• さっぽろそうせいこうとうがっこう
  • 札幌創成高等学校

  • Sapporo SOSEI Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒001-8501 北海道札幌市北区北29条西2丁目1-1
電話番号 011-726-1578
ホームページ http://www.sosei.jp/
加盟年 2017

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解

【国際理解】

  1. <札幌高校生模擬国連大会>

・内容

 道内の高校生が集まり2人ひと組で事前に国が割り当てられ、当日は割り当てられた国として発言をする。議題は「核軍縮」や「食糧安全保障」など多岐に渡り、23年は「森林保護」と「国際移住と人権」であった。

・本校生の様子

 模擬国連の参加は高度な準備が必要となり、本校生徒はその準備不足から当日はかなり苦戦した生徒が多かった。その国の代表者としての発言が求められるため、担当国の人口や経済状況や政治体制などの基本的な情報の把握はもとより、今後の国際発展を視野に入れて議題について発言していく必要があり、かなりの事前学習が必要となる。この点において本校は遅れを取り、当日の発言に自信を持てなかった生徒が多数いたが、それを踏まえて大きな経験となったと考えられる。

 

  1. <SB Student Ambassador北海道ブロック大会>

・サステナビリティをビジネスに取り入れる企業、NGO/NPO、政府官公庁や学生などから先進的な取り組みを学び、高校生がテーマ別にディスカッションして新しい提案を行う取り組みである。今回は道内から約120名の高校生が参加した。

 基調講演では、北海道庁ゼロカーボン推進監の今井様からは北海道の温暖化の現状と温室効果ガス削減の取り組みが地域の活性化や産業振興につながることが紹介され、株式会社coxcoの西側さんからはファッションを通して貧困や業界の抱える社会課題の解決にアプローチする姿勢を語った。

 ワークショップでは企業の社会貢献の取り組みについて学んだ後、他校生徒と「交通事故を減少させるには?」「2030年に実現している学園祭」についてディスカッションし、高校生の視点から提言を行いました。

・本校生の様子

 基調講演では普段授業では耳にしない議題について専門家から深く学ぶことができ、貴重な体験となった。ディスカッションにおいては事前学習で得た自信をもとに積極的に発言をし、最終選考まで残りポスター発表をしたグループがあった。

【環境】

  1. <植生と環境の観察>

・内容

樹木あるいは草本を調査対象として1つ設定し、それがある場所とない場所で、光・土壌などの環境がどのように異なるのかを調べ、植生と環境との関係を考えさせるという実習である。実習場所は、大学村の森(札幌市東区北28条東4丁目)とし、植物や土地の条件などに関しては、各自の持つiPadで調べさせる。後日、これらをまとめたレポートの提出を求め、回収したレポートは評価用ルーブリックに従い、評価した。

・本校生の様子

調査対象を探す生徒の様子を図1に示す。生徒は植物を観察するだけではなく、土壌の様子、光の当たり方の様子、気温、天気など様々な情報を自ら調べ、レポートにまとめることができた(図2)。また、これらを通じて、データのまとめ方、レポートの作成の仕方を学ぶことができた。

  1. <スポゴミ>①ハイスクール ②ワールドカップ  ③甲子園

・内容

 従来型のごみ拾いに「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の新しいスポーツ。3名1チーム、あらかじめ定められたエリア(今回は大通公園および豊平川河川敷)で、制限時間内に、チームワークでゴミを拾い、ごみの量と質でポイントを競い合う。どこでも誰でも参加できる地球に最もやさしいスポーツである。

・本校生の様子

 チームで競うゴミ拾いを通して、同じ目標に向かって仲間と協力し作戦を工夫する楽しさ、やり遂げた後の達成感、勝った時の爽快感、負けた時の悔しさなど、日常生活ではなかなか得られない貴重な体験を得ていた。入賞するチームもあり、一度参加した生徒は繰り返し参加する様子が見られた。図書局員は、このスポーツに参加したことを契機に、環境問題・ごみ問題についての調査研究を学校祭展示で発表した。今後は、学校全体の取り組みへとさらに広がる可能性もある。

【文化多様性】

  1. <The 46th Sapporo International Night>

・内容

 メインテーマを「語ろう、世界と日本」とし、「日本が誇る文化を世界へ」や「私たちのできる国際貢献」などの副題についてさまざまな国の若者が集まって英語で議論をした。

・本校生の様子

 普段英語を学習対象として認識している生徒たちが「英語はコミュニケーションツールである」ということを認識するいい機会となっていた。

来年度の活動計画

次年度は2023年度に弱かった国際交流に力を入れていきたい。かつて国際交流は本校でもメインアクティビティとして実施していたのだが、コロナを境に交流が途切れてしまった。一度途切れると再開発が難しくとっかかりがない状況なので、次年度は再興していければと考えている。

過去の活動報告