2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は,「小原科」と銘を打ち,SDGsの理解と推進に向けた学習を教科横断的・地域協働的に取り組んだ。具体的には以下の通りである。
(1)白石和紙つくり
市の伝統工芸である「白石和紙」の作成である。原料となる楮(こうぞ)の栽培から始め,刈取り,皮はぎなどを行い,紙漉き,乾燥の行程を経て完成させた。でき上った和紙は,来年度の卒業証書に使用する。“世界でただ一つの卒業証書”は,生徒にとって思い出に残るとともに自己効力感の象徴でもある。
(2)体育科における弓道
小原地区には数百年前から伝わる伝統行事「百矢納め」があり,地域の伝統文化の理解と継承をテーマとして,保健体育科の武道の授業において,弓道を取り入れている。地域の愛好会を講師として迎え,地域の歴史にもふれなが学習に取り組んだ。
(3)和太鼓演奏
地域に点在する神社のそれぞれの太鼓を使用し,創作和太鼓の演奏に取り組んだ。地域の和太鼓奏者を講師に迎え,本校または小原地区をイメージした曲を児童生徒が作成したものである。文化祭はもとより,地区の伝統的な例祭において演奏するなど会の運営に参画した。
(4)「水・土・森林」等の地域環境の調査
持続可能な自然環境環の在り方をテーマとしし,地区の自然環境調査に取り組んだ。今年度は「水」をテーマとして,水源地調査や水質調査,水生昆虫や植物などについて調査し,学園祭で発表した。また,第14期ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト「助成校オンライン活動発表会」でも発表し,参加校の中高校生との意見交換で学習を深めた。

来年度の活動計画

(1)白石和紙つくり
12月中旬~2月下旬で3時間の活動を4回実施
(2)弓道
9月~10月下旬の保健体育の授業において1回2時間の授業を5回(計10時間)実施
(3)和太鼓演奏
7月より10月下旬まで,1回2時間の練習を10回(計20時間)実施
(4)地域環境の調査
6月下旬より1回2時間の授業を4回(計8時間)実施