• おおむたしりつひらばるしょうがっこう
  • 大牟田市立平原小学校

  • Omuta Municipal Hirabaru Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 国際理解, 福祉

所在地 〒836-0813 福岡県大牟田市平原町333
電話番号 0944-53-6019
ホームページ http://www.e-net21.city.omuta.fukuoka.jp/hirabaru-es/
加盟年 2012

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解, 福祉

 

 本校は、「自ら考え行動し、共に学び、豊かな心をもつ子どもの育成」を学校教育目標に、「自主・協働・感謝」をキーワードとして教育活動に取り組んでいる。特に、本年度は、重点目標「平原が好きな子どもの育成」を目指し、「地域とのつながり」を活動テーマとして持続可能な開発及び持続可能なライフスタイルについての実践を通して、「つながりを尊重する態度」「他者と協力する態度」「多面的・総合的に考える力」の3つの資質・能力を高めるとともに、「人・もの・こと」とのつながりや関わりを大切にすることのできる児童の育成を目指して活動を行った。具体的には、福祉教育、防災教育、国際理解教育を柱に、みんなとつながり合う心を学ぶ学習、地域の防災学習、文化の多様性を理解する学習を行った。

①  つながり合う心(地域のお年寄り、障がい者)を学ぶ学習(SDG3・11)

福祉に対する理解を深めながら共に生きる住みよい社会をつくるために自分にできることは何か、自分がすべきことは何かを考えていくことを目標に学習を進めた。具体的に3年生では、地域で暮らす高齢者の方や高齢者施設の方との交流を通して、お年寄りの優しさや支援している人の思いやりに気付き、相手の気持ちになって行動することの大切さを学ぶことができた。4年生では、視覚障害をもっている方をGTとしてお招きし、生活について知ったり、思いに触れたりすることで、どのように自分はかかわっていくのかについて考えた。バリアフリーやユニバーサルデザインのまちづくりについて調べ、人々が支え合うことの温かさを感じ、平原のひと・もの・ことのすばらしさを学習した。この学習を通して、相手の思いや立場を理解し、今の自分にできること、将来的に成長した自分にできることを考えながら共生社会をめざしていこうとする心情や態度を育てている。

②  地域の防災学習

自然災害が起きた時に身近な地域に危険な場所があることに気付き、みんなが安全に生活していくために、自分たちにできることを考え、行動することを目標に学習を行った。3年生は、地域を歩き危険な個所を記した「地域安全マップ」を作成し、各学年に紹介、掲示してもらった。4年生は、市の防災危機管理室の方をお招きし、災害の現状を知り、防災のために日頃からできることを考え、調べたことを新聞にまとめ、全校に発進した。5年生は、福岡市防災センターで話を聞いたり体験したりしたことを通して、自分たちにできることやこれからのまちづくりのために必要なことを実感をもって考えることができた。

これらの学習を通して、これからの平原の未来を考え、様々な人とかかわりつながりながら住み続けられるまちづくりのために,自分たちができることを見い出すことができた。

 

 

 

来年度の活動計画

令和7年度も、福祉教育、防災・減災教育、国際理解教育を柱に「地域とつながるプロジェクト」として、体験的活動や探究活動をさらに充実させていきたい。そのために、

1 今年度の実践の評価をもとに見直しを行う。その際によりよいまちづくりに参画・貢献する力や態度を身につけさせられ  るように、平原の「人・もの・こと」を活動計画の中に位置づける。

2 全教科・全領域にまたがるESDの実践を通して、PDCAサイクルを確立させながら、令和6年度の実践をさらに高めていく。

3 SDG3・11の実現に向けて実践をしていることを全児童に意識させ、発信する場や方法(ICT活用等)を提案し、活動を広げていく。

過去の活動報告