• とうきょうがくげいだいがくふぞくこくさいちゅうとうきょういくがっこう
  • 東京学芸大学附属国際中等教育学校

  • Tokyo Gakugei University International Secondary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒178-0063 東京都練馬区東大泉東5-22-1
電話番号 03-5905-1326
ホームページ https://www.iss.oizumi.u-gakugei.ac.jp/
加盟年 2011

2021年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

本校は,(1)現代的な課題を読み解く力を持った生徒,(2)知識とイメージを自分で再構成する力を持った生徒,(3)対話を通して人との関係を作り出す力を持った生徒,(4)異文化への寛容性・耐性を持った生徒の育成を目指し,また国際バカロレア(IB)認定校として,ESD教育に取り組んでいる。

ESDで育みたい力と,本校の育てたい生徒像やIBの10の学習者像との対応させてみると以下のようになり,その親和性が読み取れる。本校では,学校での学習環境や生活環境そのものがESDに繋がっている。

ESDで育みたい力 ISSの育てたい生徒像 IBの10の学習者像
o 持続可能な開発に関する価値観

人間の尊重、多様性の尊重、非排他性、機会均等、環境の尊重等

(4)異文化への寛容性・耐性を持った生徒 Open-minded

Caring

Balanced

o 体系的な思考力

問題や現象の背景の理解、多面的かつ総合的なものの見方

(1)現代的な課題を読み解く力を持った生徒 Inquires

Knowledgeble

 

o 代替案の思考力

批判力

(2)知識とイメージを自分で再構成する力を持った生徒 Thinkers

Reflective

o データや情報の分析能力 Thinkers
o コミュニケーション能力 (3)対話を通して人との関係を作り出す力を持った生徒 Communicators
o リーダーシップの向上 Risk-takers

 

以下では,2021年度の活動内容の具体例を挙げる。新型コロナウイルス感染症の影響で満足に活動できないことも多々あったが,いくつかの実践を実現することができた。

前期課程では,例えば第1学年では,「今,社会に求められるモノとは?」という学際的単元を実施した。本単元では,”現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え,身近なところから取り組む”ことを生徒たちが実践し,その成果をポスターにまとめた。その過程では,「水素発電の最前線」と題して企業で水素発電に関わる方にお越しいただき,講演いただくことも行った。また,第2学年では,宿泊行事として富士ワークキャンプを実施し,富士山の植生調査だけではなく,富士北麓地域(富士吉田市・忍野村など)の行政や企業,研究機関を訪問しヒアリングを通して,当該地域の課題や魅力を深掘りし,自身で設定した視点で探究,発表を行った。

後期課程では,ESDの場として,4年生がPersonal Project(個人プロジェクト)に,5年生が「課題研究」に取り組んだ。これらの取組では,生徒たちが自らが問題を見いだし,探究することを求めている。生徒全員がESDに直接的にかかわるようなテーマを見いだすわけではないが,そうした生徒たちもESDを意識できるよう,プロジェクトや研究を交流する機会を設けている。これらプロジェクトや研究の例としては,「環境」をメインテーマとして幼児向けにオリジナルの「環境絵本」を制作したもの,「国際理解」をメインテーマとして小中学生を対象に難民についての理解を深めるワークショップを企画したもの,「福祉」をメインテーマとして中学生を対象にフェアトレードの授業プログラムを企画したものなどがある。

来年度の活動計画

ESDとSDGsの関係は,一言でいうと“SDGs(目標)を達成するためのESD(方法)”であると捉えられると考える。ESD for 2030 は,質の高い教育を通じたSDGs の達成を目標としている。

本校では,前期課程において様々な経験をし,考えを深め,他者と対話し,ふりかえることがなされている。こうした前期課程の経験をベースとして,後期課程では研究として課題の解決策を見出そうとしたり(課題研究),その課題を解決すべく取り組んでいる団体の活動に参加したり(Service & Action)と,生徒が自ら行動に移そうとしている。
本校の諸活動は,ESD の理念に合致し,SDGs の目標達成に資する人材の育成に繋がっていると言える。今後の課題としては,SDGs の各目標を生徒自身が関心を持ち,認識していけるように促すことがより必要となってくる。教員は,SDGs“を”学ばせるのではなく,SDGsという目標を通じて,生徒自身の学びや研究・活動の見直し,もしくは位置づけることができるように
サポートしていくべきであると考えている。2022年度はその点をより意識して活動していく。

過去の活動報告