- もみのきほいくえんわかばだい
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もみの木保育園若葉台
- Mominoki Nursery School Wakabadai
- 種別その他(例:認可保育所等) 地区関東地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒206-0824 東京都稲城市若葉台1-54 |
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電話番号 | 042-350-6300 |
ホームページ | http://www.mominoki.ed.jp/ |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
海洋, 国際理解, 健康, 食育
2024年度は海の生き物に高い関心を持っていたことから海洋問題と、世界の環境・水質に差があるということを知る、または気付くことを目的として活動を行った。また、英語講師が代わり交流を深める中で日本とアメリカの食の違いについて、またそこから「ヘルシーな食事」についてなど食文化の近いから国際理解へとつながっていくように進めた。
・海洋問題と生き物について
4・5歳児クラスの子どもたちが海の生き物を自発的に調べ、図鑑を見ている姿があった。その後自分達で生き物を製作していたことから「図鑑にある海と実際の海に違うがあるのか」「実際の海ではどんなことが問題があるのか」など気が付けるように表現あそび・運動遊びを通して考えた。図鑑に載っているようなきれいな海がある一方で「海鳥が網に絡まって動けなくなってしまったり、油で羽が固まってしまったりと困っている」ときっかけを出した。子ども達は運動あそびを1つ1つ達成したり、また挫折したりしながらも取り組むことで海の1つの現実の理解を深めていった。
・海洋問題から環境・水質の違い、国際理解へ
海洋問題を知った後、ワールドビジョンジャパンの出張授業を通じ「きれい汚い水があることまた水が簡単に手に入らない国もあることを知る」ことや「自分たちと同じ世代で困っている人がいることを知る」ことを目的とした。実際の写真をみて環境を知ったり、水の色を見て「あのお水は飲んではいけないもの」「水は汚いものしかない」「子ども達が取りに行く」ということを知り驚いていた。実際に同じ重さのバケツを用意し運んでみると始めは「大丈夫簡単」など言っていたが「朝登園し、散歩して、給食を食べる時間になってもまだ水を運んでいる」という現実を知った。そのことから「きれいな水をあげられないだろうか」「おなかを壊すからなんとかできないか」「なんで水道がないのか」など自分達の身近な環境とそうでない環境の違いに気が付き意見を出していた。
・国際理解と食育・健康1
英語あそびの講師との交流の際に、アメリカの文化・食文化について話を聞いた。その際にアメリカと日本の文化の違いや給食(食文化)の違いなどを聞いた。「アメリカの給食の野菜はグリーンピース、コーンなど1種類のことが多いが、日本は何種類もの野菜が入っておりまた油が多くない。また健康的である」など英語講師が感じるアメリカと日本食の違いを聞いた。それを聞き、ハンバーガーやポテトなどなじみのあるものが紹介されたが、「これは(自分たちが思っている)給食ではない」(給食で果物ではなくお菓子のようなものが出ていたことから)「給食でフルーツは出ないのか?あれはおやつではないのか」など自分たちの給食と比べての質問が出てきた。
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英語講師との交流後、ホーチミン師範大学の学生とベトナムの高校生との交流場を持つ機会があった。その場で英語講師が発言していた「日本食はヘルシー」という「ヘルシー」について5歳クラスで考え、その話し合いにもホーチミン師範大学の学生さんに参加してもらった。子どもたちの考えのヘルシーは「おいしい」「油ばかりではない食事」「野菜が多い」など思い思いに発言していた。「栄養が満点ということ」「筋肉や脂肪を作る」など知っている知識を今までの経験を元に発言していた。その後ホーチミン師範大学の学生さんにもベトナムの食文化について話を伺った。「日本のお米とは形が違う」「お米の粉を使って作った麵料理がある」などまた別な視点での話を聞いた。あまりベトナムにはなじみがなかったのか子どもたちはあまり想像出来ていなかったが、初めて聞く料理に真剣に耳を傾けていた。その点からも新たな国の理解にもつながった。
来年度の活動計画
- 健康・人権
生き物に興味を持っていた4歳児クラスは自分たちの歯や体の構造に興味を示している。単に海外の食文化ということだけでなく、食事から体がどう変化するのか、また食文化がどう影響するのかなどが考えられるようにする。
- 海洋問題から国際問題
海の生き物から海洋問題・海外に水を知った。子どもたちがきれいな海・きれいな水が当たり前でないことがどう影響するのか一緒に考えていく。