• とうきょうけんじしゅたいなーがっこう
  • 東京賢治シュタイナー学校

  • Tokyo Kenji Steiner School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

所在地 〒190-0023 東京都立川市柴崎町6-20-37
電話番号 042-523-7112
ホームページ https://www.tokyokenji-steiner.jp/
加盟年 2011

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, エコパーク, その他の関連分野

当校は、昨年度同様「真に自立した人間を育てる」を教育目標として、ESDをシュタイナー教育と考えを一にするものと捉え、ESDの実践を通して「知情意のバランスがとれた、自立的に積極的に社会に関わり社会に自分の力を寄与する」人間を育てることを目標とした。

①全校での取り組み

当校はドイツのシュタイナー学校との交流を以前より行ってきていたが、コロナ禍により中断してしまっていた。今年度はコロナ禍以前とほぼ同様の、ドイツ講師を招いての授業や当校12年生のヨーロッパ美術研修旅行の際に訪問し生徒との交流やホームステイなど交流活動が行えた。

また9月にはドイツのRudolf Steiner-Schule Nürnberg(ユネスコスクール)の教師ニース・シュテフェンス氏を招き、全校(1年生~12年生)で共通のテーマ「水」に取り組んだ。SDGsの目標ともつながった取り組みであった。

例)1~4年生は学校の近くを流れる残堀川で地域の方々のサポートを受けながら、水に親しむような体験を行った。

7,8年生は多摩川の上流域で活動しているリバークリーンの団体の方々と共に青梅市釜の淵周辺の清掃活動。

9〜12年生は多摩川に関連したテーマ(水生生物の調査、水質調査、植生調査、護岸調査等)をグループに別れて取り組んだ。

最終的に全ての学年が一堂に会して報告会を持ち、学年ごと互いに学んだことを共有し、生徒全員がそれぞれ「水」を意識した活動となった。

また、これらの学習は一過性のものではなく、多くの学年が日々の学習の中で近辺の自然に継続的に親しんでいる。

 

②高等部の活動から(当校では9~12年生を高等部としている)

当校では9年生で3週間の農業実習を宮崎県綾町で行う。有機農業の町として知られる綾町の有機農家にそれぞれお世話になり農業を体験する。3週間という期間はただ体験として農業に触れるのみならず、現代に有機農を生業とする人々の生き方などにも触れることの出来る期間であると考えている。

また綾町は日本最大級の照葉樹林を有するユネスコエコパークであり、実際に森をトレッキングし、その森が守られるプロセスについて深く学び、どのように自然が持続可能に保たれていけるのかについても学んでいる。

来年度の活動計画

小学部1、2年生:年間を通じ、散歩など多摩川の自然と直接触れ合うことから学ぶ。

小学部3年生:校内の田んぼでの米作り。

小学部4年生:郷土学で多摩川の歴史、人々の暮らしを学ぶ。

小学部5、6年生:人間とのつながりの中で動物学、植物学、鉱物学を学ぶ。

小中学部7、8年生:奥多摩合宿で、カヤックや登山などの活動を通し自然から学ぶ。

高等部9年生:農業実習(宮崎県綾町)

高等部10年生:職業実習、測量実習(長野県南牧村野辺山)及び八ヶ岳登山

高等部11年生:福祉実習、経済地理(エコロジカルフットプリント)、

高等部12年生:美術旅行、自然観察学習(東京都大島町)、民族地理、卒業論文発表、オイリュトミー発表、市議会議員を招待しての授業、学校保護者から様々な職業についてレクチャー、弁護士による18歳成人に関する授業、裁判の傍聴体験

過去の活動報告