2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は,開校以来「世界に生きる日本人」を学校目標とし,一貫して国際社会を生き抜く人材育成に努めてきた。現在,ESDの視点に立った学習を行うために,国立政策研究所が提示した6つの構成概念(①多様性②相互性③有限性④公平性⑤連携性⑥責任性)と7つの重視する能力・態度とを関連させながら実践を進めている。学校教育目標の具現化を図るため,研究教科である①生活科・社会科の実践を柱に②プロジェクト学習③イマージョン学習を関連させた教育課程の編成を行っている。
①研究教科である生活科・社会科
 1・2年生は,身近な自然と親しみ,環境を大切にする素地を育成している。(有限性,連携性)3年生は,循環型の酪農から食育を(相互性,有限性)4年生は,ごみ処理の学習を通して,環境問題や資源の問題を知り,身近な資源を大切にする意識を育てた。(有限性,責任制)
②プロジェクト学習
 5年生は,民間企業と連携した「届けよう,服のチカラプロジェクト」を行った。目的の確認を行い,世界の状況を知り,自分たちができることを考え行動した。
 6年生は,「アートマイル壁画制作プロジェクト」でエチオピアとの交流・共同学習を進めている。他国の子たちと壁画制作を行うという目的に向け,子どもの主体性や協働性を育むことを目的としたこの活動に積極的に取り組み,成長した。
③イマージョン学習(教科の学習を英語で学ぶ)
 外国語を「学びのツール」として活用することをねらい,各教科の学習を英語で学ぶイマージョン学習をとりいれている。

来年度の活動計画

 平成30年度同様,研究教科である生活科,社会科を中心としながら,プロジェクト学習やイマージョン学習を行っていく。また,ESDカレンダーの作成を通してそれぞれの活動が,系統立てて効果的に実践できるようにしていく。