2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, 環境, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

全教職員で作成した学校グランドデザイン

休業期間中に発信したメッセージ

試行錯誤したオリジナルの草木染め

学校教育目標「一人一人が輝く永田台」

知:学び続ける 徳:ともに豊かに 体:心も体も元気に 公:持続可能な未来を 開:地域と夢

学校教育目標「一人一人が輝く永田台」に向けて、ホールスクールアプローチでESDを根底にし、「豊かで確かな学び」」を実現した。とくに3つの視点を大事にしてきた。「体験」では、試行錯誤を繰り返しながら学ぶことができるようにすること。「言葉」では、自分の思いを表現する言葉をもち、語り合う豊かな学びをめざすこと。「協働」では、つながり合い、認め合い、協力しあって活動することのよさを実感できるようにすることである。

★自らの問いを大切にし、解決に向けて探究的に学習を深める「生活・総合的な学習の時間(かがやきの時間)」を柱に、ESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度を学習の中で明確にし、ESDの質を高めることにチャレンジをした。また、取り組みはSDGsにもつながった。そして、全学年のかがやきの時間の活動が11番「住み続けるまちづくり」につながった。

○コロナ禍における「みんなでのりこえよう」メッセージ コロナ禍の休校期間中に、こういう時こそ学校が地域の中心となり、地域との繋がりを大事にしていくことからこの取り組みは生まれた。教室の窓に、「みんなでのりこえよう」とメッセージを貼ったことで。単身者の地域のお年寄りや保護者子どもたちを勇気づけることができた。

○玉ねぎの皮を使って草木染め(3年)廃棄される給食の玉ねぎの皮を使ってオリジナルハンカチの草木染めをした。廃棄するものにも価値のあるものがあることに気付いた。

○よもぱん買い物プロジェクト(個別支援級)地域のパン屋でお買い物をする活動を通して、生きる力とともに地域への愛着が高まった。

○プロジェクションマッピングプロジェクト(5年)体育館の壁面に地域の人を元気付けるためにプロジェクションマッピングを上映した。地域の人にインタビューを重ね、永田台の良さや価値を見た人が再認識できる作品となった。また、この活動を通して、子どもたちが自分たちの力で地域をよりよくすることができるとこれからの参画にもつながった。

○笑顔を取り戻そう!コロナに負けるな!永田台マラソン(6年)コロナ禍で地域に笑顔と元気を取り戻そうとマラソン大会(運動)を企画した。多くの参加者が笑顔になりました。3番の「健康と福祉」につながった。

 

来年度の活動計画

○ユネスコスクールやESD推進校との連携

生活・総合の学習の中で、ユネスコスクールや横浜市のESD推進校とZOOMを使用した交流をすることで、同じ題材や思いで活動をしていることを実感したり、互いに刺激をしあい、学びをより深く豊かにしたい。

○教師の授業デザイン力の向上

授業を教科の枠にとらわれることなく、教科を横断しながらもESDの視点をもった授業を教師自身がデザインしていくことについて、研究をより深めていく。教師の個性を大事にしていきたい。

○SDGsの繋がりのあるカリキュラムの作成

今年度末に、SDGsと繋がりのある教科学習を精選し、価値づけることで、来年度のカリキュラムマネジメントに向けて、SDGsを意識した授業デザインができるようにしていく。

○子どもの変容を見とることを大切に

子どもの姿を研究協議会のど真ん中に捉えていくことを継続していく。子どもは、なぜ変容をしたのか。子どもの変容にはどのような背景やきっかけがあったのか。子どもの変容を見とるには、どのような教師の視点と手立てが大切なのか。日常の授業の中でも互いに授業を見合うことでその質を高めていきたい。