• きたきゅうしゅうしりつふじまつしょうがっこう
  • 北九州市立藤松小学校

  • Kitakyushu Municipal Fujimatsu Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 平和

所在地 〒800-0047 北九州市門司区藤松1-19-1
電話番号 093-391-2300
ホームページ http://www.kita9.ed.jp/fujimatsu-e/
加盟年 2015

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, エネルギー, 国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, その他の関連分野

 本校は、「心豊かに、たくましく生きる子どもの育成」を学校理念として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、「元気・根気・勇気」「一人一人を大切に、ひとつひとつを丁寧に~SDGs教育の推進」の育成を目標とした。

①「地球市民および平和と非暴力の文化」について

本市では、7月に「平和に関する指導」を教育課程に位置付けている。本校でも、子どもの発達段階にあった教材を使って平和に関する学習を行った。その後、平和の祈りを込めた千羽鶴づくりを行った。全校児童で折った千羽鶴は、6年生が修学旅行で訪れた筑前町立太刀洗平和記念館に捧げた。現地では、語り部の方から話を聞いたり、資料映像や展示品を見たりして戦争の醜さや平和の大切さについて学んだ。また、平和集会を行い、平和な世の中を維持するために大切なことやその思いを表現する場をもつこともできた。

②「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」について

4年生の総合的な学習の時間において、SDGsについて取り組んだ。まず、一人一つの目標を担当し、インターネットを使って、調べ学習を行った。調査結果から「自分たちにできるSDGsに関するクイズ」を作成し、楽しみながら発表し合った。発表形態は、タブレットを活用した。その後、調べてまとめたものを教室や教室前廊下に掲示した。17の目標をグループごとに担当し、調べたりクイズにしたりしたことで、自分たちや周りの生活を見つめなおし、「これから自分たちにできることは何か」を具体的に考え、実践に移すことができた。

③「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」

外国語活動に初めて取り組む3年生が、ALT(外国人外国語講師)との触れ合いの中から、国際理解教育に関心を持った。総合的な学習の時間で3名の外国人(韓国)講師をお招きし、それぞれの国の文化や言葉、食べ物等を紹介していただいた。歌や踊り、民族衣装などを児童が着用し、異文化交流を行った。日本とは違う文化に触れ、他の国との違いに興味をもつとともに世界に対する国際的な視野を広げることができた。

6年生は、総合的な学習の時間の「夢授業」を通して、北九州の企業人や職業人約30人と直接出会い話を聞く機会を得た。6年生の児童は、企業人や職業一人一人がどんな思いで働いているか、仕事へのこだわりや新たな夢を語る姿に関心をもって話を聞いた。仕事によって、人によって違いがあるものの、仕事へのやりがいをもって働いていることを知り、自分の将来の夢どんな大人になりたいかということを考えるきっかけとなり、普段の自分がどのような行動をする必要があるかを見つめ直すことができた。現在は、お互いに感じていることを交流し合っている。

来年度の活動計画

常時活動については、環境委員会によるペットボトルキャップ回収や節電への啓発活動、放送委員会による「北九州市人権推進センター明日への伝言板」放送等を行う。

また、昨年度同様、平和に関する学習では全校児童による千羽鶴折り、6年生の修学旅行による資料館等の見学と語り部の講話、平和記念公園での集会を行う。世界を視野に広げる活動では、世界の様々な国の文化などに触れていくようにする。また外国語活動や外国語科においても、異文化を学ぶ学習展開に重点を置く。

本校では、理科教育に力を入れており、各単元においてSDGsの目標を意識した授業展開を仕組んでいく。過去や近年の自然災害の仕組みについて、各学年の単元に取り入れることで、防災や減災、環境保全の意識を育てるようにする。

過去の活動報告