- くしろしりつやまはなしょうちゅうがっこう
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釧路市立山花小中学校
- Kushiro Municipal Yamahana Primary-Secondary School
- 種別義務教育学校または小中/小中高一貫校等 地区北海道・東北地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒088-0928 北海道釧路市山花14-132 |
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電話番号 | 0154-56-2111 |
ホームページ | https://www.kushiro.ed.jp/yamahana-ej/htdocs/ |
加盟年 | 2011 |
2023年度活動報告
海洋, 気候変動, エネルギー, 環境, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
今年度本校のESD学習のテーマは、「未来の地球を守るために~私達にできることを~」として活動を行った。広い畑を生かした農業に関する活動と、個人個人で環境問題について考察する活動という2つを柱とし、以下の4点をねらいとし、活動に取り組んだ。
①次の世代にも豊かな自然の恵みを受け継いでいくために、作物を育て、循環させていくことで「持続な可能な社会の担い手」としての考え方や、知識、技能を身につける。
②栽培学習やテーマ活動で学んだこと、感じた事に付随する疑問点を各教科に横断的に関連させ、調べ、まとめることで新たな知識を深化させる。
③収穫祭を通し、食の喜びとお世話になった人々に感謝の気持ちを表現する。
④地球環境を保全していこうとする知識と心情と態度を養う。
具体的には通年で、①動物園学習(小学校)、②ESD学習【③栽培学習→収穫祭 ④個別のテーマ活動】(小学校・中学校)を行った。
①動物園学習(小学校)について
小学校では隣接する釧路市動物園において、年3回の動物園学習を行う。学年ごとに担当する動物を決め、えさの仕込み、獣舎の清掃、給餌…と、一連の作業を体験する。その中で、命の営みに触れ、かけがえのない生命の尊さを学ぶ。
②~④ESD学習(小学校・中学校)について
子どもたちは、未来の地球を守るために、小さなことでも、自分達でできることを考え、それぞれで課題を設定し、栽培活動や調査・実験などの活動を通し、課題解決学習を行った。体験や実験から疑問をもち、必要なことを主体的に調べ、自分の言葉でまとめ発表することで自分事として環境問題等について考え生活を改善しようとしていた。解決方法を実証するためにトライ&エラーを繰り返すことで、プレゼンテーションに具体性をもたせることもできた。今年度の児童生徒の探求テーマは以下の通りである。
<小学生>
・栽培学習をふり返って
・僕たちが考えた節電方法
・世界のために私たちができる節水方法
・エコキャップを利用したアクセサリー作り
・節水について
<中学生>
・プラスチック工作について
・山花の昆虫や虫の生態系について
・海洋プラスチックについて
・海洋汚染を止めるために~海洋酸性化についての調査結果~
・食物の保存と加工について
・野菜クレヨンについて
・ごみを減らすと?~コンポストを添えて~
また、生活科や総合的な学習の時間はもとより、理科、技術・家庭科、数学科、社会科など他教科とも関連させ、教科等横断的な学習として知識や思考を深めることができた。また、本校のESD学習は地域の協力がないと成り立たないこともあり、収穫祭には地域の方、保護者を招いて開催するなど、地域とのつながりを高め、感謝の気持ちを育むこともできた。
来年度の活動計画
2024(令和6)年度の活動計画では、基本的に昨年度・今年度の流れを踏襲し、更に活動内容を深化させて行っていく予定である。ESD学習については特に、令和5年度までの反省・次年度の方向性を教職員と児童生徒とで今年度の内に見通し、児童生徒が自分たちで次年度の主なテーマを決定し、反省を生かした活動を展開していく構想である。また、今年度は児童生徒会活動において『ユニセフ募金』『書き損じはがき回収』『地域清掃』を児童生徒の発想から活動を行うことができた。地域と連携して、『エコキャップ集め』『リングプル集め』も実施中である。今後は、授業の時間だけではなく、実生活の中で生かせるような学習活動に繋げていく。これらの活動を通し、『SDGsを少しでも達成するために自分たちでできること、学校できること、世界でできることって何だろう』と疑問を持ち、実践できる子どもたちの育成に力を注いでいきたい。