- いばらきけんりつなみきちゅうとうきょういくがっこう
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茨城県立並木中等教育学校
- Ibaraki Prefectural Namiki Secondary School
- 種別中等教育学校または中高一貫校等 地区関東地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒305-0044 茨城県つくば市並木4-5-1 |
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電話番号 | 029-851-1346 |
ホームページ | http://www.namiki-cs.ibk.ed.jp/ |
加盟年 | 2009 |
2023年度活動報告
生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困
本校は、中高一貫教育の中で、「持続可能な明るい社会を担う国際貢献マインドを持ったグローバルエリートの育成」を目標に掲げている。今年度も、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、持続可能な開発に関する価値観や論理的な思考力、独創的発想力などの向上を育成し、グローバルリーダーに必要な意識の醸成を目標とした。
- 地球市民および平和と非暴力の文化
国際女性デーを広く知ってもらう活動を生徒が企画したり、国際平和デーに向けて「平和」をテーマにした英語詩を授業で作成したりした。「国際デー」という枠組みがあることで、その日が特別な1日となり、国際的な課題に対する生徒一人一人の関心を高めた。
- 持続可能な開発および持続可能なライフスタイル
サイエンスカフェ(科学教育講座)では、つくば市にある研究所や筑波大学の講師から話を聞くことができた。例えば、人工光合成による新エネルギーの開発やベジミートの開発についての座談会、霞ヶ浦の水質調査、樹木体験、バイオマス発電所の見学などのフィールドワークを行った。どの講座にも大変関心の高い生徒が集まり、課題解決の方法を考え話し合い、SDGsへの関心意欲をより高めた。
生徒が自ら立ち上げたプロジェクト活動も継続している。フードドライブの開催やペットボトルキャップなどの回収、フェアトレード商品などの販売による募金活動も行った。その他、献血、院内学級との交流、ビーチクリーン活動なども実施し、生徒の環境や貧困問題、医療への関心の高まりが伺えた。
- 異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重
国際交流協会や内閣府国際教育プログラムによる国際理解講座、駐日EU代表主催「EUがやってくる」の実施、インドネシアやベトナムなどからの留学生や地域人材を活用したグローバルカフェ(異文化理解講座)を開催した。また、外国人研究者による発表や国際医療協力ボランティアの体験談を聞いたり、日本アセアンセンターや国連大学などへの見学も行ったりした。多岐にわたる文化に触れ、世界を知り、語ることで、関心意欲の向上、寛容な国際理解の深化につながった。
来年度の活動計画
今年同様に、つくば市内にある研究所や大学、企業のご協力を得て、サイエンスカフェを実施する予定でいる。また、同様に地域人材や国際教育を推進している協会の支援をいただき、グローバルカフェも実施する予定である。
12月から3月にすでに計画されているものは、筑波市内のインターナショナルスクールとの交流、こども食堂でのクリスマス工作、JICAの支援を得て、ジョージアについての講演及び同国の中高生とのオンライン交流、東京証券取引所見学、モンゴルの中高生との交流、姉妹校とのオンライン交流、校内模擬国連、エキスポセンターとの共同企画で進めているプラネタリウムプロジェクトを実施予定である。
来年度は、EDSや科学教育、異文化理解教育を発信の面からもさらに推進するために、ユネスコスクール間の交流を実施できるよう計画をしたい。