所在地 | 〒836-0881 福岡県大牟田市米生町2-26 |
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電話番号 | 0944-53-6032 |
ホームページ | http://www.e-net21.city.omuta.fukuoka.jp/yoneo-jh/ |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
減災・防災, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉
本校区は、認知症の取組発祥のまち「認知症SOS模擬遺訓練」を始めた町であり、学校のすぐそばには、世界文化遺産「三池炭鉱宮原坑・専用鉄道敷跡」をもつ地域の宝に恵まれた校区である。そこで、本校では①世界遺産学習を中心とした地域学習、②福祉学習、③防災・減災学習の3つを柱とし総合的な学習の時間を中心に、教育活動全体を通して探究的な学びに取り組み、自分たちの住むまちを愛し、まちづくりについて「つながり・関り」を大切にし、グローバルな視野で自ら考え行動できる社会の担い手育成を目指している。
〇1年:大牟田特別支援学校との交流:50年近く続いているこの交流では、本校の生徒と特別支援学校の生徒がそれぞれ工夫を凝らしたレクレーションや七夕飾り会で交流したり、クリスマス会で心を込めた手作りのプレゼントを交換し、互いを思いやる心を育み、つながりを深めた。
認知症学習:絵本教室や市内一斉に行われる「認知症SOS模擬訓練」に参加した。
世界遺産学習×防災:世界文化遺産「宮原坑」の耐震工事が行われたことから、地域の宝「宮原坑」について深く学び、防災の視点からなぜ耐震工事が必要なのか、被災に備えてどのような準備をしたらよいかなど市の防災危機管理室の方々の指導のもと考え、体験した。
3年:高齢者宅訪問・「高齢者へ絵手紙を届けよう」をテーマに、地域の方々から絵手紙の作成の仕方を教えていただき、地域の高齢者の方々を訪問し作成した絵手紙をプレゼントして、交流を行った。
ユネスコクラブと近隣の幼・小・高校・地域・関係機関との協働:世界遺産「宮原坑」の保全活動・まちづくりを目指して「フラワーチェーンプロジェクト」に取組んだ。これは、世界遺産「宮原坑」を花で囲み、世界遺産への来場者を増やしまちづくりにつなぐことを目的として、7年前から取り組んでいる。本年度も高校生が作成したプランターに幼・小・中学校で絵を描き、地域の方々が花を植え育てている
来年度の活動計画
〇令和7年度は、世界文化遺産「宮原坑」の世界遺産登録10周年となる。そこで、学校全体でさらに世界遺産学習に取り組み、自分たちの住むまちの「宝」をとおして、どのようなまちづくりをしていったらよいかを考え、行動し、国内だけでなく世界に発信することに取り組むことを目指す。
〇「認知症取組のまち」として、高齢者宅訪問や認知症学習・認知症SOS模擬訓練などの体験学習を通して自分たちで考え、誰もが安心安全に住むことができるまちづくりについて取組を深める。
〇ユネスコクラブ・有志では、世界遺産「宮原坑」における「フラワーチェーンプロジェクト」を継続し、世界遺産を花でいっぱいにできるよう、さらに取組を進めていく。