所在地 | 〒135-0007 東京都江東区新大橋3-1-15 |
---|---|
電話番号 | 03-3631-2260 |
ホームページ | http://yanagawa-sho.koto.ed.jp/ |
加盟年 | 2011 |
2023年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
本校では、様々な学習においてSDGsを念頭に行っていくことが、この目標の達成に繋がり、その資質・能力を育てていくと考え、SDGs実践計画表をつくり、ESDカレンダーと年間指導計画によって、計画的にESDを進めている。また、特色ある教育活動も関連付けている。
本校はコミュニティースクールとして、「持続可能な地域社会を担う子どもたち」を育てるため、「地域で学び、地域を生かし、地域と行動する児童」を育てる教育活動を掲げて実践している。
また、生活科や総合的な学習の時間に、全学年がグループに分かれて自分たちで学んだことや追究した成果を、全学年と保護者、地域の方に向けて発表する「八名川まつり(学習発表会)」を毎年行っている。今年度実践した主な授業は、以下の通りである。第1学年生活科「かぞく にこにこ 大さくせん」(保護者の協力 SDGs8)家族について考え、行動する実践。第2学年生活科「作ってためして」(身近にあるものを使って動くおもちゃ作り SDGs12)ものの特徴を生かして、工夫しておもちゃを作る実践。第3学年社会科「スーパーのふしぎ、発見!」(地域の印刷スーパーの協力 SDGs12)地域のスーパーについて追究する実践。第4学年社会科「ごみ減量大作戦」(環境学習 SDGs12)ごみの現状を知り減量を投げかける実践。第5学年総合「お米にKOMEられた思い広め隊」(PALシステムによる協力 SDGs9)バケツ稲作りを通して米作りについて追求。第6学年社会科「伝えたい!残したい!世界にほこる文化や自然」(日光移動教室での学習 SDGs11)文化遺産や豊かな自然について追求。
内容面は勿論のこと、ICTの活用、劇や実演など単なるポスターセッションだけでなく、子どもたちは表現方法も工夫を凝らしている。SDGsの目標や地域を教材として、1年生から学習したことを発表したり、見たりしているので、学年が上がるつれて児童の資質能力を高めていくことにつながっている。表現活動を重視し、八名川まつりを継続してきたことから、本校児童の発表力、表現力の蓄積が進んでいると言える。
さらに、「ESDの日常化」を目指し、ESDやSDGsを図示することでその価値観に触れることができるようにした。委員会活動では、広報委員会を中心にユネスコスクール関連の活動をしている。韓国からの訪問団の歓迎会の司会や学校紹介を行ったり、ユニセフの活動を知らせる集会を開き、募金活動を行ったりした。全校朝会や避難訓練等での講話でも、ESDやSDGsの考え方に触れるようにしてきた。特色教育推進委員会を中心に、ESDやSDGsの考えを学校の特色の一つとして組織的に取り組めるようにした。ESDの考え方を児童に定着させていくとともに、SDGsという共通のゴールを柱とした各教科等での学びを進めていくことができると考え実践している。
来年度の活動計画
令和6年度は、ユネスコスクールとして、6年間を通して4つのテーマ「人権教育」「国際理解教育」「環境教育」「国連の活動理解教育(6年生のみ)」を中心に、以下の内容を理解できるようにし、持続可能な社会の担い手としての資質・能力を育てるとともに、実践力につなげていく。
① 単元の学習過程を以下のようにする。(SDGs実践計画表→ ESDカレンダー+指導計画→ 実践→ 八名川まつり+実践交流会)
② SDGs実践計画表を作成し、SDGsの目標を「問い」として追究できるようにする。
③ ESDカレンダーで実践単元のカリキュラム・マネジメントを行う。
④ 年間計画にESD単元としてわかるようにSDGsのロゴを付ける。
⑤ 年度ごとに、学年で取り組む重点目標を学年担任が決めて実践する。
・日常的にSDGsに触れることができるようにすることで、持続可能な開発のための社会づくりに向けた見方・考え方を働かせることができるようにする。そのため、以下の取り組みを進める。
○ 各教科・領域の授業でSDGsやESDに関係する学習内容は触れるようにする。
○ 掲示物でSDGsやESDの活動を紹介する。
○ 朝会等で、SDGsやESDの価値付けをする。
○ 図書室のコーナーや図書紹介、図書室の本にSDGsを貼る活動を行う。
○ 掲示物や成果物にSDGsロゴシールを貼る活動を行う。
・地域及び世界の環境保全や自然保護の取組等を推進する意欲・態度を身に付けた児童を育てる。そのきっかけとして、池やビオトープ等の校内環境を活用して、生き物や環境の学習を進める。そのための整備を図る。(専門家を招いて整備のアドバイスをいただくと共に、ビオトープを活かした環境教育の研修を行う。)
・八名川まつりや実践交流会にてESDの成果を発信し、他校との共有を図るとともに評価を得る。また、年度末学校評価でセルフチェックを行い、学びの深まりを検証し、次年度に役立てる。(PDCA)
・他国からの訪問団などを積極的に受け入れ、交流による国際理解教育を進める。