2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 健康

全教職員で作成した学校グランドデザイン

 

 

学校教育目標「一人一人が輝く永田台」

知:学び続ける 徳:ともに豊かに 体:心も体も元気に 公:持続可能な未来を 開:地域と夢

学校教育目標「一人一人が輝く永田台」に向けて、ホールスクールアプローチでESDを根底にし、「豊かで確かな学び」」を実現した。とくに3つの視点を大事にしてきた。「体験」では、試行錯誤を繰り返しながら学ぶことができるようにすること。「言葉」では、自分の思いを表現する言葉をもち、語り合う豊かな学びをめざすこと。「協働」では、つながり合い、認め合い、協力しあって活動することのよさを実感できるようにすることである。

★自らの問いを大切にし、解決に向けて探究的に学習を深める「生活・総合的な学習の時間(かがやきの時間)」を柱に、ESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度を学習の中で明確にし、ESDの質を高めることにチャレンジをした。また、取り組みはSDGsにもつながった。そして、全学年のかがやきの時間の活動が11番「住み続けるまちづくり」につながった。

○コロナ禍の行事活動の充実 コロナ禍で実施困難な行事や活動も多かった。しかし全職員で知恵を絞り、「できる方法」を考えた。校庭でキャンプファイヤーをしたり、オンラインを活用しながら運動会を実施したりと、コロナ禍であっても様々な方法で学びを繋げることができた。

○生ごみコンポスト(4年)廃棄される給食の材料を使って、自然にも人にも優しいたい肥作りをした。廃棄されていたものが価値あるものに変身することを知り、自分達にも身近に取り組めることがあることに気付いた。

○階段アートプロジェクト(5年)学校と地域を繋ぐ長い階段に、まちの人も思いや魅力を込めたアートを描いた。インタビュー活動を通して、永田台のまちを支えてくれる人の存在や思いを知り、地域への愛着を深めた。

○オリジナル体操づくり(6年)地域高齢化の課題と向き合い、コロナ禍で運動する機会や人と関わる時間が減ってしまった高齢者に向けて、心も体も元気になる体操を考案した。高齢者の立場に立って考えることを通して、高齢者の立場にたって体操づくりをした。3番「健康と福祉に繋がった。

来年度の活動計画

ユネスコスクールやESD推進校との連携

生活・総合の学習の中で、ユネスコスクールや横浜市のESD推進校とZOOMを使用した交流をすることで、同じ題材や思いで活動をしていることを実感したり、互いに刺激をしあい、学びをより深く豊かにしたい。

○教師の授業デザイン力の向上

授業を教科の枠にとらわれることなく、教科を横断しながらもESDの視点をもった授業を教師自身がデザインしていくことについて、研究をより深めていく。子どもの実態、地域の特性、そして教師の個性を大事にながら単元づくり、授業づくりを実施していきたい。

○SDGsの繋がりのあるカリキュラムの作成

今年度末に、SDGsと繋がりのある教科学習を精選し、価値づけることで、来年度のカリキュラムマネジメントに向けて、SDGsを意識した授業デザインができるようにしていく。

○子どもの変容を見とることを大切に

子どもの姿を研究協議会のど真ん中に捉えていくことを継続していく。子どもは、なぜ変容をしたのか。子どもの変容にはどのような背景やきっかけがあったのか。子どもの変容を見とるには、どのような教師の視点と手立てが大切なのか。日常の授業の中でも互いに授業を見合うことでその質を高めていきたい。