2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校は、開校以来「世界に生きる日本人」を学校目標とし、一貫して国際社会を生き抜く人材育成に努めてきた。現在、ESDの視点に立った学習を行うために、国立政策研究所の提示している6つの構成概念①多様性②相互性③有限性④公平性⑤連携性⑥責任性と7つの重視する能力・態度と連携させながら実践を進めている。学校教育目標の具現化を図るため、研究教科である①生活科・社会科の実践を柱に、②総合学習③交流学習④イマージョン教育を関連させた教育課程を行っている。
①研究教科である生活科・社会科
1・2年生は、身近な自然と親しみ、環境を大切にする素地を育成している。
3年生は野菜作りから食べ物を大切にする意識を育てた。
4年生はごみの学習から、物をリサイクルし活用する意識を育てた。
5年生は自然とともに生きる。6年生は持続可能な世界を学習し、広い視野に立った考 えができる力をを育てた。
②総合学習
4年生は、民間企業と連携した「届けよう、服のチカラプロジェクト」を行った。目的 の確認を行い、世界の状況を知り、自分たちができることを考え行動した。
5年生は、民間企業と連携し、米作りの学習を生かしたベトナムとの交流学習ができた。 日本と外国の文化の違いを知ることができた。海のSDGsに取り組んだ。
③交流学習
6年生は、「アートマイル壁画制作プロジェクト」でアゼルバイジャンとの、交流・協 働学習を進めた。他国の子どもたちと壁画制作を行うという目的に向け、子どもの主体 性や協働性を育むことを目的としたこの活動に積極的に取り組み、成長した。
④イマージョン教育
外国語を「学びのツール」として活用することをねらい、各教科の学習を英語で学ぶ
イマージョン教育を取り入れている。また、クラブ活動においてフランスの食文化にふ れる取り組みを行い、異国の食文化を知るよい機会となった。

来年度の活動計画

令和元年度同様、研究教科である生活科、社会科を中心とながらも、さらに一歩踏みだし総合学習、交流学習、イマージョン教育を進めていく。各教科における、SDGsを意識した学習を組み立てられるように研究を進めていく。また、ESDカレンダーの見直しを通して、それぞれの活動が、系統立てて効果的に実践できるようにしていく。