2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 国際理解, 平和, 人権, エコパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

英語コースに学校独自科目として、UNESCO(ユネスコ)を設定し、授業で学んだ知識を生かして、全校生徒を巻き込んだ、生徒を主体としたボランティア活動が広く行った。具体的には、エコキャップ回収活動、フィリピンの子供達に送るマーブルクレヨンプロジェクト、本校と同様にユネスコスクールの認証を受けている、併設校の清和大学附属八重原幼稚園の保護者の協力も受けて実施しているユニクロの『助けよう服のチカラプロジェクト』などがあげられる。また、市原市及び地域団体と協力したボランティア活動にも多く取り組み、ユニセフ街頭募金やJR五井駅構内での朝の挨拶運動への参加は、生徒一人ひとりが協働の意義を学ぶ貴重な経験となった。また、英語コースの生徒が、指導案や教材を自分達で作成し、近隣の公立小学校を訪問して、英語の授業を実施する『高校生が英語の先生』プロジェクトを実施した。日頃の英語学習の成果が存分に生かされるとともに、年齢の近い高校生との活動を中心とした英語学習を通じて、小学生の学習意欲が高まるだけでなく、地域交流という点でも注目を受けている。

来年度の活動計画

2010年にユネスコスクールの認証を受けて以来、国際ロータリークラブ支援のインターアクトクラブ及び英語コースの生徒を中心に、生徒とともに考え、実行する活動が行われているものの、学校全体による組織的な取り組みが行われているとは、まだまだ言えない状況である。ESD活動の理念を教員一人ひとりが十分に理解し、その手法を学ぶことができるような環境を学内に整備し、他校での優れた事例を共有する機会を提供できるような工夫を行いたい。平成31年度は、これまでの活動に加えて、校内の「ハーブ園」の拡充を進めることを計画している。環境保護や生物多様性について、全校生徒が学べるような「ハーブ園」を、ユネスコアシストプロジェクトと常盤植物化学研究所の皆さんの支援を受けながら、行なっていく計画である。