2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, 環境, 国際理解, 平和

本年度は、例年外部から募集されていたボランティア活動等が新型コロナウイルス感染拡大の影響で軒並み停止となったため、本校が取り組んだESD活動は全て、従来から自前でやって来たものか、それとも今年度生徒会を中心に新たに作り出したものとなる。

例年取り組んで来た活動としてはリアカーボランティアが挙げられる。今年は7月23日と24日に実施した。昨年に引き続き、伊良湖岬西ノ浜の海岸清掃を行った。近年、リアカーボランティアは学習活動としても付加価値を付けて来ており、今年はアカウミガメ保全活動とリンクさせ、有志生徒が活動前にアカウミガメ保全活動を行っている団体に研修を受けに行ったりした。例年は他校、企業、組織などと協力して清掃を行っているが、今年は新型コロナウイルスの影響で、公式には協力を要請しなかった。だが、情報を聞きつけて非公式に参加してくださる方が多く、ありがたかった。

本校では2学年の一部が修学旅行で台湾に行っている。台湾に行く生徒は、事前に、毎年ジャパンアートマイルの国際交流壁画共同制作プロジェクトに参加し、台南市にある姉妹校とSkypeで交流して来た。今年も9月から毎月1回、相手校とSkpye会議を実施し、壁画を共同制作した。日本側の壁画は完成し、目下、台湾側の作業を見守っているところである。ただし、台湾への修学旅行は中止となってしまった。

本校にはユネスコ委員会があり、エコキャップ回収、書き損じハガキ回収、リアカーパトロール(月例学校周辺清掃活動)などを主導している。ユネスコ委員は昨年に引き続き、ファーストリテイリングの「届けよう、服のチカラ」プロジェクトに参加し、幼稚園などから子供服を集めた。

今年度新たに取り組んだ活動として、避難訓練のアップデートがある。9月1日、復興応援団の協力の下、生徒が自主的に避難する避難訓練に取り組んだ。12月には、豊橋市から賞味期限切れ間近の防災備蓄品の提供を受け、有志が炊き出しの練習を行ったりもした。

今年度新たに取り組んだものとして、他には、農園でのボランティア活動や朝倉川ビオトープ保全活動などがある。平和活動としても、豊川海軍工廠学習会や豊橋空襲追悼集会などに参加した。

来年度の活動計画

来年度の予定は、新型コロナウイルスの感染状況如何であるが、もし状況が改善されたなら、例年通り、介護施設関連のボランティアなどが実施されると思われるので、有志生徒による参加があると思われる。リアカーボランティア、ジャパンアートマイル、服のチカラプロジェクトなど、例年実施し、今年度も実施できたものも継続して行う予定である。

今年度新たに取り組んだボランティア活動については、せっかくできたご縁を大切にしながら、維持・発展して行く予定である。