• やまのうちちょうりつひがししょうがっこう
  • 山ノ内町立東小学校

  • Yamanouchi Municipal Higashi Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3100
電話番号 0269-33-3601
ホームページ http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/kyoiku/higasisho.html
加盟年 2014

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, エコパーク, その他の関連分野

本校は,「よく考え行う子 なかよく力を合わせる子 気力にあふれやりぬく子」を学校目標に据え,ESDの活動テーマを「~E・・・いいと思うことを S・・・すすんで D・・・できる子~」として取り組んできた。ESD活動における目指す子どもの姿を「○自分の願いや疑問を持ち,やりたいことを決め出すことができる。○主体的に判断して学習活動を進めたり,よく考え,解決に向けて粘り強く取り組んだりすることができる。○自分の活動をふり返り達成感を感じたり,友だちの活動のよさを感じ取ったりして,表現することができる。」と設定し,今年度は,ESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度のうち,特に「子どもの問いを切り口として 批判的に考える力」を養うことを重点目標に進めてきた。

①1年生 「畑で野菜を育てよう」「モルモットと仲良しになろう」
ミニトマトやキュウリ,ポップコーン,ジャガイモを栽培し,簡単な調理活動も行った。モルモットの飼育活動では,2匹のモルモットのために遊び場作りをしたり,ケージの清掃を毎日したりした。また,赤ちゃんが4匹生まれ,そのうちの2匹の世話もしている。子どもたちが一人一人の願いを持って活動し,命の大切さを学んでいる。
②2年生 「ぼくわたしの野菜を育てよう」「花手水についてしらべてみよう」
「自分だけの野菜作りをしたい」と作物の観察・栽培を行ってきた。困ったことがあると家の人と調べて解決する姿があった。また,「花手水」を通して女将さんの思いを知り,共感し,自分たちにできることは何かを考えて活動できた。実際に女将さんと自分たちがデザインした花手水を作り完成させることができた。
③3年生 「ぐれちゃんの故郷に,バス遠足に行こう」
1年生から飼育しているヤギのえさ代やその故郷へ行くための資金を自分たちで工面しようと,ジャガイモの栽培活動を行った。農村生活マイスターの方と一緒に栽培したり,地域のお店の方とジャガイモの販売やお弁当作りをしたりして資金を稼ぎ,自分たちの願いを達成することができた。
④4年生 「コカリナの音色と共に思いを伝えたい」
志賀高原生まれの楽器「コカリナ」について学習してきた。工房見学で製作者の「広めたいと思っているが広まらない」という一言から「どうしてコカリナが広まっていないのか」という問いと「こんなすばらしい楽器のことをみんなは知らないなんて」という思いを持った。そして,「私たちがコカリナのよさを広めていきたい」という願いを持った。そのよさを紹介しようと,チラシを湯田中駅で観光客に配り,演奏をして知ってもらうことができた。学校のホームページには自分達の演奏を載せ,より多くの人に知ってもらう活動ができた。
⑤5年生 「山ノ内のブランド米 雪白舞を育てよう」
山ノ内のブランド米「雪白舞」の栽培に取り組んだ。町役場の方やJAエコファームの方にご協力頂きながら田植えから収穫まで,山ノ内の自然や気候を生かした栽培を体験した。育てた米は目標にしていた「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で金賞を受賞し,自分たちの願いを達成することができた。
⑥6年生 「YOUは何しに山ノ内へ」
湯田中駅での調査活動から自分たちが考える山ノ内町のよさと観光客の旅の目的には違いがあることに気づいた。「どうして温泉やスノーモンキーだけなのか」という問いと「おいしい農産物や地域の隠れた名店があるのにみんなは知らないなんて」という思いを持った。そこで「もっと山ノ内町のよさを知ってもらいたい」と,自分たちが考えた山ノ内町の紹介パンフレットを作り,観光客に配ったり,観光案内所に置いてもらったりすることができた。その取り組みについてまとめたことを町内のESD交流会で提案した。

来年度の活動計画

目的意識・相手意識を明確にしたり,活動をする中に地域の方や地域のお店を組み込んだりすることによって,「本物に出会う」「本物を体験する」ことができるため,来年度も意識して計画し取り組む。
年間の見通しを持って各教科と結びつけ,横断的な学習になるようにカリキュラムマネジメントを行っていく。
いのちを守る森作り(ABMORI),ふるさと志賀高原遠足,高原学習(志賀山登山),コカリナなど志賀高原ユネスコエコパークに関わる活動を継続,及び活性化させていく。

過去の活動報告