• いちかわしりついなごししょうがっこう
  • 市川市立稲越小学校

  • Ichikawa Municipal Inagoshi Primary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒272-0831 千葉県市川市稲越3丁目21番8号
電話番号 047-373-8401
ホームページ https://ichikawa-school.ed.jp/inagoshi-sho/
加盟年 2010

2024年度活動報告

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、地域の小学校、中学校の3校が、東国分爽風学園として、施設分離型の義務教育学校としての取り組みを行っている。その中で本校は、「たのしく なかよく 元気よく」を学校教育目標に、その具現化のために教育活動を推進している。「ふるさと探究科(総合的な学習の時間に代わる義務教育学校独自のカリキュラム)」の中で、SDGsを念頭に置き、地域に根差した取り組みや稲作などを行った。

米を作付けることによって、実は水田から温室効果ガスが排出されているともいわれている昨今、児童が米を育てたり、食したりすることは、SDGsについて考えるきっかけになったと考えている。そこで、今年度実際に行った、苗から稲を育て、米を収穫し、食するまでの実践を紹介する。

 

実践例 第5学年の活動

本校には水田がある。5年生がその水田を活用し、何気なく食べている米がどのようにして作られるのかを知るため、米作りを行った。以下はそのポイントとなる活動である。

・田植えをするまえに、「田起こし」「代かき」の作業を、手作業で行った。

・田植えは須和田の丘支援学校と交流で行い、親睦を深めた。

・田植えを終えた後は、当番で水の管理を行い、夏休み期間中も同様に行った。

・稲の成長に合わせ、鳥の被害を受けないためにはどうすればよいかを考え、用務員と協力し、防鳥ネットを設置した。

・稲刈りをした後は、本校にある千歯こきや、脱穀機を活用し、約10キロの米をすべて手作業で脱穀した。

・「お米マイスター」の資格を持つお米屋さんを講師としてお招きし、お米に関する特別授業を行った。また、その際、家庭用の精米機を借り、児童で分担しながら精米も行った。

・精米された米を使って、家庭科の調理実習で炊飯を行った。

・最後に、地域の方を講師に迎え、余った藁で、リース作りを楽しんだ。

 

以上のような米作りの活動をとおし、米作りの大変さを実感するとともに、一連の活動をとおして食べ物を自分たちで作り、食べることの喜びを感じることができた。

来年度の活動計画

「ふるさと探究科(総合的な学習の時間に代わる義務教育学校独自のカリキュラム)」の活動は継承される。再び、SDGsを念頭に置き、地域に根差した取り組みや稲作などを行っていくが、子どもたちの設定する探究活動が、他にもSDGsに沿った内容があれば報告させていただく予定である。

過去の活動報告