2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 持続可能な生産と消費, その他の関連分野

本校ESDのテーマである1.国際理解教育 2.理科教育 3.環境教育を中心にこの1年間の活動を報告する。

1.国際理解教育

(1) 海外研修(英語による教養研修)

①英国イートンカレッジ研修(EtonCollege,7/2~8/8,19名)②英国ケンブリッジ大学研修(CambridgeUniv,8/17~29,31名) ③英国オックスフォード大学研修(OxfordUniv,8/17~29,27名) ④米国ボストン・ダートマスカレッジ研修(Harvard/MIT/DartmouthCollege,7/31~8/11, 23名) ⑤カナダ研修(BritishColombia,8/7~8/23,42名) ⑥NZ研修(Otago,3/10~24,36名) ⑦中3シンガポール修学旅行(Singapore,11/24~29,336名) ⑧その他、地方自治体主催の海外研修への参加者多数。※①~⑦は本校主催

(2) 国内研修

①エンパワーメントプログラム(UC,Harvard等の学生による英語教養研修,7/3~8/3, 82名) ②中3英語研修(オリンピック記念青少年総合センター,6/6~6/8, 336名)

(3) トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム 高校生コース 高1・2年生7名合格

(4) World Scholar’s Cup 2018

①東京大会:27名 ②世界大会(Malaysia):27名 ③決勝大会(Yale大学)17名

(5) 国際交流

①SSHタイ王国 プリンセス・チュラボン・カレッジ高校への生徒派遣(6/3~11,生徒10名/教員2名,共同研究/ホームステイ) ②SSHタイ王国 プリンセス・チュラボン・カレッジ高校の生徒受入(9/5~9/9,生徒10名/教員2名,ホームステイ) ③NZ姉妹校St Hilda’s Collegiate Schoolの生徒受入(12/18~21,生徒27名/教員3名,ホームステイ) ④さくらサイエンスプラン・ハイスクールプログラム アジアの高校生受入(5/17,インド・ミャンマー・カンボジア高校生73名・教職員/随行者27名)

(6) 文化祭フェアトレード

有志生徒(ユネスコサークル)による物品販売とポスター発表を実施。千葉大学教育学部主催「人間力を育む千葉ESDの地域展開(2/17)」で成果発表

(7) 校内発表会

上記研修参加者が、学年集会、文化祭、全学発表会(3/9,市川アカデミッックデイ)で成果発表

(8) JICA講演会

中学道徳授業で、各学年別に年間1~2回実施

(9) ACCU 韓国政府日本教職員招へいプログラムに教員1派遣

2.理数教育 SSH指定第2期・5年目の本年度は以下の活動を行った

(1)研究開発の課題

探究的な授業と課題研究を両輪とする指導方法を完成させ、国際的に活躍できる課題発見型研究者育成の基盤を構築する。

(2)研究開発の概要 ①通常授業の改善のために学校設定科目に指定した、探究数学Ⅰ~Ⅲ・AB、探究物理、探究化学、探究生物、プレゼンテーション英語、構造読解(現代文)について研究を行った。また、すべての教科を対象に教科の枠組みを超えたコラボレーション授業を行った。②実験から学ぶ探究的な方向を探ると共に、基礎学力の伸長を促す取り組みを行った。③海外連携については、課題研究を通じたタイ王国 プリンセス・チュラボン・カレッジ高校との相互訪問を実施。④ 中学校においては、前認知を高めるためのCASEプログラムの部分導入を実行した。⑤課題研究の研究に関しては、課程内容とのリンクを認識させる指導をした。⑥高1生に対して1月から課題研究に向けた指導を行った。

3.環境教育

(1)中学・生物授業での近隣自然観察公園フィールドワークや三宅島での巡検など多様な取り組みを行った。特に高1生物基礎では、3学期を通して環境問題に取り組みグループレポートを作成し発表会を行った。

(2)保護者会、ユネスコサークルが制服・学用品などのリサイクル活動を推進。校内でのリユースや途上国への発送を行った。

来年度の活動計画

本校が教育目標とする「生涯学び続ける力を有し、世界で活躍できる品格あるリーダー育成」の推進基軸として「国際理解教育」「理数教育」「環境教育」をユネスコスクール活動を通じて実践する。これはユネスコ憲章が唱える「教育、科学及び文化を通じて諸国民の間の協力を促進することによって、平和及び安全に貢献」の精神に合致するものと確信している。
平成31年度は、これまでの実践を継承しながら更なる発展を試みたい。「国際理解教育」は経験者による啓蒙活動を重視し、様々な機会を通じ校内外にその知見を発信する。「理数教育」では、SDGsを意識した課題研究に取り組む。また「環境教育」は、授業や課外活動の充実を図るとともに、ユネスコサークルの生徒を中心にボランティア活動に注力する。