• さくらがおかちゅうがくこうとうがっこう
  • 桜丘中学・高等学校

  • Sakuragaoka Junior and Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 人権, 持続可能な生産と消費

所在地 〒114-8554 東京都北区滝野川1-51-12
電話番号 03-3910-6161
ホームページ https://sakuragaoka.ac.jp/
加盟年 2017

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費

本校は「勤労と創造」を学校理念として、ESDを具体的行動の指針と捉え、その実践を通して自己実現と社会貢献を実現できる人材の育成を目標としている。具体的には、国際理解、環境、平和を柱に以下の活動を行った。

1.各種研修に係わる活動
本校では、学年ごとの研修行事である中学1年次の農業体験、中学2年次の広島平和学習、中学3年・高校1年次のセブ研修(選択)、高校2年次の異文化体験研修、高校3年次の東北研修と一連の活動を通し、SDGsで目標に挙げられている項目を意識したプログラムを実施している。異文化体験研修では地域の歴史や文化を体験的に学び、東北研修では減災・防災や地域復興など実社会の事象に根差した学びの機会を得た。

2.国際理解に係わる活動
アメリカやオーストラリアの姉妹校との交流を通し、訪問する際には、自分たちが直面している問題点(環境、SNS、人とのつながりなど)の中にある課題をみつけ、解決に向けた具体的なアクションを検討し、自分の役割を考えた。また、国際的に活躍する社会人によるグローバルキャリア講演や途上国支援を行うNPO法人によるワークショップなどを通して、世界の諸課題への興味・関心を高めるとともに、地球社会の一員としての自らのキャリアに対する思索を深めた。

3.平和に係わる学習
広島平和学習やアイヌ文化体験などを通して日本の歴史や文化を再認識し、国際平和や異文化への理解や敬意を深めた。また、国連UNHCR協会やユニクロによる難民支援に関する授業などを通して、平和や人権への意識を高めた。

4.ボランティア活動
ユネスコスクール委員会や生徒会を中心に、世界寺子屋運動(ユネスコ協会連盟)や服のチカラプロジェクト(ユニクロ)への参加、ペットボトルキャップの回収やウクライナへの募金などのボランティア活動を継続した。さらに、能登半島への募金活動や被災地支援のための古本市の実施など、新たな活動にも取り組んだ。これらの活動を通じて、一人一人の行動が社会貢献に資することを理解した。

来年度の活動計画

1.各種研修活動による国際理解教育
中学・高校とも学年ごとの研修行事を継続し、SDGsの実践を通した人間力の育成を推進する。また、コロナ禍の影響で中断されていたアメリカやオーストラリアの姉妹校による訪問を再開し、相互交流ならではの国際理解の増進をはかる。能登半島地震を踏まえ、2012年以降継続してきた東北研修での学びをさらに深め、防災や命について考える機会とする。

2.手話講座を通しての福祉教育
中学1年生では障害を持つ方と継続的に触れ合う中で健常者との違いを知り、福祉の必要性を理解する。中学3年生では道徳劇を0から創り上げることで正しい行いへの思索を深め、発表の場で自己表現力を高める。一連の活動を通して、物事を自分事として捉えられる人材育成の場とする。

3.ユネスコスクール委員会によるボランティア活動
世界寺子屋運動や「服のチカラ」プロジェクト、被災地支援募金などの諸活動を継続し、様々な社会課題に関心をもつだけでなく、自らの身近なモノと小さな行動が社会課題の解決に資するという視点を持つ。ユネスコスクール加盟校との交流を進め、協働してさらなる活動の充実を図る。

過去の活動報告