• ならきょういくだいがくふぞくしょうがっこう
  • 奈良教育大学附属小学校

  • Elementary School, Nara University of Education
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 国際理解, 平和, 人権

所在地 〒630-8301 奈良市高畑町(番地なし)
電話番号 0742-27-9281
ホームページ https://www.nara-edu.ac.jp/ES/index.htm
加盟年 2014

2023年度活動報告

活動分野

文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「真理・真実を追求する人間的自立」を学校理念として、ESDを人類が築いた人権や平和の概念を核としてとらえ、実践を通して人類自らが平和で持続可能な国際社会を守り育てる力の育成を目標とした。
具体的には、国際理解、人権・平和を柱に、①文化の多様性にかかわる学習、②平和にかかわる学習を行った。
①文化の多様性にかかわる学習
本校「言語・文化」という分野をつくりさまざまな国の言語の規則性を学び知る中で母語への気づきと理解を深めるとともに、言語を裏打ちしている文化の多様性の中でつかむことをねらいとした学習を構築している。本学の留学生を招いて母国の言語や文化(名所や特産品、学校でのくらしや子どもの遊びなど)に触れる等の学習プログラムを設け、英語だけでなく日本語、ひいては世界の言語に自ら触れる機会を見出す契機になることを目指した。
②平和にかかわる学習
(1) 6年生が修学旅行として広島に赴き、事前に学習した原子爆弾の3つの被害について平和公園の他、旧陸軍被服支廠や街の様々なところに残る爪痕から原爆の威力を、事実を通して学んだ。また2人の被爆者に講話いただき、被害の実相を直接聞き取る学習も行った。
旅行後は、全校集会やたてわりグループ集会を行い、6年生一人ひとりが1~5年生に伝えるとりくみを行った。
(2) 若い学生たちが平和をめざして実際に行動したとりくみとして「世界の子どもの平和像」をとりあげ、広島や京都の像を見学し、当時京都の像の建立に直接携わった方のお話を聞く機会を設けた。平和をめざして行動した人たちの生き方に学び、児童一人ひとりが知ったことや考えたことを語り継ぐこと、そして行動に移すことが平和をつくり出す力になることを学んだ。

来年度の活動計画

「平和」という言葉に含まれている意味を「戦争」だけに留めるのではなく、自分たちの身近なくらしに焦点を当てて平和の本質に迫る学習を計画する。平和なくらしの土台にある人権にも目を向けさせ、「子どもの権利条約」の存在と子どもも権利の主体者であるという視点、またそれらの権利を守ることが平和につながっていることに気づかせるとりくみを行いたい。
多様な文化を尊重し世界の人々と手をつないで平和を大切に守り継ぐ態度の育成をめざして、引き続き「他者との出会い」を土台にとりくみを進めたい。

過去の活動報告