• あいちけんりつちゅうぶだいいちこうとうがっこう
  • 中部大学第一高等学校

  • Chubu University Daiichi High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒470-0101 愛知県日進市三本木町細廻間425
電話番号 0561-73-8111
ホームページ https://www.chubu-ichi.ed.jp/main/
加盟年 2008

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 健康, 貧困, その他の関連分野

本校の建学の精神は「不言実行、あてになる人間」である。本校では、建学の精神とユネスコスクールの3つの重点分野を包括するコンセプトを「ICT×ESD×探究」と定めている。今年度は「探究と創造」をテーマに「ESDコースプログラム」として成立する多様なESD・SDGsカリキュラムを通じて10の「ESD資質能力」を育むことを目的とした。

<ESD資質能力>
①持続可能性/SDGsに関する知識・理解・スキル習得 ②持続可能なライフスタイルの実践 ③情報収集・選択・活用力
④論理的思考力 ⑤批判的思考力 ⑥創造力(応用力・企画力) ⑦発信力(言語化力・プレゼンテーション能力)
⑧行動力(主体性・課題発見能力・責任感・リーダーシップ) ⑨協働性(傾聴力・柔軟性・合意形成と協力) ⑩多様性と共生の尊重

上記の資質能力に関する自己分析調査を2回(4月/10月)実施した。特に③⑥⑦において得意意識の向上が見られる。探究発表テーマなどからもそれがうかがえる。

<ESDコースプログラム履修制度>
一連のプログラムへの主体的・継続的な参加、研究レポート提出、研究発表、口頭試問を経て、「ESDコースプログラム履修生」として認定する制度の運用を本格的に開始した。2023年度は3年生7名の研究(以下・共同研究を含む)を認定した。

「香りの創造-地域の風景を香りで再現する試み-」
「持続可能な社会デザイン-地域の植物調査と世界遺産のあり方から-」
「文化の歴史保存-日本とクメールの比較文化の観点から-」
「ディズニーの建築技法と応用」
「真のユニバーサルデザインとは」

主な対象プログラムは以下の通りである。
・ESD大賞 / 一高発表会:ESD活動成果・SDGs探究成果発表会
・ESD CREATIVE AWARD:SDGsをテーマに自由に創造し「表現力」を養うコンテスト
・ESD国内研修(8月)/海外研修(3月):長野県白馬村の企業や行政と高校生が連携を進める国内研修/カンボジアの世界遺産であるアンコール遺跡群の修復活動と寺子屋交流を実施する海外研修プログラム(2022年度はカンボジア研修を4年ぶりに再開)
・探究ライブラリー:探究成果の審査を経て専用WEBサイトで生徒及び教員に成果を共有するシステム

<国際デー探究>
「世界人権デー」に関して、全校で「国際デー探究」(12月)を実施した。多様な観点から人権について考察し、各クラスでまとめ共有した。

<主な地域連携・高大連携・発表等>
学科の特性を生かした学習や部活動での取り組みは高大接続や地域での実績につながった。
・SDGs AICHI EXPO/愛知県ユネスコスクール交流会発表「香りの創造」(ESD部)
・自転車ツーロック呼びかけポスターの作成・愛知県日進市内掲示 (普通科・創造工学科より5名)
・中部大学国際関係学部2年次授業「国際応用演習A」研究発表
「Universality in Diversity – In Terms of Pictograms-」(普通科文理探求コースグローバル系)

<活動発信>
ユネスコスクールに関わる活動の詳細については、以下のWEBサイトを参照。
<CHUBU1 ESD&ASPnet> https://sites.google.com/chubu-ichi.ed.jp/cu1-esd/

来年度の活動計画

 新たな取り組みとして、留学生との文化交流や探究学習の場となる「Global Lounge」を12月より開始する。また、2023年度2年生より新設の普通科文理探求コースグローバル系カリキュラム「グローバル科目群」での学びやグアム修学旅行(3月)での学校間交流などのあり方を確立する。

 同時に、教員向けの教育支援の拡充も進めたい。特に、本校独自の探究教材の改良と指導支援システム(探究アドバイザリーアワー・ESDウェブライブラリー・ESD資質能力分析シートなど)の活用事例の研究と共有を進める。また、個人のESD資質能力の自己評価の変容は、進路指導においても有効であるため、探究と進路指導のあり方を明確化する。

過去の活動報告