• ぶんかがくえんながのちゅうがくこうとうがっこう
  • 文化学園長野中学・高等学校

  • Bunka Gakuen Nagano Junior & Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 健康

所在地 〒380-0915 長野県長野市上千田141
電話番号 026-226-8386
ホームページ https://bgh.gakuen-nagano.ac.jp/
加盟年 2017

2023年度活動報告

活動分野

海洋, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED), その他の関連分野

本年度は「協働・共生」を活動理念として、実社会から学び、多様な他者とのかかわりをもちながら活動することを心掛けてきた。地域や世界と交流し、学校の中に閉じないことで「社会の中の自分」を意識させた。体験に留まらず、伝える力に発展させていこうとしている。

探究学習を積極的に行いたい生徒をロールモデルとして育成し、生徒の姿から下級生らが学ぶ体制作りも行った。

以下に活動事例を記す。

  1. <分野1, 2, 3> 世界から日本を見る。多様な他者の価値観を知り、受け入れる。

海外研修を再開し、カンボジアへのスタディ・ツアーを企画、現在事前学習が進行中である。2024年2月に、8名の希望者が現地へ渡航、現地の暮らしに密着したサイトへ訪問し探究を行う。

中学1・2年では、今年で3回目となるEnglish Campにて、オンラインでネパールの学校と交流。高校1年の生徒が外部講師などと連携して、ネパールの文化紹介や課題提起をした。

B.<分野2・3> 地域の価値を知り、参加する態度の育成。

中学2年では地域の良さを発見する「ロゲイニング」を行って、「未来に残したい場所」をプレゼンした。

高校「総合的な探究の時間」で、高2は「長野市の課題」について市職員から話を聞き、解決策を提案するプレゼンを行った。高1は「地域創生フィールドワーク」として、6コースに分かれて県内の企業や団体などを訪問。インタビューや参与観察などを行った。

C.<分野1・2> 他者との協働で公正な社会を創る。

校則改正を全校で議論し、改正していく有志団体「ルールメイキングプロジェクト」が発足し、民主主義の理念をみんなで学びながら活動を行っている。

D.<分野1・2・3> 興味関心を突き詰めて探究し、他者へ伝える。

「探究合同ゼミ」で探究の研鑽を積んだ生徒が成果を上げている。高2が「日本経済新聞社 高校生SDGsコンテスト」で最優秀賞を受賞。高1が「福澤諭吉記念第62回全国高等学校弁論大会」で優秀賞を受賞。よきロールモデルとなっている。

来年度の活動計画

今年度の活動を継続することを基本とし、課題となっていた高校探究学習の充実を図る。「総合的な探求の時間」を、土曜講座(年10回)から、毎週1回の平常授業の枠に移行することとなった。これまで難しかった体系的な学びが実現することで、探究合同ゼミの限られた生徒だけでなく、全生徒に等しく探究学習の機会と時間が与えられる。

また、これを実現するために、学校のカリキュラム全体を見直し、終礼時刻を30分ずつ早めることとなった。自分の興味がある事柄に打ち込む時間を確保し、外部と交流しながら学ぶことを期待する。教員が生徒の指導に時間を当てたり、地域とのコーディネートを行ったりすることも想定している。

各担任が探究の指導を行うことを想定し、教員の研修を設定する。(4~7月)

過去の活動報告