2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, 貧困

①SSH事業とリンクをさせた国際理解教育をさらに充実させる活動では、英語科と他教科のクロスカリキュラム実施やICT活用,アクティブ・ラーニング等で積極的な学習活動を行い、生徒たちの主体的な地球市民の意識を醸成した。

② キャリア教育の視点や,外部機関(JICA・土木研究所・産業技術総合研究所・企業等)との連携を踏まえて,各年次に最もふさわしい国際理解教育に関わる行事を選択し,当該年次に提示する活動では、SDGsについて深く学び、学校内の核となる生徒を育成するためにJICA主催の「高校生国際協力実体験プログラム」に参加させた。また、土木研究所主催の「アイチャーム」では、発展途上国から研修に来ている若い研究者たちが「水の問題」についての発表を英語で行い、本校の英語部と科学研究部の生徒がその発表を聞きに行った。

③ 海外から本校への訪問の受け入れでは、SSH事業の関連で、インドの優秀な高校生たちを本校に招き、日印の文化交流を行うとともに、日本文化の交流を実施した。また、本校4年次生徒130名がニュージーランドの姉妹校を訪問。また、その姉妹校からの留学生を16名受けいれた。

  また、SDGsを解決するようなグローバルリーダーの意識を醸成するべく、優秀な生徒にUWC(ユナイテッドワールドカレッジ)奨学生受験を勧め合格させるとともに、その他AFS交換留学生としてインドとフランスに1名ずつ派遣した。また、アメリカから一年間の交換留学生を受け入れた。

④ ユネスコスクールの役割及びESD教育の意義などについて文化祭などを通じて生徒,職員を啓発し,普及を図る活動では、②のJICA行事に参加した国際教育の核となる生徒たちが「子どもの貧困」について、世界と日本の問題について文化祭で発表した。

⑥アジアの中で驚異的な発展を続けるベトナムへの修学旅行を来年度から始めるために、平和について英語科や社会科での学習を強化した。

来年度の活動計画

本校はユネスコスクール認定10年目に入る。2030年までに達成しなくてはならない「SDGs」の17のゴールについて、中等1年次から6年次までの学習活動はもとより、特別活動・総合的な学習の時間・各年次の宿泊学習においてたえず意識しながら教育活動を行う予定である。

具体的には、国連の17のゴールに関する各アイコンを、各教科の授業でどのゴールとリンクするか黒板に提示し、生徒がその授業がどのゴールと関連しているか可視化できるようにしたい。

また、各講演会で気候変動・エネルギー・貧困等々、各講演のテーマをSDGsのテーマから選ぶようにしたい。