2018年度活動報告

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本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権

本校は、「真理・真実を追求する人間的自立」を学校理念として、ESDを人類が築いた人権や平和の概念を核に国際理解や文化の多様性と捉え、ESDの実践を通して人類自らが持続可能な国際社会や自然環境を守り育てる力の育成を目標とした。
 具体的には、国際理解、人権・平和、環境を柱に、①文化の多様性に係わる学習、②平和に係わる学習、③地域の伝統産業に係わる学習を行った。
①文化の多様性に係わる学習
 本校の外国語活動では、英語の学習とともに、「言語・文化」という分野をつくりさまざまな国の言語の規則性を知る中で母語への気づきを深めるとともに、文化の多様性をつかむことをねらいにした学習を構築している。具体的には、本学の留学生を招き、母国の言語や文化(民族衣装の実物、建築物の映像、子どもの遊びなど)にふれることにより子どもの世界観を広げている。
②平和に係わる学習
 本校の6年生は広島修学旅行の事前学習として原子爆弾の3つの被害等を学ぶ。現地の学習では平和記念資料館だけでなく、市内に残り今も被爆の実相を伝える遺跡を見学する。また、被曝された方にその現地で体験談を聞くことも取り入れている。修学旅行から帰った6年生は縦割りグループを通じて語り部として学んだことを全校に広げている。
③地域の伝統産業に係わる学習
 4年生の社会科では、教材として県内の特色ある伝統産業を実際に見学し授業として取り扱う。春の社会見学では、本校東部に広がる大和高原のお茶づくりに取り組む。高原特有の自然環境を生かしながら、自然に働きかけ有機肥料や無農薬といった人間にやさしいお茶づくりを学ぶ。食の安全を考えることは、生産者と消費者をつなぎ豊かな自然と人間の営みを結ぶ一つの視点であると考えている。

来年度の活動計画

広島修学旅行は、来年度は5月30日・31日に予定している。二日間とも広島で過ごし、平和公園だけでなく市内に残る原爆遺跡と被爆者のお話を聞く計画である。その後、現代の課題として核と人類は共存できるのかを児童に考えさせ、原爆だけでなく戦争や平和に対する認識を深め、人権がいかにして守り発展されてきたかを考える機会にしたい。
 5年生は2学期末に和歌山県勝浦市のマグロ遠洋漁業と太地町の沿岸漁業の見学を計画している。海のない奈良県の子どもにとって、実際に見学を漁業の学習に取り入れることは魅力のある学習につながる。限られた海洋資源に人々がどう向き合って共存してきたのか、そして現在どのような課題を抱えているのかにもせまる学習を計画している。