2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 貧困

新型コロナウイルス感染拡大を受け、計画していたすべての活動を行うことはできなかったが、限られた条件のもとで、生徒主体の活発な取り組みを行うことができた。東京2020オリンピック・パラリンピックの開催にあわせて、ボッチャ大会を実施した。全校生徒にチームごとの参加を呼びかけたところ、多くの生徒からの参加があり、障がい者スポーツへの理解を広げることができた。また、ゴミ拾いにスポーツの要素を取り入れた「スポごみ」大会も実施した。学校周辺をチームに分かれて、分別をしながら、制限時間内にどれだけ多くのゴミを拾えるかを競った。終了時は、袋いっぱいのたくさんのゴミが集まり、参加した生徒からは、楽しいだけでなく、ボランティア活動にも参加をしたという達成感があり、ぜひ次回も開催して欲しいとの声が多くあった。不要となった絵本を回収し、地域の保育所や幼稚園、病院に寄贈をする活動にも取り組んだ。この活動を通して、つながりを持った団体からの提案を受け、コロナ禍により、オンラインでの開催となった夏祭りに動画で参加をした。参加賞として頂いたお米を、地域のこども食堂に寄贈した。今年度は、校内でのユニセフ募金活動だけでなく、千葉県ユニセフ協会主催の行事にボランティアとして多く参加をした。講演会において、来場者の受付や誘導案内などを本校生徒が任され、充実した表情を見ることができた。さらに、政情不安とモンスーン被害により、多くが生活に苦しむミャンマーの人々を心配して、1人の生徒がミャンマー募金を開始した。ミャンマーの現状について詳しく学び、プレゼンテーションや動画を行うことで、広く募金への協力を求めたところ、その活動が伝わり、ミャンマー大使館から前書記官が来校し、生徒からの質問に答えながら、ミャンマーの現状について講演をしてもらう機会を得ることにつながった。生徒や地域の方から集まった募金は、ミャンマーで子供たちに食事や学習の機会を提供する団体に送られ、現地からの感謝状が届いた。「気づき」から「学び」、そして「行動」へとつながる、生徒の中の意識の変化が感じられる機会でもあった。

来年度の活動計画

Global Leader Course(グローバルリーダーコース)の生徒及び国際ロータリークラブが提唱するインターアクトクラブの生徒を中心に、生徒が主体となって企画・実施する活動を全校生徒や地域の人々を巻き込む形で実施をしていきたい。使用済みペットボトルを活用してのクリスマスツリーによるイルミネーション、使い捨てカイロ回収活動から学ぶ環境保護、様々な人との交流を通じて学ぶ共生社会のあり方など、様々な取り組みに挑戦をして行きたい。また、新型コロナウイルス感染拡大を受けてしばらく中止になっていた、近隣小学校を訪問して英語の授業を行う、「高校生が英語の先生」プロジェクトも再開をする予定である。