• よこはましりつながただいしょうがっこう
  • 横浜市立永田台小学校

  • Yokohama Municipal Nagatadai Primary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒996-0091 神奈川県横浜市南区永田みなみ台6-1
電話番号 045-714-4277
ホームページ https://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/es/nagatadai/
加盟年 2010

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 環境, 健康, その他の関連分野

学校教育目標「一人一人が輝く永田台」

知:学び続ける 徳:ともに豊かに 体:心も体も元気に 公:持続可能な未来を 開:地域と夢

学校教育目標「一人一人が輝く永田台」に向けて、ホールスクールアプローチでESDを根底にし、「豊かで確かな学び」」を実現した。とくに3つの視点を大事にしてきた。「体験」では、試行錯誤を繰り返しながら学ぶことができるようにすること。「言葉」では、自分の思いを表現する言葉をもち、語り合う豊かな学びをめざすこと。「協働」では、つながり合い、認め合い、協力しあって活動することのよさを実感できるようにすることである。

★自らの問いを大切にし、解決に向けて探究的に学習を深める「生活・総合的な学習の時間(かがやきの時間)」を柱に、ESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度を学習の中で明確にし、ESDの質を高めることにチャレンジをした。また、取り組みはSDGsにもつながった。そして、全学年のかがやきの時間の活動が11番「住み続けるまちづくり」につながった。

〇2年生 生活科「おいしいやさいになあれ」

昨年度の2年生が使っていた大きい植木鉢に出会い、「自分たちも野菜を育ててみたい。」という子どもたちの思いから好きな夏野菜を育てることになった。横浜植木さんからは「子どもで嫌いな人が多いピーマンを自分で育てて食べてみてほしい。」と言われ、ピーマンも育てることになった。苗を植えてすぐ病気ではないか、成長が遅いのではないかと心配事が出てきた。その度に、地域の方や詳しい先生に聞くなどして、野菜の種類によって世話の仕方が違うことを知り、教わったことを心がけて毎日大切に育てた。収穫して美味しく料理をしてもらって食べた喜びから、冬野菜も挑戦したいとまたすぐにチャレンジが始まった。

〇3年生 総合的な学習の時間「パンの2わくわくけんきゅう王国」

「中がふわふわで外がカリカリのパンを作りたい!」という思いをもち、パン作りに夢中になっていた本学級の子ども達。学校が50周年記念の年ということもあり、次第に「永田台小の50周年記念パンを作って、お世話になっている地域の方や家族にプレゼントしたい!」という思いが芽生えた。自分達の想いが伝わるパンにするにはどうしたらよいか、地域のパン屋さんと協同しながら、作り方やデザイン、味についてプレゼンをし、何度も話合いを重ねていった。そして、「食べてもらう人が笑顔になってくれるパンにしたいな。」という相手意識の高まりから、見守り隊の方やキッズのスタッフ、そして高齢者の方が集まる団地のサロンの方へ実際にインタビューを行った。安心安全に、そして食べた人が笑顔になってくれるようなおいしいパンにするために、校内の先生だけではなく、地域のパン屋さんやお世話になっている地域の方等、見えない所でも子ども達を支えてくださる様々な方と繋がりながら、50周年記念パンの実現に向けて活動した。

〇5年生 総合的な学習の時間「学校と地域に感動を届けよう!創立50周年記念バーチャル花火」

「50周年をお祝いし、学校や地域のみなさんに感動を届ける花火を打ち上げたい」という願いの実現に向けて活動した。本物の花火を実際に体験する活動では、人々が思わず拍手をしたり固唾をのんで空を見上げたりする様子を目の当たりにし、花火の魅力への理解を深めた。地域の夏祭りで花火を打ち上げている山田さんのお話を伺い、飽きないように「起承転結」を意識した構成にすることや、変化や緩急をつけるとよいことを教えていただいた。花火づくりと上映の活動を繰り返していくことで、地域の人のために取り組むことの達成感や充実感を味わっていた。

来年度の活動計画

ユネスコスクールやESD推進校との連携

生活・総合の学習の中で、ユネスコスクールや横浜市のESD推進校とZOOMを使用した交流をすることで、同じ題材や思いで活動をしていることを実感したり、互いに刺激をしあい、学びをより深く豊かにしたい。

○教師の授業デザイン力の向上

授業を教科の枠にとらわれることなく、教科を横断しながらもESDの視点をもった授業を教師自身がデザインしていくことについて、研究をより深めていく。子どもの実態、地域の特性、そして教師の個性を大事にながら単元づくり、授業づくりを実施していきたい。

○SDGsの繋がりのあるカリキュラムの作成

今年度末に、SDGsと繋がりのある教科学習を精選し、価値づけることで、来年度のカリキュラムマネジメントに向けて、SDGsを意識した授業デザインができるようにしていく。

○子どもの変容を見とることを大切に

子どもの姿を研究協議会のど真ん中に捉えていくことを継続していく。子どもは、なぜ変容をしたのか。子どもの変容にはどのような背景やきっかけがあったのか。子どもの変容を見とるには、どのような教師の視点と手立てが大切なのか。日常の授業の中でも互いに授業を見合うことでその質を高めていきたい。

過去の活動報告