- しずおかしりつひがしとよだこどもえん
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静岡市立東豊田こども園
- Shizuoka City Higashi Toyoda Kodomoen
- 種別幼稚園または幼保連携型認定こども園 地区中部地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田492番地の2 |
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電話番号 | 054-262-0096 |
ホームページ | https://www.city.shizuoka.lg.jp/000_003873_00007.html |
加盟年 | 2015 |
2024年度活動報告
生物多様性, 環境, 文化多様性, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
今年度は、「心が動く・体が動く・地域と動く」を重点目標とし、昨年度以上に地域に出かけわくわくを感じ、教育・保育活動の中に取り込もうと考えた。5月にタケノコ堀りに出かけた年長組は、竹やぶの中に頭を出す「はちこ」という細長いタケノコを発見し、折れないように丁寧にタケノコを抜いてこども園に持ち帰えった。一緒にカブトムシの幼虫をたくさんいただくと、「自分たちで育てたい」と年長組がペットボトルで一人一匹ずつの飼育活動を始めた。タケノコは、「たけのこご飯」のレシピと一緒に家庭に持ち帰ると「美味しかった」「一緒に料理ができました」などの言葉が聞かれた。7月になるとペットボトルからカブトムシの成虫が出てきたが、さなぎのままで土の中に死んでいたものもあり、「なぜ?」という疑問と、生命の不思議さを目の当たりにすることになった。
春には、日本平動物園に出かけ「学びプロジェクト」の象の糞から出来た堆肥をいただき、こども園に持ち帰り、ちょうど夏野菜の栽培、サツマイモの苗植えと重なり、栽培活動に利用すると秋には収穫したサツマイモを象に持っていき、台の上に置いたサツマイモを鼻で口に運ぶ様子を目の前で見ることができ、象の糞→堆肥→栽培活動→収穫→象の餌と循環していることを体験の中で学ぶことができた。また、今年度は、年少組が夏前から興味を持ったペンギンを題材にして運動会へと繋げていった。子ども達と歩いて実物を見に行こうと、少し長い距離ではあったが、地域の公園や神社などへ散歩にたくさん出かけ、体力をつけ11月に年長組と一緒に動物園に出かけていった。実際に見に行くとその後、動物の絵を描き始め、地域の絵展にも出展することになった。
また、静岡ガスの自然観察教室の「どんぐり拾い」から、もっとどんぐりを集めたいと各学年が、地域の草薙総合運動場や池田神社などに出かけ、違う種類のどんぐりを集めに行くことになった。また、公園でも落ち葉や枝、木の実などの自然物を集め、どんぐり転がし、製作活動からのお店屋さんごっこなどに繋がり、友達と一緒に同じ目的に向かっていく「協同的な遊び」へと展開していった。この遊びは、様々な廃材、素材などの資源を使ってどうしたらもっと面白くなるのかを子ども達が話し合い、様々な葛藤をしながら、試行錯誤をし、継続した活動になった。
来年度の活動計画
2025年の活動計画
〇子どもの主体的な学び、協同的な学びの追求
・地域資源、人材を利用した教育・保育の実践
・地域の教育力を活かした教育・保育の実践
・各学年の発達をおさえ就学までの育ちを見据えた教育・保育の実践
〇教育課程・全体的計画への位置づけ
・ESD教育
・地域との連携
・研修計画
〇協同的な遊び研修会、遊びと生活展の実施 継続