所在地 | 〒290-0215 千葉県市原市土字1481-1 |
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電話番号 | 0436-36-7131 |
ホームページ | https://www.kimigaku-ich.ed.jp/ |
加盟年 | 2010 |
2023年度活動報告
生物多様性, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 貧困
コロナ禍が落ち着き、ようやく生徒が主役となる様々な活動を実施することができた。本校は、世界全体の経済、社会及び環境の三側面から持続可能な世界を実現することを目的とした活動「ちばSDGsパートナー」にも登録されており、県内の企業や団体と協力した活動を行っている。今年初めて行ったのが、社会福祉協議会との協働イベントである。小さな子供とその保護者を対象に、本校生徒による手遊び、歌、読み聞かせなどのボラティ活動を行った。内容と道具のすべてを生徒たちが話し合いながら準備し、大好評のイベントとなった。また、2016年4月の熊本大地震の際の災害支援をきっかけに相互交流を続けている、熊本国府高校とのオンラインによる生徒交流が続いている。昨年度に続いて今年も『花いっぱい運動』を企画し、本校からは市の花の「コスモスの種」、熊本国府高校からは熊本の花の「キキョウの種」を交換し、各学校の生徒と地域の人々に綺麗な花を楽しんでもらった。また、UNIQLOの「服のチカラプロジェクト」にも取り組んだ。協力して、ポスターや回収箱を作成し、全校生徒及び保護者に協力を呼びかけたほか、併設校の清和大学附属八重原幼稚園(ユネスコスクール)・畑沢幼稚園・金田幼稚園の保護者会にも協力を呼びかけたところ、大きな段ボール15箱分にもなる子供服が集まった。何百枚もある子供服を1枚1枚仕分ける作業は、初めて体験する1年生にはとても大変な様子であったが、どの生徒も達成感を得ることができる活動であった。さらに、コロナ禍が落ち着いたこともあり、千葉県ユニセフ協会のボランティアの皆さんと一緒に活動する機会が増えた。幕張や千葉駅での街頭募金協力の呼びかけや校内でのユニセフポスター展なども開催した。本年度、生徒が最も楽しんだのが、マルシェの出店であった。自分たちで紙粘土を使って製作したマグネットやキーホルダーを購入のお礼のメッセージと一緒に袋詰めした商品を店頭で販売をした。たくさんの人と言葉を交わしながら、準備した200個をあっという間に完売し、売り上げはユニセフへ募金した。国際交流及び国際理解については、充実した1年を過ごすことができた。Global Leader Course2年生のシンガポール国外研修、希望生徒が参加したオーストラリアの姉妹校でのホームステイ研修、さらにTokyo Global Gatewayでの英語研修、福島県British Hillsでの宿泊研修と、ようやく国外研修が再開し、生徒一人ひとりに明るい表情が戻った。また、7月にはアメリカから3名の留学生が来校し、生徒と一緒に部活動や文化祭などの学校行事を楽しんだ。イギリス、インド、コートジボワール、インドネシアからのゲストも多く来校し、生徒にとって多くの「気づき」と「学び」、そして「行動」へとつながる貴重な経験をすることができた。
来年度の活動計画
次年度もGlobal Leader Course(グローバルリーダーコース)及び国際ロータリークラブが提唱するインターアクトクラブの生徒を中心に、生徒による企画と運営を中心とした活動を積極的に行い、全校生徒や保護者、さらには地域を巻き込むで活動を行っていきたい。「マーブルクレヨンの途上国への支援」「使用済み切手回収」「書き損ハガキ回収」「使用済みコンタクトレンズケース回収」「使用済みカイロ回収」「エコキャップ回収」などについてもこれまでと同様に継続し、全校生徒がボランティア活動への関心を持てるようにしていきたい。また、本年度新たに始めた社会福祉協議会との協働イベントのように、地域において活動する団体とも協力して、環境保護や地域活性化につながるようなプロジェクトに取り組んでみたいと考えている。