• おかざきしりつうめぞのしょうがっこう
  • 岡崎市立梅園小学校

  • Okazaki Municipal Umezono Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 食育

所在地 〒444-0071 愛知県岡崎市稲熊町4-68-1
電話番号 0564-22-3566
ホームページ https://cms.oklab.ed.jp/el/umezono/
加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校は、「自ら進んで考え実践し、カラフルな一人一人が夢や希望に向かって輝く学校づくり」を経営方針として、ESDを「私たちとその子孫たちが、この地球で生きていくことを困難にするような問題について考え、立ち向かい、解決するための学び」と捉えた。そして、ESDの実践を通して人格の発達や自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと、また、自らの夢や希望をもち、多様な価値観や自分らしさを認め、進んで諸問題に対峙し、自信をもって、自分らしく実践・行動できる子供の育成を目標とした。

本年度、本校では①福祉実践教室②環境にやさしい洗濯の仕方について考える家庭科の学習においてESDの実践を行った。

 

①福祉実践教室の実施について

6年生は6回の福祉実践教室を行った。この活動は、岡崎市福祉協議会等の方々のご協力をいただいて実現したもので、車いす体験活動や視覚障がい者ガイド体験、高齢者疑似体験、聴覚障がい者による手話体験、ユニバーサルデザインの講話などさまざまな活動をした。障がいのある方々に講義や体験をしていただいたので、当事者でしか分からない苦労や生活の大変さ、障がいに対しての思いを子供に伝えてくださった。そうした活動を通して、子供は障がい者の生活の不便さを知るとともに、生活するための工夫やまわりの人の協力の大切さに気付くことができた。また、障がい者の方の立場に立って、災害時に学校の体育館が避難所になった時を想定し、どのようなユニバーサルデザインにしていくべきなのかを考えて発表した。この福祉実践教室を通して相手の立場を理解し、思いやりの心を育むことができた。

 

②環境にやさしい洗濯の仕方について考える家庭科の学習

「すずしく 快適に過ごす 着方と手入れ」

家庭科の学習で涼しく快適に過ごす生活の仕方や洗濯のしかたを学んだ子供たちは身の回りの環境問題に関して興味をもった。水質汚染や電気の消費量、そこからつながる地球温暖化に目を向け、どうしたら環境に優しい洗濯ができるのかを考え、調べる活動を行った。洗濯に必要な水量、洗剤の使用量、洗剤の種類や洗濯の回数など様々な視点で洗濯の仕方について考えられるように、家の人へのインタビューやひとり調べを行った。そして「環境にやさしい洗濯の仕方とはどんな方法だろう」を課題にかかわり合いの場面を設定した。そのかかわり合いを通して、「衣服を長く大切に着ることはESDにつながるので洗い方の工夫が必要」「衣服の種類とそれに合った回数を組み合わせる」など、衣服を大切にした洗濯の在り方について自分なりの考えをもつことができた。

来年度の活動計画

本校は、今年度学区に基づく梅園風土記を完成させる予定である。そこで来年度はこれまでの活動に加え、地域の歴史や自然にかかわっていく活動を実践していきたい。そのなかで、こだわりをもったかかわり合い活動を通して物事に対する見方や考え方を広げ、意思を構築できる子供を育成したい。本校の歴史について地域と関わり合いながら、探究していく活動、本校の近くを流れる伊賀川について調べる活動、梅園小の歴史や特色を題材とした「梅っ子クイズ王」など様々な活動が考えられる。そうした活動の発表の場として、学習や活動のなかで学んだことを「つなげる」をテーマに令和6年2月22日に「梅っ子フェスティバル」で発信する予定である。ESDから学んだ成果を全校で交流する機会としていきたい。

過去の活動報告