所在地 | 〒989-0233 宮城県白石市小原字伊勢原道上1 |
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電話番号 | 0224-29-2027 |
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加盟年 | 2008 |
2024年度活動報告
生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等
■ ねらい
地域との協働的な活動を通して、地域の自然や人、文化や芸術とのつながりを体験し、知ることを通して、地域の現状や課題に気づき、地域の未来の姿を考えながら地域社会の一員としての自覚を高め、自ら判断しながら住みよい環境を築くために積極的に地域社会に貢献しようとする心情と態度の育成を図る。
■ 活動内容
・地域調査活動:小5~中1対象(5月~7月)
今年度は、「土」についての調査を行った。学校周辺の土を採取し、土質やそこに生きる生物についての調査を行い、学園祭で発表した。
・全校体育弓道:中学生全学年対象(5月~7月)
地元の弓道愛好会を講師に迎え、体育の武道の指導として授業を行った。また、地域の弓道大会にも参加することができた。さらに弓道部を立ち上げ県大会に出場することもできた。
・和太鼓活動 :小5~中学生全学年対象(6月~10月)
地域に点在する神社の太鼓を使用し、創作和太鼓演奏に取り組んだ。地域の和太鼓奏者を講師に迎え、オリジナルの曲を演奏した。今年度は市の姉妹都市からオーストラリアの中高生が本校に来校した。その際に和太鼓を披露したほか、オーストラリアの生徒たちに対しての体験活動を行った。
また、学園祭でも演奏を披露することができた。その他、地域の祭りでも披露する予定だったが雨天のため祭りが中止になってしまった。
・ストーンアート:小5~中学生全学年対象(10月)
学校運営協議会委員になっている地元の芸術家を講師に迎え、授業を行った。地元で産出される石を使い、石の形からイメージできるものを考え、色を塗る活動を行った。作った作品は学園祭で展示発表を行った。
・白石和紙作り:中学2年生対象(12月~2月)
白石市の伝統工芸である白石和紙の作成を行った。原料となる楮の栽培、刈り取り、皮はぎなどを行い、紙漉きや乾燥の工程を経て完成となる。
中学2年生がこの活動を行うのは、和紙で自身の卒業証書を作るためで、「世界で一つだけの卒業証書」を作ることは、自己効力感の醸成につながる。
来年度の活動計画
■ 活動計画
・地域調査活動(5月~7月)
・全校体育弓道(5月~7月)
・和太鼓演奏(6月~11月)
・ストーンアート(10月)
・白石和紙作り(12月~2月)
・防災講話(9月):新規活動
東日本大震災から14年が経過し、改めて防災意識の向上に取り組んでいく
ために企画している。地域に震災遺構として残る施設に勤めていた方を講師
に迎え、震災の様子や災害への備えについて話をしていただく予定である。
■ 成果
本校は、少人数の学校であり、表現力に課題があった。この活動を通して、地
域を知り、地域とつながることで、地域の人と親しくなり話が弾む関係が出来
上がってきており、コミュニケーション能力の向上がみられた。また、生徒の
中には、自ら進んで、この活動を少年の主張で発表し、多くの人の前で発表す
ることができ、表現力が大きく伸びた生徒もいた。今後もこうした地域との関
係を大切にしながら地域貢献できる生徒の育成に努めていきたい。