• あいちきょういくだいがくふぞくおかざきしょうがっこう
  • 愛知教育大学附属岡崎小学校

  • Okazaki Primary School Affiliated to Aichi University of Education
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 国際理解, 人権, 食育

所在地 〒444-0072 愛知県岡崎市六供町八貫15
電話番号 0564-21-2237
ホームページ https://www.op.aichi-edu.ac.jp/
加盟年 2013

2023年度活動報告

活動分野

国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費

令和5年度 ユネスコスクール年次報告書

 

本校は、自己の成長・他者とのかかわりを活動のテーマとして、ESDを生活のなかから課題を見つけ、多面的・総合的に考えながら解決し、自己を見つめていくものととらえ、ESDの実践を通して、各教科・領域特有の資質・能力と非認知的能力の育成を目標とした。

具体的には、持続可能な地域社会に係わる活動、国際理解に係わる活動、共生社会に係わる活動を行った。

 

  • 持続可能な地域社会に係わる活動

3年 くすのき学習「軒先マーケットで盛り上げたい 魅力いっぱい 康生通り商店街」

お店の軒先でマーケットを開き、康生通り商店街を盛り上げたいという思いや願いをもった子どもたちは、自分たちのマーケットをどのようなものにするのか、お店の方と相談しながら活動を進めていった。自分たちのマーケットを開くなかで、お客さんや地域の方など、地域とのかかわりを深めることができた。また、康生通りに多くの人を呼び込むことができ、お店や地域の方から感謝されたことで、地域のために活動できたことに満足感を得ることができた。活動を通して、地域にある伝統や人のつながりによさを感じながら、地域に愛着をもつことができた。そして、これからも地域とかかわっていこうという意識を高めることができた。

 

  • 交際理解に係わる活動

4年 英語科「力を合わせたいな ねらいを定めて 声をかけ合うよ

Let’s enjoy throwing the balls. -Horun BINGO-」

生涯スポーツである「ほおるんビンゴ」に夢中で遊ぶ子どもたちは、1学期に交流した外国の人が再度自分たちと交流したいという思いをもっていることを知り、外国の人と一緒にほおるんビンゴを楽しみたいという思いをもった。子どもたちは、一緒に遊ぶためのルールを説明しようと英語表現や伝え方を考えた。実際に交流し、うまいったことや困ったことなどについて振り返るなかで、外国の人と楽しむためにはどうすればよいか、より考えていこうとするようになった。そして、初めてこの遊びを行う外国の人の立場に立って考えるようになり、初めて遊びを行う外国の人でもビンゴをねらえるようにボールを投げるこつや投げる場所を正確に伝える必要性があることに気づいた。活動を通して、外国の人の気持ちや状況を考えながら英語表現や伝え方を考えるだけでなく、外国の人と交流する楽しさを味わうことができた。

 

  • 共生社会に係わる活動

5年 社会科「思いやりあふれる岡崎を 農福連携を進める小野さんの思い」

岡崎市でおのの農園を経営している小野彰之に出会った子どもたちは、小野さんが障がい者の方と協力しながら、自然栽培で野菜を作っていることを知り、どうして小野さんは農福連携を行っているのか問いをもった。子どもたちは、小野さんや他の農家さん、障がい者の事業所などに繰り返しインタビューするなかで、農福連携は、農家にとっては人手不足を解消することになり、障がい者にとっては社会に出るための練習ができる取り組みであると考えるようになった。そして、農福連携は、小野さんを取り巻くすべての人が笑顔になってほしいという願いが込められた、優しさあふれる活動であると価値を感じることができた。

来年度の活動計画

◇令和6年度の活動計画

これまで本校が大切にしてきた、生活のなかから課題を見つけ、多面的・総合的に考えながら解決し、自己を見つめていく子どもの育成を令和6年度も継続して目指していきたい。そのなかで、相互理解の精神を育む「共生教育」も、活動テーマとしてさらに進めていきたい。具体的には、愛知教育大学、附属岡崎中学校・附属特別支援学校との連携を強化し、行事での交流、授業での交流、農園での共同作業、放課の自由交流、学校行事での交流などを考えている。子どもたちだけでなく、教職員についても、研修や研究で交流を行う。また、学校行事や父母教師会の活動で保護者との連携を図る。これらの活動を通して様々な人とふれあうことで、共に生きることを学ばせたい。

過去の活動報告