所在地 | 〒988-0206 宮城県気仙沼市字岩月寺沢44 |
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電話番号 | 0226-27-4288 |
ホームページ | http://www.kesennuma.ed.jp/omose-cyuu/ |
加盟年 | 2008 |
2024年度活動報告
海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境
本校は、「『海と生きる気仙沼』~未来のために私たちにできること~」という活動テーマで、総合的な学習の時間を中心に海洋教育に取り組んだ。地域との結び付きを大切にし、人と関わりながら気仙沼の未来を考えることを通して、自分の考えを持ち、行動する生徒の育成を目指した。
1学年では、「気仙沼の『食』と『環境』についてもっと知ろう!」というテーマで、探究学習を行った。「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」に行ったり、乗船体験を行って船上から気仙沼の水産資源を認識する体験活動を行った。また、気仙沼市水産試験場職員の方から海洋環境の変化などについて講義していただく等、多くの方の考えに触れることは、探究学習を深める一助となり、スライド等を活用してまとめた。
第2学年では、「地域・産業」をテーマに、1年次の地元水産企業水産加工会社との学習を生かし、その他の地元企業が地域の発展のためにどのような取組を行っているのか、職場体験等を通して理解を深めた。地域で抱える課題に対して自分たちにできることを考え、解決に向けた方策を考えた。気仙沼市の産業は海と密接に関わっていることを知り、地域が抱える課題が自分たちにも身近な問題であることを学んだ。
第3学年では、「未来の気仙沼」をテーマに各自問いを立て、2年次までに学んだことを更に深めたり新たな疑問を調べたりする探究活動を行った。外部講師を招き講話をしていただいたりすることを通して、気仙沼の未来について深く考えることができた。
来年度の活動計画
気仙沼市の未来を考えることを通して、気候変動への対策や海の豊かさを守ること等が、自分たちのくらしを守ることにつながっていることを再認識させ、具体的な行動変容を目指す。
〈探究課題〉
①1学年 「食・環境」
食文化を切り口に、震災後の地形や海・漁港の変化、防災・減災の取組等、様々な視点から気仙沼市を取り巻く環境について改めて見直すこ とで、現状・課題を把握する。「食・環境」の面において、未来の気仙沼のために自分たちにできる具体策を考えていく。
②2学年 「地域・産業」
気仙沼市の地域・産業の特色や魅力について、地域の方々との関わりや職業体験等を通して学びを深めさせる。「地域・産業」の面において、気仙沼市が更に発展を遂げるために、自分たちにできる具体策を考えていく。
③3学年 「気仙沼の未来」
「食・環境」「地域・産業」を通して考えたことを基に、気仙沼市が掲げる「海と生きる」まちづくり・人づくりのために、自分たちにできる具体策を考え、発信する。