• やちよしりつおおわだみなみしょうがっこう
  • 八千代市立大和田南小学校

  • Yachiyo Municipal Owadaminami Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒276-0045 千葉県八千代市大和田628
電話番号 047-484-6336
ホームページ https://www.yachiyo.ed.jp/edainan/
加盟年 2018

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

本校は,開校以来「世界に生きる日本人」を学校目標とし,一貫して国際社会を生き抜く人材育成に努めてきた。現在,ESDの視点に立った学習を行うために,国立政策研究所の提示している6つの構成概念と7つの重視する能力・態度と連携させながら実践を進めている。学校教育目標の具現化を図るため,研究教科である生活科・社会科・総合的な学習の時間・交流学習・イマージョン学習を関連させた教育課程を行っている。

① 生活科・社会科
1・2年生では,身近な自然と親しみ,環境を大切にする素地が身に付いた。また,幼稚園・保育園児や地域の方々との交流を積極的に行った。
3年生は,外部講師を招き,野菜作りから食べ物を大切にする意識が生まれた。
4年生はごみの学習から,ゴミを減らしていく意識を学んだ。
5年生はわたしたちの生活と食料生産の学習の中で,日本や世界の食料資源を守っていく大切さを学習した。
4・5年生では,防災に関する授業を通して,自分たちにできることや地域での取組について学習し,SDGs11の目標を考える機会となった。
6年生は持続可能な世界を学習し,世界(社会)に立って考える力が身に付いた。

② 総合的な学習の時間
3年生では,SDGsめがねについて学び,それをもとに酪農について調べ,食品ロスなどの課題を考えた。
4年生は,「大南ウェル・ビーイング・スクール」の学習を通して福祉について学び,自分たちができることを考え実践した。
5年生は,外部講師を招き,環境について学んだ。特に運送の仕組みを学ぶことで再配達をすることで起こる問題などについて,日常生活との繋がりから考えることができた。また,米作りを通して,米作りの大変さを知るとともに,SDGs2の目標に迫り食品ロスなどを考えた。
6年生は1年生にSDGsを教えることで,よりSDGsの内容の理解を深めることができた。また,小学生なりに自分たちにできることについて考えた。

③ 交流学習
特別支援学級では,絵本「どうぞのいす」の劇を1年生に披露した。また,牛乳パックを再利用して作った「いす」を「秋の実り」の交換所として活用し,1年生と積極的に交流した。

④ イマージョン学習
外国語を「学びのツール」として活用することをねらい,各教科の学習を英語で学ぶイマージョン教育を取り入れている。

⑤ 国際教育
5・6年生は「通訳・翻訳プログラムを利用した国際共同授業」において,韓国の子供と自分の学校生活や文化について交流した。
4・5年生は,韓国の児童とpen pal活動を行い,相互に自己紹介を行った。
6年生は,出張授業として国連UNHCRの方から難民について学び,自分の考えを英語で発表するとともに,学年で募金活動を行った。
イマージョンイベントを実施し,アクティビティ,工作などの活動を通してALTたちと「英語漬け」の時間を過ごした。

⑥  その他
5・6年生は「社会を明るくする運動」の作文コンテストに参加し,身の回りの人々と平等に力を合わせて行動することを考えた。
全校で「大南節電大作戦」に挑戦し,電気使用量を前年より10%削減を目指し,SDGs7を意識して行動した。
また,地域の小中学校と協力して給食の完食を目指し,SDGs2について考えた。

来年度の活動計画

年間を通して教科等横断的に学習を進めるため,「ESDカレンダー」を作成し,実践してきたが,今年度は,「ESDカレンダー」に追加して「ストーリーマップ」を作成した。それにより,単元レベルの見通しをもって教科等横断的に指導にあたれるようになった。また,子供の意識の流れを大切にした生活科・総合的な学習の時間における学習の流れを把握し,ESDで身に付けさせたい能力・態度を重点的に育めるよう意識しながら指導できる場面が増えてきた。来年度は,年度当初からストーリーマップを意識し,効果的に運用できるようにしていきたい。
また,学校全体で,偏りがでないよう,ホールスクールアプローチとしてSDGsに取り組める学校体制をより確立していきたい。

過去の活動報告