所在地 | 〒939-2184 富山市楡原405 |
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電話番号 | 076-485-2014 |
ホームページ | https://swa.toyama-city-ed.jp/nirehara-j/ |
加盟年 | 2017 |
2023年度活動報告
生物多様性, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費
本校は、ユネスコスクールの認定を受けて7年目になる。学校教育目標「知性豊かな人間の育成・愛情に満ちた人間の育成・実践力に富んだ人間の育成」を掲げ、ユネスコスクールとしての取組を進めている。「総合的な学習の時間」を中心に、地域を基盤とした学習「持続可能な開発のための教育(ESD)」を推し進めるとともに、生徒会活動を大切にし、生徒一人一人の実践力を高め、「地域人」としての自覚や責任ある態度を育成し、併設する神通碧小学校と共にESDの文化を育んでいる。
①「SDGs17の目標」を意識した学習活動
SDGsについて外部講師をファシリテーターとして招き、全校合同で体験を通した学びを深め、それぞれの探究課題を設定した。1学年は「神通峡地域の魅力を探る」、2年生は「住み続けられる町づくり」、3年生は「環境や戦争・歴史を学び、平和を考える」といった学年テーマを掲げ、フィールドワークを行い、探究したことを小中合同の学習発表会で小学生・保護者・地域住民に向けて発表した。
②地域とのつながりのある活動
7月の「平和の鐘を鳴らそうin上行寺」では、自主的にボランティアに参加するとともに、G7富山・金沢教育大臣会合「富山・金沢こどもサミット」で協議した「住みよい地域を築くために」を代表生徒が発表し、続いて世界の平和を祈って詩の朗読を行った。また、小中合同で、6月には恒例の「地域清掃活動」として地区にあるJR楡原駅と地域のプール清掃を行い、1月には地域の森林公園で自治会連合会と協力して、地域の魅力を発信する活動に取り組み、地域を思い、自分達でできることを実践する意欲を高めた。
③生徒会執行部を中心とした生徒会活動
「全校・食品ロス削減チャレンジ」、「書き損じハガキの回収」、「歯ブラシ回収プログラム」を実践し、そうした活動を含むSDGsに関わる取組を「楡中SDGsパスポート」に記録した。「楡中SDGsパスポート」のポイント(楡原中オリジナル「エルム」ポイント)については、執行部で毎年見直しを行い、SDGsを意識した日常活動の向上を図った。
来年度の活動計画
次年度も「地域貢献」を掲げ、総合的な学習の時間を中心に、教科横断的にESDを進めていく。1年生は「身近なSDGsと私たちの関わり」としてSDGsについて学び、地域の魅力や課題を調べ、地域貢献を提案する。2年生は「住み続けられる町づくり」をテーマに本地域と他地域や他県を比較調査するフィールドワークを行う。3年生は世界的な視座をもち、環境や平和・人権問題など、今日的な課題を考えることを通して持続可能な地域づくりを学ぶ。また、小中合同で行う地域施設の環境整備や、生徒会が中心となって行っている活動(「書き損じハガキの回収」「平和の鐘を鳴らそう」等)にも、NPO団体等と連携しながら積極的に取り組んでいく。中学校が拠点となり、ESDの文化を醸成したい。