| 所在地 | 〒440-0856 愛知県豊橋市鍵田町106番地 |
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| 電話番号 | 0532-54-1301 |
| ホームページ | https://toyohashi-chuo.ed.jp/ |
| 加盟年 | 2015 |
2025年度活動報告
生物多様性, 海洋, 減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困
海洋/環境
本校伝統のリアカーボランティアは今年度、22回目を開催することができた。令和元年より伊良湖岬の海岸清掃に取り組んできたが、昨今の夏の酷暑と地元豊橋の地を守っていこうということにより令和7年度より豊橋神野吉前海岸に場所を変更した。しかし、SDGsの「14 海の豊かさを守ろう」と関連する活動は継続している。生徒会が主催し、有志生徒の参加やPTAの協力によって実施されている。SDGs活動に積極的な地元の廃棄物処理業者と連携し、海岸清掃で出た廃棄物の運搬をボランティアで請け負っていただいた。また、令和6年度より、一般市民の参加を可能にして、市民レベルのボランティアを高校生が運営することも継続して挑戦した。
2025年度は9月13日、14日の2日間にわたって行われた。13日は悪天候により中止となった。14日は市民参加型のイベントを主催し、参加者は約100人を数え、100kgを超えるごみを回収した。
リアカーボランティアは市民に呼びかけて行われる学校行事だが、毎月恒例の委員会活動として「リアカーパトロール」も実施されている。主体となるのは各学級で任命されたユネスコ委員で、有志の参加も募り、学校周辺の美化活動を行っている。


持続可能な生産と消費
ユネスコ委員会と全校からの有志によって、㈱ファーストリテイリング主催の「”届けよう、服のチカラ”プロジェクト」に参加している。難民の子ども達に贈るための子ども服を豊橋市幼稚園協会と賛同する豊橋市内の幼稚園の協力により集めている。SDGsでは「12 つくる責任 つかう責任」に関連付けられる。
2025年度は、ダンボール箱72箱分の子ども服を集めることができた。また、NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」の「エコキャップ回収活動」に全校で取り組んでおり、PETボトルのキャップを回収している。


生物多様性
「地域河川の生態系保全活動」と称して学校の近くを流れる柳生川のメダカを中心とした水生生物の生息調査と特定外来生物の防除活動を豊橋市役所環境部環境保全課と連携しておこなっている。SDGsでは「15 陸の豊かさも守ろう」に関連付けられる。
2025年度、柳生川においては、ミシシッピアカミミガメの防除活動が主におこなわれた。6月と7月の活動で16匹のアカミミガメの捕獲した。その一方で本校のグラウンドがある大山町の梅田川流域の用水路においてメダカの生息調査をおこなったが、確認されたのは特定外来生物のカダヤシであり、近隣の方の話と合わせて、カダヤシをメダカと見まちがえていることが予想された。今後、行政と連携の上で、引き続き広域調査をおこなうだけでなく、カダヤシの存在やミシシッピアカミミガメ等の特定外来生物の扱いについての啓発を進めていきたい。


減災・防災
「地域の防災ネットワークづくり活動」と称して、本校・行政・地域自治会が連携して防災対策に向けた活動をおこなっている。SDGsでは「11 住み続けられるまちづくりを」に関連付けられる。
災害発生時には、行政による「公助」だけでなく、各自の「自助」や地域住民による「共助」による避難所の設置などが課題となる。そのため、高校生が日頃から防災について知識やノウハウを学び、各地域自治会で開催される防災訓練に豊橋市防災危機管理課と連携して参加することで、地域住民の防災意識向上と高校生自身が防災活動の担い手として広く社会で活躍ができることを目指している。今年度は、地元自治会や近隣の小学校、近隣の高校が集まっての防災訓練の運営に関わることができた。


平和
本校の前身である愛知実修女子高等学校の時代に豊川海軍工廠空襲の犠牲になった生徒がおり、本校では先輩の追悼を兼ねて平和活動に従事している。SDGsでは「16 平和と公正をすべての人に」に関連付けられる。
11月23日(日)、生徒会からの呼びかけにより、豊橋市遺族連合会主催の平和の塔式典の運営ボランティアに5人が参加した。また、自主活動部を中心とした湊町公園平和記念碑の清掃や豊橋空襲を語りつぐ会主催追悼式への参加などの取り組みもあり、戦争の歴史を学び、次の世代に語り継いでいく活動を行っている。
学校設定科目「未来探究」(後述)でも「平和継承」のフィールドをもうけ、戦争と平和に関する探究活動を行った。

福祉
コロナ禍によって中止されていた様々な福祉イベントが再開していく中、善意銀行主催の善意フェスティバルが5月25日(日)に実施予定だった。本校からは40名近くの生徒が自主的に参加を申し出てくれていたが、悪天候により中止となった。7月19日(土)には特別養護老人ホーム喜寿苑の納涼まつりに3人、11月9日(日)には豊橋市社会福祉協議会主催の障害児(者)とボラのつどいに4人、11月23日(日)には社会福祉法人すこやか会のすこやかの里まつりの運営に14人が参加し、様々な場所で福祉の活動に貢献した。
12月8日(月)~9日(火)にのべ92人が歳末街頭募金を行い、15万5,710円の募金を集めた。このお金は交流のある福祉施設4園への物品寄贈と盲導犬育成募金に使われた。

国際理解
2016年からコロナ禍をまたいで続いている国立善化高級中学との交流は、2025年度も引き続き実施された。2年生大学選抜コースの生徒たちが9月からGoogle Meetを使って相手校の生徒たちと交流し、自己紹介や学校紹介をして親睦を深めた後、両国の文化や祭礼について発表をし合った。また、1年生全員と2年生大学選抜コースの生徒たちは国立善化高級中学の生徒たちとグリーティングカードの交換を行った。2月には2年生大学選抜コースの生徒たちが修学旅行の一環で同校を訪問する予定である。
2年生キャリアデザインコースの生徒の内、学校設定科目「未来探究」(後述)の「国際理解フィールド」を選んだ生徒が、昨年に引き続き「ジャパンアートマイル国際協働学習」を行った。相手校はインドのグローバル・エッジ・スクール(Global Edge School)になった。今年は「環境に配慮した持続可能な社会づくり」について協働学習を行った。一学期から探究学習を開始し、通算3回オンライン会議を行った。それぞれの国や学校での取り組みについて紹介し、若者ができることについて意見交換をした。SDGsでは「12 つくる責任 つかう責任」に関連付けられる。
2026年1月現在、壁画は相手校にあり、3月には完成したものが日本側に送られてくる予定である。



地域の文化遺産
豊橋市の豊橋公園には元々吉田城が建っており、当時の石垣や復元された鉄櫓などが残っている。そのお堀の清掃をしようと呼び掛ける市民団体「吉田城の堀さげ隊」が発足し、市民に参加の募集があった。1月17日(土)に、同団体主催のお堀の清掃活動があり、本校から18人の有志生徒が参加した。
地域のコミュニティーづくり
子ども食堂が地域の居場所づくりの場としての役割を果たしており、世代の枠をこえて幅広い世代の交流の場となっている。その中で、豊橋子ども食堂ネットワークと連携をとり、学校近くの子ども食堂で開催されるイベントや学習支援のお手伝いを定期的に行っている。また、2学年が文化祭の模擬店で出た利益を活用し、ネットワークでつながっているすべての子ども食堂にお米を寄付する活動を2022年より続けてきた。その他にも卒業間際には3学年が防災備蓄品の寄付を行うなど、様々な形で子ども食堂を支える活動を展開している。
国際デー
本校では「ワールドフライデー」と称し、毎週金曜日の朝の10分間の時間に各教科が持ち回りで担当となって、ESDやSDGsについて全校で考える教育プログラムを実施している。一年を通して、平和、地球温暖化、虫食など、様々な話題が取り上げられた。11月7日(金)に行われた地歴公民科による虫食の回は、10月16日の世界食料デーに関連付けられる。
未来探究
「予測も解決も困難な事象」が次々と起こる中、社会はものすごいスピードで変化し、複雑化している。こうした「激しい変化」に対応するため、「物事を自分事として捉え、自ら問いを立て、情報を集め、考え、行動を起こす力」=「探究する力」を身につけるための場として、2023年度から普通科キャリアデザインコース2年生向けに学校設定科目「未来探究」(週2コマ)に取り組んでいる。2025年度は、「農業」・「平和」・「伝統文化」・「国際理解」・「新聞から社会問題を学ぶ」の5つのフィールドに分かれて、それぞれのテーマに従って探究学習を行った。
来年度の活動計画
ESD振り返り会(2025年度)
一年のESD活動を振り返り、日本ユネスコ協会連盟から発行される「ボランティア活動認定証」授与の場として、毎年3月に「ESD振り返り会」を全校生徒(1・2学年)参加で実施している。2026年(2025年度)は3月18日(水)に開催予定で、講師として元豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)園長の瀧川直史さんをお呼びする予定である。演題は「ボルネオの熱帯雨林に生きる動物たちの減少と私たちの豊かな暮らし」に決まっている。
学校交流(2025年度)
2月25日(水)から2月28日(土)まで2年生普通科大学選抜コースの生徒たちが台湾へ修学旅行に行く。26日(木)に、台南市にある姉妹校、国立善化高級中学を訪問する予定である。
2026年度の活動計画
本校独自のボランティア活動であるリアカーボランティアなど、ESD活動のさらなる充実を行う。2年生普通科キャリアデザインコースの学校設定科目「未来探究」が4年目に入るが、そのさらなる充実を図る。6月9日(火)・10日(水)には台湾にある姉妹校、国立善化高級中学の代表生徒たちが本校を訪問予定である。
