2019年度活動報告
本年度の活動内容
エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等
① 環境にかからる活動
今年度も地域にある日本平動物園の協力を得て、飼育動物の糞からできたたい肥を野菜作りや季節ごとの花の栽培に使用することで、子ども達の栽培意欲が増すと考え年長児が動物園までたい肥をもらいに行った。自分でもらいに行くことでサツマイモを育てるために畑に運び土作りをした時には「大きくなーれ」と言いながら大切に土に混ぜていた。
昨年よりも収穫量が多く「象さんのうんちのおかげだね」「象さんありがとう」と話し、自分たちが育てたサツマイモを動物園の象に届けた。園から運んだ重たいサツマイモを一口で、パクパクあっという間に食べきった象に大喜びだった。
身近な動物園を遊びとのつながり、地域とのつながりり、豊かな環境として保育に位置付けてきた。ほかにも動物の封団子を利用してのカード作りや、園に動物園の方が出向いて動物の特色などについて説明していただく出張動物講話など、動物園が企画する活動を本園の教育活動に取り入れることで、子ども達の生活や遊びがどのように豊かになるものかをしっかり見極め、年間計画、教育課程に位置付けていった。
② 国際理解に関わる活動
グランドデザインに『地球とつながる地域とつながる遊びをつなげる』を位置付け、いろいろな人とのつながり、地域性を生かした保育を創造している。隣接する小学校の『イングリッシュデイ』に合わせ、簡単な言葉からも外国を感じることができると考え英語などであいさつをして出迎え、色々な国の挨拶を覚えられるようにした。年少児は戸惑う様子を見せるが、年長児は「グッドモーニング」とハイタッチを交わす。昨年度に引き続き、静岡市の国際理解講座や外国人ティーチャーを招き新しい国や文化について知り親しみをもったりした。
年長児が夏の船作りから、色々な国に行ってみたいと思うようになった。運動会では自分たちの行ってみたい国の衣装を作り、それぞれの国をイメージした踊りを踊り、フィナーレではいろいろな国の誰とでも友達になり、だれとでも仲良しになれると手と手を取り合い地球を表現した。
PTA主催のなつまつりでの掲示が日本語だけでなく、4か国語を使う工夫があり、これまでの取り組みが保護者にも伝わってきていることを感じた。
継続し活動を進めてきたことで、子ども達の中に浸透してきている。その年齢ごとに感じることが違っているが、地域に恵まれた自然環境や教育力を遊びに取り入れ、身近な人々や地域へのかかわり、地域や自然環境とのかかわりを通して個々の生活力を伸ばし、主体的な生活を送ることにつながったいくことが大切であると感じている。
来年度の活動計画
1.自然環境を活かした保育の中で主体的な学びを追及する
人、社会、自然とのつながりを教育課程に位置付ける
2.主体的、対話的で深い学びの3年間の教育課程
教育課程の実践、見直し
3.ESD教育を踏まえた研究保育