2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費

本校は、「勤労と創造」を学校理念(※もしくは活動テーマ)として、

ESDを具体的行動の目安と捉え、ESDの実践を通して、自己実現と社会貢献を実現できる人材の育成を目標とした。

具体的には、国際理解、環境、平和を柱に、①各種研修旅行を活動場面とし、②国際理解に係わる学習、③平和に係わる学習、④ボランティアに係わる学習を行った。
① 各種研修に係わる活動

本校では、学年毎での宿泊行事である中学1年次の農業体験、中学2年次の広島平和学習、中学3年次のオーストラリア異文化体験、高校1年次の異文化研修(選択)、高校2年次の各種外部研修(選択)、高校3年次の東北研修と一連の活動を通し、SDGsで目標に挙げられている項目を意識したプログラムとしている。

② 国際理解に係わる学習

アメリカやオーストラリア姉妹校との20年以上の相互交流を通し、訪問する際には、単なる自己紹介のレベルではなく、自分たちが直面している問題(汚染、渋滞、SNS、人とのつながりなど)点の中にある課題をみつけ、解決に向けた必要な項目を見つけ、具体的なアクションを検討し、自分の役割を考える。

③ 平和に係わる学習

自国を知る意味で、農業体験、広島での活動を通し、日本の歴史、現状を再認識する。東北での活動においては、災害にあった土地(建物)の当時の状況を見聞することで情報収集の大切さを知る。また、避難所生活を余儀なく送られている方々との触れ合う中で、繋がりと防災への意識を高める。社会がより多文化かする中、異文化への理解や敬意を深めることはもちろん、自国の習慣、伝統、価値観を伝え、情報共有の大切さ・敬愛の精神を学ぶ

④ ボランティアに係わる学習

生徒会やJRCの活動を通し、東北への復興支援や災害があった地域へ支援、さらに、

年配者の方々との交流。2020年の東京オリンピックパラリンピックで、言葉の壁のある外国人の方々へのサポートを実施するため、必要な講座を実施。ボランティアを通し、人への手助けが、自分の行動への気づきにもなり、社会貢献になることを気づく。

来年度の活動計画

・宿泊研修 国内 沖縄と北海道、海外 アメリカとオーストラリア姉妹校

それぞれの研修活動(夏期)にSDGsの目標を掲げ、一連の活動を行う意義、また、地域の特性を深掘りするために、活躍する大人からの講義を事前学習として実施。同時に問題点を可視化し、問題解決のプロセスを学ぶ。達成するメリットを事後学習でも再認識し、次につなげる発表の場をもち、継続的な研修とする

・服のチカラプロジェクト

発展途上国に送るこども服を回収する中で、地元地域との交流を深める。また、国際問題や環境問題に関心をもつだけでなく、服のチカラを知り、自分にもできる社会貢献があると気づくきっかけとする。

・手話講座を通しての福祉教育

中学1、2年生では障害を持っている方と継続的に触れ合う中で、健常者との違いを知る中で、福祉の必要性を感じる。3年生では劇を0からつくりあげ、発表の場で自己表現力を高める。一連の活動を経験した深みを活かせるように、各々に活躍の場を与え、ものごとを自分事として捉えれられる人材育成の場とする