- いちかわちゅうがっこう・いちかわこうとうがっこう
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市川中学校・市川高等学校
- Ichikawa Junior & Senior High School
- 種別中等教育学校または中高一貫校等 地区関東地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒272-0816 千葉県市川市本北方2-38-1 |
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電話番号 | 047-339-2681 |
ホームページ | http://www.ichigaku.ac.jp/ |
加盟年 | 2012 |
2023年度活動報告
国際理解, 持続可能な生産と消費, その他の関連分野
本校は、1.国際理解教育 2.理科教育 3.環境教育を本校ESDのテーマとして、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して以下の活動を計画した。過去2020~2022年度の3年間はも新型コロナウィルスの影響で大半が中止または変更を余儀なくされたが、2023年度は少しずつ計画を実施することができた。
1. 国際理解教育
(1) 海外研修(英語による教養研修)
夏68 名参加 内訳ボストン&ダートマス(29名)/シンガポール(39名)
春 ニュージーランド(36名)(2024年3月予定)
(2) 国内研修
① グローバル・スタディズ・プログラム(旧エンパワーメントプログラム) 米国大学生のファシリテーターによる英語教養研修、8/7~8/11 34名参加
② グローバルイシュー探究講座(神田外語大学との連携事業、SDGsについて英語で学び、英語で発表する、5月~7月に神田外語大学にて計4回及び8/21~8/23にブリティシュヒルズで2泊3日研修 34名参加)
さらに、まとめとしてアカデミックライティング講座も上記のうち希望者を対象に実施(4名)
③ Double Helix: Translational Medicine(英国から講師を招いて、英語で「医療」について学ぶ)、7/27~7/31 本校から7名参加
④ Double Helix: Ichikawa✕Ohyu (本校市川学園と鷗友学園の共同開催)英国とスペインから講師を招いて英語で「医療」「生物」「物理」「統計」「歴史」「教育」について学ぶ。8/21~8/25 本校から18名参加
(3) トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(文部科学省) 8期生 11名合格
(4) 個人参加の国際研修 World Scholar’s Cupに参加(1 東京大会 [本校]:24名 世界大会 [韓国]:18名 3 決勝大会[Yale大学]:5名)
(5) 文部科学省WWL(ワールド・ワイド・ラーニング) コンソーシアム構築支援事業参画 引き続き、宇治立命館高校WWLと連携して活動。
(6) 国際交流 今年度は実施できず。
(7) 校内活動・校外活動
① 生徒有志によるユネスコサークル活動は昨年度に続き今年度もコロナ禍で特記すべき活動は行われなかった。
② 千葉県高等学校教育研究会ESD部会主催の成果発表会に生徒が参加予定。
(8) 校内発表会(市川アカデミックデディ)国際理解活動やSDGsに関わるの全学発表会を実施 3/13
(9) その他,毎年実施している活動
① 留学キャラバン(海外大学進学説明会)を本校で対面形式で実施 6/17 ② JICA講演会(中学道徳授業で,JICA海外協力隊員による講演会)
(10) ホストファミリー・ネットワーク 留学生受け入れ準備家庭登録
2. 理科教育SSH指定第3期・5年目の本年度は以下の活動をおこなった
(1) 研究開発の課題
自分で自分を教育できる自立した研究者を育成するプログラムの開発。
(2) 研究開発の概要
① 通常授業の改善のために学校設定科目に指定した、探究数学Ⅰ~Ⅲ・AB、探究物理ⅠⅡ,探究化学ⅠⅡ,探究生物ⅠⅡ、プレゼンテーション英語ⅠⅡ、構造読解(現代文)ⅠⅡ、地理ALについて研究を行った。また、すべての教科を対象に教科横断型授業の開発を行った。
② 理科では実験から学ぶ探究的な授業を行った。
③ 中学においては前認知を高めるためのCASEプログラムの部分導入を行った。
④ 課題研究において評価基準を作成し、提示することで生徒のメタ認知を促し、自立的に取り組むことができるよう指導した。
(3) 海外連携
① New Generation School Preah Sisowath High Schoolと本校で共同課題研究に取り組んだ。研究の成果は、オンラインの国際発表会ICRF(International Collaborative Research Fair)で発表した。
② タイのルーイで行われたTJ-SSF2023(Thailand- Japan Student Science Fair2023)に参加した。
③ SSHタイ王国プリンセス・チュラボン・チョンブリ校への生徒派遣。
④ SHタイ王国プリンセス・チュラボン・チョンブリ校の生徒受入。
3. 環境教育
(1) 三宅島研修巡検 三宅島での研修 8/1日~8/4 7名参加
中学・生物授業での近隣自然観察公園フィールドワークを実施 5/26 中1対象
(2) 保護者会が制服・学用品などのリサイクル活動を推進。5月実施予定
(3) 福島学宿 高1対象 被災地のフィールドワーク等 12/17~12/19
来年度の活動計画
本校が教育目標とする「生涯学び続ける力を有し、世界で活躍できる品格あるリーダー育成」の推進基軸として「国際理解教育」「理数教育」「環境教育」をユネスコスクール活動を通じて実践する。これはユネスコ憲章が唱える「教育、科学及び文化を通じて諸国民の間の協力を促進することによって、平和及び安全に貢献」の精神に合致するものと確信している。
2023年度はコロナの影響も小さくなり、コロナ以前の活動を徐々に再開することができた。来年度については、国内研修をさらに充実させ、可能な限り海外研修や国際交流を復活させていきたい。
これまで通り、「国際理解教育」は経験者による啓蒙活動を重視し、様々な機会を通じ校内外にその知見を発信する。「理数教育」では、SDGsを意識した課題研究に取り組む。また「環境教育」は、授業や課外活動の充実を図るとともに、「ユネスコサークル」及び「インターアクト同好会」の生徒を中心にボランティア活動に注力する。
今年度は夏にユネスコスクール定期レビューがあり、本校のユネスコスクール活動についての評価をいただいた。これによると①国際デーの扱い方や②学校評価における活動の点検についての改善を求められた。来年度はこれらを念頭に初心に戻り、ユネスコ活動を考えていきたいと思う。