• やまなしえいわちゅうがっこう・こうとうがっこう
  • 山梨英和中学校・高等学校

  • Yamanashi Eiwa Junior and Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野国際理解, 平和, ジェンダー平等

所在地 〒400-8507 山梨県甲府市愛宕町112
電話番号 055-252-6184
ホームページ https://www.yamanashi-eiwa.ac.jp/jsh/
加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困, エコパーク

本校は,「敬神・愛人・自修」を学校理念として,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通してESDを実践し,生徒自身が考え行動する力の育成を目標とした。また8月に甲府ユネスコ協会の年次総会に参加し,本校のESD活動について報告した。

(1)平和学習
①中学修学旅行
今年度より平和学習の一環として,中学3年10月に2泊3日の修学旅行を実施した。広島・京都を訪れ,事前学習では特に広島の原爆被害について学んだ。また中学2年では聖書の御言葉「平和をつくり出すものは幸いである」に基づき,山梨県出身の浅川巧の生涯と韓国への貢献について学んだ。

②高校修学旅行
高校1年3月に実施する4泊5日の修学旅行は,4年ぶりに従来通りの2コース(沖縄・長崎コース,韓国コース)実施となる。沖縄・長崎コースでは,沖縄独自の文化や自然,太平洋戦争末期の沖縄での地上戦,長崎のキリスト教伝来と殉教の歴史,原爆被害について事前学習を実施している。韓国コースでは,韓国の文化や自然,日本統治時代から現代に続く歴史について事前学習を行っている。また班ごとに学んだ内容をまとめ,全校発表会においてプレゼンテーションした。

③ウクライナの平和を祈る活動
ウクライナ出身の本校元講師フォミチョヴァ・クセニヤ先生を礼拝の講師としてお招きし,戦争開始当初から現在までの様子や,本校のウクライナ支援活動の経緯について話していただいた。

(2)ボランティア活動
①生徒会活動
生徒会がフードバンクや書き損じはがきの回収に協力した。YWCAひまわり部が近隣の高齢者への配食サービスに参加した。またユニクロの「届けよう服のチカラプロジェクト」に参加し,難民に届けるためにこども服を集めた。

②強歩大会(ウォーカソン)
全校生徒が参加するウォーカソンを10月に実施した。個人で目標を設定して集めた献金を,ラオス等の子どもたちの修学支援として送った。

(3)持続可能な開発および持続可能なライフスタイルについての探究学習
①中学1年の自由研究ガイダンス,中学3年の統計学習,高校1年の総合的な探究の時間など,SDGsについて考える機会を設けた。また高校2年の「情報の科学」において,本校が位置する甲武信ユネスコエコパーク圏内の地域研究を実施した。RESASのデータから課題を読みとり,各市町村の総合戦略を読み解き,自然資源を生かしながら地域活性化をはかるアイデアを提案した。

②自然科学部において,ウキクサによる水質浄化の研究や,県内で数年おきに大発生するキシャヤスデの生態についての研究を行い,環境意識を高めた。山梨県高等学校芸術文化祭ユネスコ部門に参加し,女性の社会進出や女子教育の必要性について発表を行った。

(4)異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重
①12月に中学生全員が参加する英語研修を2日間実施した。様々な文化的背景を持つ講師を招き,小グループで活動を行った。中学1年10月にキルギス共和国出身の大学生を講師に招き,イスラム教の歴史や教義について学んだ。

②中学2年と高校1年の希望者を対象に,1月からニュージーランドターム留学を実施する。そのための事前学習として,ニュージーランドの文化や歴史を学んだ。

来年度の活動計画

次年度も今年度と同様に,次のような活動を計画している。

・3月に中学2年生は自由研究,中学3年生は統計学習,高校生は課題研究の成果を発表する。
・高校1年生は3月に沖縄・長崎を目的地とする修学旅行を実施予定である。
・10月に全校生徒がラオス等の子どもたちの修学支援を目的として「ウォーカソン」を実施する。
・コロナ禍で縮小していた海外研修(カナダ研修,ドイツ研修等)の再開を検討する。

過去の活動報告