2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費

本校は、開校以来「世界に生きる日本人」を学校目標とし、一貫して国際社会を生き抜く人材育成に努めてきた。現在、ESDの視点に立った学習を行うために、国立政策研究所の提示している6つの構成概念と7つの重視する能力・態度と連携させながら実践を進めている。学校教育目標の具現化を図るため、研究教科である生活科・社会科・総合的な学習の時間・交流学習・イマージョン学習を関連させた教育課程を行っている。
①生活科・社会科
1・2年生は、身近な自然と親しみ、環境を大切にする素地を育成している。
3年生は学校のまわり・市の様子から地域への愛着心や郷土愛を育てた。
4年生はごみの学習から、ゴミを減らしていく意識を育てた。
5年生は食料生産とわたしたち。6年生は持続可能な世界を学習し、広い視野に立った考えができる力をを育てた。
②総合的な学習の時間
3年生では、ESDめがねについて学び、それをもとに地域の祭りについて調べることができた。
4年生は、水族園の方を招いて海洋問題について考えた。海の生物が直面している問題について調べる中で、海洋プラスチック問題を知り、さらに身の回りのゴミ問題を広げていく活動へつなげていった。
5年生は、外部講師を招き、米作りの学習を進めていく中で、米の収穫だけではなく、刈り取ったわらの活用方法などについても学習することがができた。刈り取った後の田んぼを次の学年に引き継ぐための活動まで取り組むことができた。
6年生は、「アートマイル国際協働学習」で、ギリシャとの交流・協働学習を進めた。他国の子どもたちと壁画制作を行うという目的に向け、子どもの主体性や協働性を育むことを目的としたこの活動に積極的に取り組み、成長した。
③交流学習
本年度は、新型コロナウイルス感染症予防のため、えがお学級において廊下掲示による交流を行った。
④イマージョン学習
外国語を「学びのツール」として活用することをねらい、各教科の学習を英語で学ぶイマージョン学習を全学年で取り入れている。本年度は、算数科・図画工作科・家庭科・体育で行った。

来年度の活動計画

研究教科である生活科・社会科・総合的な学習の時間を中心としながら交流学習やイマージョン学習を行っていく。交流学習については、新型コロナウイルス感染症拡大により、難しい面もあるが、その中で行うことができる交流を工夫していく。新学習指導要領に沿ったESDカレンダー作成を通して、個々の活動が縦にも横にも系統立てて効果的に行えるようにしていく。