• えひめけんりつにいはまみなみこうとうがっこう
  • 愛媛県立新居浜南高等学校

  • Ehime Prefectural Niihama South High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

所在地 〒792-0836 愛媛県新居浜市篠場町1-32
電話番号 0897-43-6191
ホームページ https://niihamaminami-h.esnet.ed.jp/
加盟年 2010

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

愛媛県立新居浜南高等学校JICA地域理解研修
【JICA四国と連携した「地域理解研修」】
本校は、「磨け個性、社会のために Challenge!いったれ!!南高」を重点努力目標として、ESDを「持続発展可能な地域づくりのための人材育成」と捉え、ESDの実践・SDGsによる実践目標の明確化を通して、持続可能な開発に関する価値観、体系的な思考力、データや情報の分析能力、コミュニケーション能力、リーダーシップの育成を目標とした。
具体的には、郷土の礎となった別子銅山を教育資源として活用し、世界遺産や地域の文化財等に関する教育、環境教育、国際理解教育、まちづくりに関する教育を柱に、①別子銅山の近代化産業遺産の保存活用に係る活動、②国天然記念物ツガザクラの保護活動に係る活動、③グローカル教育に係る活動、④子ども食堂に係る活動を行った。
今年度は新型コロナウィルス感染症が5類に移行したことにより活動が徐々に活発化してきた。
①別子銅山の近代化産業遺産の保存活用に係る活動
小中学校のふるさと学習における出前授業を小学校(児童センター所属のジュニアリーダー4年生から6年生)34名、中学校のべ7校(483名)で行った。
地域共創系列3年次生が市主催の政策アイデアコンテストでSDGs推進を目指したまちづくり観光ツアーを提案し優秀賞を受賞、行政や地元企業等と協働して実践した。
一般財団法人産業遺産国民会議との包括連携協定を結び、産業遺産情報センターでの世界遺産研修、本校への産業遺産学会の理事長を招聘し、PTAや地域住民を交えた特別講演を行った。さらには、同会議の支援を得て、栃木県の足尾銅山への現地研修も行った。その際には栃木県立日光明峰高等学校を訪問してお互いの取組などを発表するなど生徒間交流を行った。
②国天然記念物ツガザクラの保護活動に係る活動
今年は地元登山愛好家「憧山会」、市職員、卒業生等と合同で、春季と秋季の2回の活動が行えた。また、自然保護を呼び掛ける啓発カードを共同作成し、登山客に配布した。地元新聞やテレビで活動の様子が報道された。のべ43名の関係者が参加した。
③グローカル教育に係る活動
JICA愛媛デスクと連携し「同じ地球市民として」と題しての校内人権・同和教育講演会を行った。
市国際交流協会と連携して多彩な講師を招き、「共生の地域づくり」「異文化交流」などをテーマに講演を行った。
JICA四国と連携し「地域理解研修」として四国の大学に在籍する開発途上国の研修生(12か国12名)に別子銅山の観光ガイドや銅の折り鶴づくりなどの交流を英語で行った。
新居浜市と連携してマレーシアのバドミントンチームと日本やマレーシアの昔遊びなどで交流を行った。
④子ども食堂に係る活動
3年次生の総合的な探究の時間「ライフスタディⅡ(課題研究)」のテーマとして取り組んだ。ユネスコ委員会を通じてボランティア参加を呼び掛け、その活動の輪が校内に広がり、のべ99名が参加した。

来年度の活動計画

①別子銅山の近代化産業遺産の保存活用に係る活動
小中さらには高校との連携を広げながら活動を深化させる。
「第1回全国金銀銅中高生サミット」のオンライン会議を行い、全国の産業遺産を学ぶ生徒同士の学びの絆を創造する。
②国天然記念物ツガザクラの保護活動に係る活動
保護活動の関係人口を増やすための活動を促進する。
③グローカル教育に係る活動
行政との連携を深め、市内在住外国人へのPRを図るイベントを実践する。
④子ども食堂に係る活動
活動内容の充実と高校生がより関わりを深められる工夫を重ねる。
今後は、これらの絆を校内外共にさらに深めていく中で、地域課題を発見し、解決を図るためのアイデアの創造と実践に努め、魅力ある持続可能な学校・地域づくりを推進していく。

過去の活動報告