| 所在地 | 〒631-0021 奈良県奈良市鶴舞東町2-1 |
|---|---|
| 電話番号 | 0742-45-7321 |
| ホームページ | http://www.naracity.ed.jp/tsurumai-e/ |
| 加盟年 | 2011 |
2025年度活動報告
環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 食育
本年度、本校では校内の豊かな自然環境である「ぼうけんの森」と「ビオトープ」を対象に、環境保全活動を展開した。
1学期は、まず足元の環境を知ることから活動を開始した。「ぼうけんの森」の歴史や成り立ちを学び、現状を詳しく調査する中で、維持管理上の課題を浮き彫りにした。それらを踏まえ、「森をこれからどうしていきたいか」「自分たちに何ができるか」を議論し、未来の姿を構想した。
2学期には、活動の視点を「ビオトープ」へと広げた。森とビオトープの相互の関わりを理解し、それぞれの現状を把握した上で、児童一人ひとりが自らの意志で「ビオトープチーム」か「ぼうけんの森チーム」を選択した。その際、自分がどのような姿勢で作業に貢献したいかを明確にし、目的意識を持って実践に臨んだ。
11月からは具体的な整備活動を本格化させた。ビオトープチームは、中庭の丸池や水路の清掃を徹底した。プランターやブロックの撤去、縁の泥落としに加え、水草(ガマの穂)の適切な間引きや水路の泥上げを行い、生物の多様性に配慮した水圏環境を整えた。
一方、ぼうけんの森チームは、安全な利用を目指して階段やスロープの土砂撤去に注力した。カマや熊手を用いて落ち葉や雑草を根気強く取り除き、作業前後の写真記録を通して、自分たちの活動による環境の変化を可視化した。
12月には、これまでの全3回にわたる集中的な作業の成果を振り返り、内容を総括した。現在は、自らの活動で得た知見や環境保全の重要性を全校へ発信すべく、3学期の発表に向けた準備を進めている。一連の活動を通じ、身近な自然を自分たちの手で守り、持続可能な形で次世代へ繋いでいこうとする意識が、児童の中に確実に定着した。
来年度の活動計画
次年度は、丸池からビオトープ周辺までを一体的に捉えた環境整備に注力する。現在のビオトープは堆積した泥や落ち葉により浅型化し、樹木の成長による日照不足も課題となっている。そこで、助成金を活用して環境整備を推進し、水の流れを再生させる。これにより、ミナミメダカの生息域を広げるだけでなく、チョウやカエルといった多様な生物が寄り付く「生物多様性」豊かな空間の創出を目指す。
整備された環境は、理科の観察学習の場として有効活用する。さらに、本校4年生が総合的な学習の時間に取り組む「秋篠川」の学習とも関連付けを図る。身近な学校の水辺と地域の河川を繋げて考えることで、地域の自然環境や歴史への理解を深め、環境保全に対する児童の意識をより多角的に高めていく計画である。
