所在地 | 〒390-0871 長野県松本市桐1-3-1 |
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電話番号 | 0263-37-2212 |
ホームページ | https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/education/matsu-chu/ |
加盟年 | 2011 |
2023年度活動報告
環境, 持続可能な生産と消費, エコパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
本校は,「たくましく心豊かな地球市民」を学校理念として,ESDの活動を据えることを具現のための手がかりと捉え,ESDの実践を通して生徒に内在する「よさ」である「自己表現力」「課題探究力」「社会参画力」を視点に,生徒の学びの姿を追った。
具体的には,教科等の総合化を柱に,①環境に係わる活動,②持続可能な生産と消費に係わる活動,③エコパークに関する活動,④グローバル・シチズンシップに係わる活動を行った。
①環境に係わる活動
総合的な学習の時間に,国内外から多くの観光客が訪れる松本のシンボル「国宝松本城」の調査やPRに取り組んでいる学級がある。また,住みよい環境を持続できる生徒を育むため,生徒会を中心に有志を募り,学校内の環境整備,落ち葉掃きなど各種活動を推進した。
②持続可能な生産と消費に係わる活動
全校生徒がユネスコスクールの生徒であることをさらに自覚するために,学校行事や生徒会活動において,SDGsの17の項目とのつながりを意識し,各委員会が主体となって,各種活動を企画・推進した。
③エコパークに係わる関する活動
地球規模の気候変動や普段体験することのできない環境での生態系を学ぶことで,日常生活について再度感謝の気持ちをもつことができるよう,志賀高原ユネスコエコパークでのトレッキングツアーを実施した。
④グローバル・シチズンシップ教育に係わる活動
地域への誇りと愛着や「持続可能な社会」づくりへの担い手を育み,自分の生き方を問い続けることができるよう,学級単位で3年間を通して行う総合的な学習の時間を,実社会や実生活で「もの・ひと・こと」と直接的に関わり,問いを見いだし,探究的な見方・考え方を働かせ,主体的・協働的に課題を解決していく時間としている。また「地球市民集会」と題した集会を年間通して継続して行い,異学年で構成した小グループで「地球市民とは」というテーマで話し合いを行った。話し合いの結果,節水や分別による省資源といった具体的な行動を生徒たちが決めだし,実際に取り組むことを試みた。
来年度の活動計画
「たくましく心豊かな地球市民」の具現のために,自己表現力・課題探究力・社会参画力が発揮されるためのカリキュラムの開発の推進を継続していく。その際,幼小中一貫教育を展開していることを活かし,学校園としての12年間にわたる生徒の学びについての成果と課題をまとめていく。
次年度も,SDGsの17の項目の目標と生徒会活動や総合的な学習な時間がどのような関連性があるのかを考え,17の目標を意識して生活できるようにする。また,1~3年時の宿泊行事の目的の一つにESDの視点を盛り込み,持続可能な社会の実現のために系統立てて展開していくことを継続していく。
2023年度ユネスコスクール定期レビュー研修会で教えていただいた国内外のユネスコスクールとの交流を模索していく。