• ちばしりつしらいしょうがっこう
  • 千葉市立白井小学校

  • Chiba Municipal Shirai Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒265-0053 千葉県千葉市若葉区野呂町215
電話番号 043-228-0211
ホームページ https://www.city.chiba.jp/school/es/031/index.html
加盟年 2012

2024年度活動報告

活動分野

環境

千葉市立白井(しらい)小学校

ユネスコスクール 実践報告 「SDGsについての理解を深める」

【研究主題】地球ってすばらしい、永遠に残していかなければならない!

1 はじめに

本校は、明治6年の開校から150年の歴史と伝統をもち、泉自然公園が隣接しているという自然環境に恵まれた学校である。学校教育目標に「豊かな心と確かな学力をもち、たくましく共に生きる白井っ子の育成~未来を拓く子~」を掲げ、この地区の人々が育んできた自然と伝統を受け継いでいくとともに、世界に目を向けて、異なる文化や習慣をもった人々と共に生きていく資質や能力を育てることを目標としている。

ユネスコスクールには平成22年度から取り組んでおり、これまでに千葉ユネスコ協会や関係諸機関の協力を経て、ネパール(H22年度)、スリランカ(H23年度)、インドネシア(H24年度)、マレーシア(H25年度)、韓国(H26年度)、ベトナム(H27年度)、メキシコ(H28年度)、中国(H29年度)、ネパール(R1年度)といった特定の国の文化について学び、その国の人々と交流活動を行ってきた。

しかし、令和2年度からはコロナ禍ということもあり、国際交流を行う場を設定することは行わず、国連が推進しているSDGs(持続可能な開発目標)についての理解を深める活動を行っている。

2 実践内容【SDGs】

(1)第34回ユネスコスクール

①期日 令和7年1月24日(金)10:20~11:05

②会場 本校6年1組教室

③対象 第6学年

(2)関係機関との連携  千葉ユネスコ協会

(3)本実践のねらい

○自分たちの住む地球についての理解を深め、自然環境と命について考える

○地球温暖化の現状について知り、気温上昇を止めて地球環境を守るために自分たちにできることを考える。

(4)内容

○地球の平均気温の上昇の変化をについて知る。

○気温上昇によって、起きている事象や災害について話し合う。

○現在起きている事象や災害を、「大陸」「海洋」「大気」「生活」の視点で分類し考察する。

○気温上昇が食い止められなかったとき、どうなるかについて話し合う。

○気温上昇を食い止めるために、自分たちができることについて話し合う。

○学習したことをもとに、「1.5度の約束」を守ることの大切さを作文にまとめる。

グループに分かれて環境についての気付いたことを話し合い、豊かな地球環境を守るために何ができるのか考え、作文にまとめた。

3 実践を振り返って

今年度は、5人の講師の方をお招きして自然環境について考えた。実践前の児童は「地球温暖化」という言葉は知っていても、具体的な災害や問題を知らず、他人事のようにとらえている児童が多かった。しかし、本実践を通して、すでに多くの災害や問題が発生し、夏の猛暑と熱中症など自分たちの生活とも関わっていると改めて気付くことができた。現状の深刻さを理解し、自分たちが大人になったときどうなるのか不安を感じる児童も複数見られた。そしてその原因が普段の私たちの生活にあることを改めて知り、「変えていかなければいけない」と強く感じることができた。その後、「1.5度の約束」をキーワードに、これ以上の温暖化や環境の悪化を招かないため、自分たちにできることを真剣に考える姿も見られた。今の豊かな自然を持続させることの重要性に気付き、自分にできることを少しずつ確実に行っていくことが大切だと学んだ。

来年度の活動計画

4月     子どもの権利条約について全職員、全校児童と確認

5月     近隣学校と連携した取組

6月~12月 生活科・総合的な学習の時間を中心とした取組

1月~ 2月 振り返りと次年度の方向性の確認

次年度も、SDGsの目標に基づいて活動に取り組んでいきたい。

過去の活動報告