• ふじおかしりつおにししょうがっこう
  • 藤岡市立鬼石小学校

  • Fujioka Municipal Onishi Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒370-1401 群馬県藤岡市鬼石439
電話番号 0274-52-2756
ホームページ https://10209.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=1010011
加盟年 2014

2023年度活動報告

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉

本校では、鬼石連携型小中一貫校として、「地域や自他を大切にし、社会に貢献できる児童生徒の育成」を教育目標に掲げている。ESDを持続可能な社会づくりの担い手を育む教育と捉え、ユネスコスクールの活動を通して、「郷土の伝統文化(文化遺産)を大切にする態度の育成」をめざし、SDGsの「住み続けられるまちづくり」について、主体的に考え行動できる意欲・態度の育成に向けて取り組んでいる。

本活動の中心は、総合的な学習の時間において各学年で行う地域学習である。地域の伝統行事である「鬼石夏祭り」をはじめとする地域素材について、調べてまとめ、発表することで、より深く地域を理解する機会とするとともに、多面的、総合的に考える力を身に付けさせ、地域のよさや伝統芸能のよさに気付き、地域への愛着をもつことを目的としている。また、児童が「鬼石夏祭り」に実際に参加して太鼓を演奏したり、地域のよさについて調べて発表したりすることで、他者と協力する姿勢や課題について追究する力、地域の行事に進んで参加する態度などを身に付けることができる。それだけでなく、地域の方に教えてもらいながら祭り太鼓を練習したり、祭囃子の文化的価値・伝統について聞いたりたりすることを通して、児童のコミュニケーション力を高めたり、他からの話の内容に対して自分の考えを持つ力を向上させたりすることをねらいとしている。

1 「鬼石夏祭りを調べよう」(11~2月) 4・5・6年総合的な学習の時間

歴史・伝統・お囃子・山車・服装・人々の思いなどを、映像・書籍等の資料等で調べてまとめ、発表した。発表では、わかりやすく相手に伝えることを意識させ、プレゼン能力の育成を図った。調べてまとめる過程で、自分なりの課題を設定し、解決していく中で課題解決能力の育成につなげていった。また、2年に一度、鬼石祭囃子保存会から講師を招聘し、お囃子と祭りの歴史、地域の人の祭りへの思いなどについて講義していただき、なぜ祭りが長く続いているのか、自分はこれからどのように祭りにかかわっていくかについて深く考えさせるようにした。

2 「鬼石の自然を調べよう」(10~3月) 4年総合的な学習の時間

鬼石の自然の中でも大きな特色である国の史蹟名勝天然記念物「三波石峡」と「桜山公園」について調べた。上毛かるたで「三波石とともに名高い冬桜」と歌われるほどの地域の自然の素晴らしさやそれを保全していこうとする努力や意義について追究した。

3「鬼石をアピールしよう」(7~2月) 6年総合的な学習の時間

5年生までに学んだ郷土「鬼石」についての学習をもとに地域学習のまとめとして実施した。児童は、「自ら積極的に、地域の伝統文化に関わっていきたい。この先ずっと保存していきたい。自分にできることを考えて実践したい。」という気持ちを持つことができた。 このプロジェクトをとおして、児童は市の重要無形文化財に指定されている「鬼石夏祭り」の祭り囃子を継承していこうという気持ちを持つようになった。また、これからの地域を担う活力ある人材の育成につながった。

4 その他、3年生「鬼石カルタを作ろう」、4年生「高山社学」、全校行事「桜山遠足」等、各学年で郷土について調べたり、まとめたり、表現したり、体験したりする活動を行った。

来年度の活動計画

来年度の活動計画

1 「鬼石夏祭りを調べよう」(11~2月) 4・5・6年総合的な学習の時間

2 「鬼石の自然を調べよう」(10~3月) 4年総合的な学習の時間

3 「鬼石をアピールしよう」(7~2月) 6年総合的な学習の時間

4 その他、3年生「鬼石カルタを作ろう」、4年生「高山社学」、全校行事「桜山遠足」

等の地域学習。

来年度も、地域学習を中心に郷土「鬼石」について学び考え表現したり、体験したりしながら郷土への愛着を高め、「住み続けられるまちづくり」について主体的に考え行動できる児童を育てていきたい。今後も地域の資源や人材を積極的に活用し、自分たちが住む「鬼石」に対して誇りと愛情を持つとともに、地域に貢献しようとする児童を育てていきたい。

過去の活動報告