• がっこうほうじんせんだいいくえいがくえん しゅうこうちゅうがっこう
  • 学校法人仙台育英学園 秀光中学校

  • Sendai Ikuei Gakuen Shukoh Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED), その他の関連分野

所在地 〒983-0045 仙台市宮城野区宮城野2丁目4-1
電話番号 022-353-6101
ホームページ https://www.sendaiikuei.ed.jp/shukoh/
加盟年 2011

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED), その他の関連分野

2023年度の活動報告

本校は、「至誠」「質実剛健」「自治進取」を建学の精神として「高度な学力、豊かな感性、生涯学習者としての自覚を持ち、持続可能な社会の構築に至誠によって貢献するGlobal Citizenship」の育成を教育目標としている。国際バカロレア(IB)のMYP(ミドルイヤーズプログラム)、DP(ディプロマプログラム)の認定校でもあり、グローバルな文脈を意識した探究的な学びを展開している。自らと地球規模の諸問題について主体的に考え、行動できるGlobal Citizenshipを養成するカリキュラム策定を実施している。

 

①宿泊研修においての活動

○グリーンスクール・スノースクール(中学1年生)、カナダ研修(中学3年生)

本校では、中学1年生は山形蔵王にてグリーンスクール、スノースクールとして、自然体験を実施している。また、昨年度はコロナ禍のため中止とした、Global Leadership Program (カナダ研修)を仙台育英学園高等学校秀光コースの1年生・2年生と秀光中学校3年生が合同で実施した。次世代のリーダーの素養を養い、自分たちが直面している問題点(環境、SNS、人とのつながりなど)の中にある課題について見い出し、その解決に向けて必要な項目や視点を見つけ具体的なアクションを検討した。そして自分が世界に対し何ができるのかを考えるプログラムに参加し視野を大きく広げた。また、中国や韓国など多くの国との姉妹校と相互交流を通し、留学生の受け入れや異文化への理解や敬意を深めることはもちろん、自国の文化、伝統、価値観を伝え互いに認め合う心を学んだ。

 

②総合的な学習の時間においての探究学習

○「マイ硯雄勝石プロジェクト」 〜雄勝硯の伝承と震災学習〜 (中学1年生)

宮城県石巻市雄勝地域の雄勝石(おがついし)は600年以上の歴史と伝統が受け継がれている伝統工芸品である。中学1年生の生徒たちに、オリジナルのデザインを硯に彫刻する特別授業を実施した。また東日本大震災当時石巻市立雄勝中学校校長でいらした佐藤淳一先生より、震災時のお話をいただいた。津波の大きな被害を受け、被災地となった雄勝地域の歴史と伝統を学ぶとともに、災害発生時に必要なことなどを考える機会となった。

 

③特別活動

○「エコキャップ運動」と「文房具回収・寄付」~平和の日~(全校生徒対象)

国際平和が脅かされている現代のなかで、生徒一人ひとりの平和に対する意識を高める目的で、ユネスコスクールの学習活動、国際理解教育の一環として生徒会主催で実施した。約1か月の期間をかけて、ペットボトルキャップと不要な文房具や衣料品などを回収し、ペットボトルキャップはNPO法人エコキャップ推進協会へ、文房具・衣料品はNPO法人ワールドギフトへ寄付した。

〇お茶の日(全校生徒対象)

「国際お茶の日」についての知識を深めたあとで、名前を隠した5種類の茶葉のにおいを嗅ぎ分け、どの茶葉か予想した。最後にそれぞれの茶葉の産地、効能、現地の人々の中でどう使われているかを話し合い、お茶に関する長い歴史と深い文化的・経済的意義を認識し、普段何気なく飲んでいるお茶と持続可能な開発目標(SDGs)を結びつける機会となった。

〇ワールドピースゲーム(中学2年生・3年生)

計68名の生徒が2つのグループに分かれて「どうすれば世界を平和にすることができるか」という難しい課題解決に取り組んだ。「世界が実際に直面しているような政治的、経済的、社会的、環境的など、提示された様々な危機的な課題を何とか自分たちの手で解決するよう試みる」ことで「世界平和」についてじっくり考えた。生徒たちはグループ内に設定した4つの仮想国家の内閣(首相や国防大臣など)と国際機関のリーダー(事務総長や世界銀行総裁など)の役割を担当して、様々な交渉を試み、決断を下し、 複雑に絡み合う自らの国と世界の国々との課題解決を目指した。

来年度の活動計画

2024年度の活動計画

次年度も、それぞれの研修活動および総合的な学習にSDGsの目標を掲げ、一連の活動を行う意義、また地域の特性を体感し実体験として身につく研修を引き続き行う。環境に関する意識を高めるために、自然豊かな環境の中に建設されている東和蛍雪校舎で地域文化を学ぶこと、SAAP植物工場見学、農業収穫体験などを実施する。特に農業体験では食育に関する活動も行っていく。中学3年生で国際理解に関わる活動としてGlobal Leadership Programとしてカナダ研修を行い、グローバルな視点から物事を判断し考える素養を身につけるプログラムに継続的に参加していく。また、前年度に引き続き中学2年生ではワールドピースゲームを実施し、世界平和に貢献できるリーダーシップの素養を身につける。

新たに、生徒会が中心となって年2回全校生徒で下記の2つの国際デーの活動企画をし、理解を深める。

○9月23日 手話言語の国際デー

朝の生活信条で何か特定の手話をみんなに伝え、それを一日使う日にする。

○10月13日 国際防災の日

赤十字活動で心肺蘇生法の研修を行う。

他、各学年の総合探究の時間にSDGsを軸とした問題解決型の探究学習をすすめていく。学習した成果を振り返り、学内外で発表するとともにローカルとグローバルな文脈について読み解き、自ら行動できる人材育成を行う。

過去の活動報告