンラインの普及で、より多くの学校と交流することができるようになり、児童も情報発信の目的意識や相手意識を明確にすることができるようになってきた。また、今後とも、本校の特色ある学習として、活動内容は継続していくこととし、学びを発信する相手や場の充実を図っていく。
